2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督：中澤祥次郎、プロデューサー：久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
26話感想『宇宙の秘密』
内藤さんと常槍本部長の関係？
今回は、いよいよ3rdラップスタートという事で、キャラクターの再紹介も含めたお話といった感じのエピソードでした。予告を見ていた感じでは、てっきり総集編＋ちょこっと新エピソードなのかなと思っていましたが、実際見てみると思った以上に色々と話が進むお話でした。
今回特に印象に残ったのは、大也の恩師でもある内藤に絡むエピソード。今回再び大也に運び屋としての仕事を依頼していた内藤さん、中身は極秘の荷物を総合理化学研究所へと運ぶことに。信頼しているんだな、というシャーシロの言葉に、「うん」という大也の答えでOPに入っていく様は、どことなく不穏さを感じさせていました。
特にその後出番もなく、少し気にしすぎかなと考えてみていたのですが、ラストでまさかの再登場。今回初登場となり、何やら前回のキャノンボーグの居場所を独自の筋から入手していたというISAの常槍本部長の元に向かう姿が映りこむ。
更に今回のラストに登場したディスレースなる新幹部が、今回内藤さんが依頼を出した荷物を強奪しているというのも、気になるポイント。ハシリヤンがわざわざ奪いにいったという事を考えると、ハシリヤン側に都合の悪い何かと言う事が考えられますが、そのあたりを考えるとハシリヤンに対抗できる技術を研究していたという事になるのでしょうか。
ただ、キャノンボーグの情報源が不明な常槍本部長との絡みや、本部長の大也に対する意味深な言葉を考えると、むしろハシリヤンと繋がっていたのが内藤さんだったという可能性もあるのかも。ハシリヤン側の技術を奪い極秘に研究していたがゆえに、ディスレースがその技術を回収に来たなんて筋もあるのかもしれません。
これまでも多くの出番があり、大也が信頼を寄せる人物として描かれてきた内藤さんの意外な一面。これからの大也に対する試練となりそうです。
玄蕃の秘密
そして、今回もう一つ大きく話が動いたのはブンオレンジこと、調達屋玄蕃に関するエピソード。
今回リミテッドエディションで再登場となったトイレの苦魔獣が使う本音を語らせる水の攻撃。玄蕃はそれをすべてかわしていたり、当たるのを嫌がるような発言をしていたのも、彼自身が何かを隠していることを描いているようでした。
何時も余裕があり、謎多き人物として描かれていた彼ですが、今回初めてその感情を大きく揺さぶらせている姿が描かれる。彼が怒りのような感情を向けた相手は、今回初登場のハシリヤン幹部、ディスレース。その姿を見た瞬間、すさまじい勢いでとびかかる玄蕃は、これまでになく感情を向きだ出しにしており、彼とディスレースとの深い因縁を感じさせてきました。
何やら、次回予告ではブンブンジャーから現場が離れていく姿が描かれる。単に敵として対するだけならばみんなと協力してもよいところを、一人で戦おうとするのにはどのような理由があるのか。今後の玄蕃の行動と、彼の過去が気になるエピソードとなりました。
次回27話 甘くない過去
玄蕃と大也に大きく焦点が足りそうな3rdラップがいよいよスタート。大也の恩師内藤さんの秘密や、なぜハシリヤンが極秘の届け物を奪ったのか、玄蕃とディスレースとの関係、改めて妙にピックアップされ始めたマッドレックスなど、色々と気になる要素を見せつけながら新たなお話のスタートとなりそうです。
コメント