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狼と香辛料 令和6年新アニメ 19話『見えざる神の手と見えざる狼の心』 感想

狼と香辛料19話見えざる神の手と見えざる狼の心感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、原作:支倉凍砂、総監督:高橋丈夫 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』、狼と香辛料 令和6年新アニメ 19話『見えざる神の手と見えざる狼の心』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

19話『見えざる神の手と見えざる狼の心』

黄鉄鉱を待つロレンス

一週お休みを挟み、ホロの意味深なシーンからちょっともどかしいからスタートとなった今回。アマーティとの勝負に勝つためには、黄鉄鉱を暴落させる必要があり、そのためには売りの呼び水となるそれなりの量の黄鉄鉱を手に入れておく必要がありました。前回、ディアナさんへ伝手により黄鉄鉱を変えるよう頼んでいたロレンス、その連絡を待つ間も黄鉄鉱の値段は上がり続ける。そんな中で、あたふたするロレンスが今回の話の中心となりました。

黄鉄鉱の価格を暴落させるために、売りに出すための黄鉄鉱が来るのをひたすらに待つロレンスでしたが、一向に連絡はない。仕方なく、手持ちで集められていた黄鉄鉱を売りに出しても、更にそれを上回る買いが来てしまうことで、値段は下がるどころか上がり続けてしまうというピンチ。

更に追い打ちをかけるように、のディアナさんに頼んでいた黄鉄鉱の購入まで失敗とまさに絶体絶命のピンチ。心折れてしまったロレンス。しかし、共に事に当たっていた弟子の言葉により奮起、ホロの意図を希望的にとらえ行動に移したことで、最後の最後裏で黄鉄鉱を買い付けてくれていたホロも売りに参加。一気に売りに流れが傾き、黄鉄鉱の価格は暴落。アマーティは大損、結果的に勝負はロレンスの勝ちとなりました。

そもそもすべてはホロの考え

ディアナさんに黄鉄鉱を先に買いに来ていた人物というのがそもそもホロで、以前の話に合った白い羽合言葉に合わせた、白い羽を頭につけていたのも、そのことをアピールをしていたからだったとわかる。

その後のエピソードでは、何やらマーティに言われており怒っていた様子で、そちらもありそもそもホロはロレンスに協力するつもりで動き続けていたことがわかる。今回の話、最初からホロの気持ちはロレンスの側にあったのに、それに気づくことができていなかったことで、ロレンスがひたすらにから回り続けていたエピソードといった感じでした。

しかし、以前の話であったように、ロレンスにとってホロが本当に大切であるという事に気付き、それが素で自分の手に内にあるということにまで改めて自覚させるという意味では、二人の関係を進めるために必要なお話だったのかもしれません。

全て終わって二人での答え合わせのでは、相変わらずいまいち相手を信じ切れていなかったロレンスにちょっと怒っていたホロでしたが、神と人が結ばれた話はあったのですか、という質問まで裏にいたホロに聞かれていたようで、どちらかというと上機嫌。口では怒っていますが、なんだかんだ尻尾を振っていたりと楽しそうにしている印象が残る。ロレンスがホロを信じ切れない故に、一波乱ありましたが、結果的には二人の絆が深まるお話となりました。

既に互いの気持ちが向き合っている二人の間に挟まろうと下とは言え、ある意味ロレンスとホロの関係が進むダシにされ、お金もそれなりに持っていかれてしまったアマーティ―は、なかなかにかわいそう。彼からすると、今回のホロとの件は、女性絡みのトラウマになってしまいそうなエピソードでした。

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