2024年2月4日より放送開始したプリキュアシリーズの21作目の作品『わんだふるぷりきゅあ!』29話『はじめましてニコ様!』の感想記事です。「みんなかよし!わんだふる!」を決め台詞としたプリキュアシリーズ初、飼い犬が主人公となる作品です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
29話『はじめましてニコ様!』
ニコ様の復活
前回から何やら光復活の予兆を見せていたニコ様ですが、今回改めて早朝に卵が輝く。アニマルタウンの動物たちもその復活を察しているようでした。これに関しては、今回の話の中で、ニコ様がガルガルになりかけた動物たちを卵にしたという話がありましたし、動物がこれまでのガルガル復活を察するのと同じ感じだったのか、はたまたニコ様が特別だったがゆえにそれを察したのか、ともあれやはりすべての動物にとって重要な存在であることがよくわかりました。
チラッと予告で見えていたニコ様、やはりその名前のニコというのは、ユニコーンからとっているものだったようで、唯一無二のダイヤモンドユニコーンであることが語られる。ニコガーデンの主で、額に角を持ち、最初のセリフは「はじめしてニッコでーす!」と非常に軽い感じでちょっと意外。
そもそも幼い妖精の姿をしているのは、生まれ直したがゆえに子供になってしまったという事なのかと思っていましたが、何やらメエメエへの態度を見るに単に力を失い卵に戻っていたものが、元に戻っただけだった様子。
色々な人間にニコガーデンの件を話してしまったり、緊急用のトランクを人間に渡してしまったことについて問い詰められている様は、ちょっとかわいそう。これまで、やたらうるさくダメエ、ダメエと言っていたのも、厳しくニコ様に止められていたからだったのかもしれません。しかし、その裏でその光景もきっちりいろはの両親に見られているのにはちょっと笑ってしまう。
ニコガーデンに戻ったニコ様は、大規模なお出迎えで迎え入れられる。何やらアイドルのような扱いを受けているニコ様がついに復活となりました。
動き出すガオウ
ニコ様の復活に合わせ、ニコガーデンに何が起きガルガルが生まれてしまったのかというエピソードも語られる。
何やら以前から影を見せていた狼のガオウによる闇の力により、ニコアニマルたちがガルガルにされそうになった際に、ニコ様が卵に戻すという対応を取ったのがその理由だった様子。しかし、ニコ様の力が足りず卵に戻すのではなく、ガルガルの卵となり飛び散ってしまったというのが、ガルガル誕生の理由だったようです。
ニコ様の復活を察し、更にガルガル達が一向に人間を苦しめていないことに疑問を持ったガオウは、ついに遠吠え神社から動き始める。とはいえ、まだ力の戻っていないガオウは、自分のかつての仲間の狼を呼び出し戦わせる。今回登場した、ザクロとトラメはその二匹の狼が人の姿をもったものでした。
自分たちを滅ぼした人間への復讐を誓った狼の群れ、人に変われるコムギに対しては、どうして人間なんかと一緒にいるんだという疑問の言葉を告げる。
ガオウの力を受けて力を増したガルガルは、ガオガオーンへと姿を変え、これまでの浄化技も一切受け付けないという対処のしようがない状態に。しかし、それ以上にいろはは、自分たち人間が狼を滅ぼしたという事実、そんな人間である自分が狼たちに仲良くしようという事ができるのかという事に悩まされる。変身解除に追い込まれた四人は、ガオウの呼び出しが重なりひとまず見逃されることに。
本作において、狼という存在が出たあたりからいつかは来るだろうと思われていた、人間を直接憎む狼たちに対してどのようにいろは達が接していくのか、今後の展開が気になる終わりとなりました。このあたりは、動物自体がプリキュアになっていることの理由にもなるのかなという気もします。
29話 わんだふるなキャッスル
次回は、ニコ様の力を得てガオガオーンの浄化に向かうお話となりそうです。とはいえ、やはりどちらかというといろは自身がどのように気持ちを立て直すかという点が重要なお話となりそう。人を憎む狼たちに対して、どのように今後接していくのか。
そういえば、今回少し気になったのは、あれほど人間を嫌っている狼たちが、どうして人の姿を取っているのかということ。このあたりにも、何か理由があったりするのでしょうか。
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