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腕木通信による暗号 漫画名探偵コナン 最新FILE1131「鉛色の中日」感想・考察・推理【週刊少年サンデー2024年40号】

名探偵コナン FILE1131「鉛色の中日」感想・考察 エンタメ
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2024年8月28日配信開始、週刊少年サンデー2024年40号に連載された名探偵コナン新シリーズの3話 『鉛色の中日』の感想・考察記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年40号
探偵コナン FILE1131「鉛色の中日」が掲載された週刊少年サンデー。

FILE1131「鉛色の中日」

今回のメッセージの謎

前回ラストに起きた、垣脇さんの事件、今回冒頭に懐に入っていたスマホに既に傀儡の悪魔のメッセージが入力済みという事が明かされましたが、これはよく考えてみるといまいちよくわからない状況。

落下した時点でメッセージが入力されたスマホが垣脇さんの懐にあったとするなら、このメッセージは垣脇さんが書いたものと考えるのが自然。この可能性もありますが、殺される人物がメッセージを書き懐にしまっておくというのは意味がわからない。となると、殺害後、犯人が懐に忍ばせたという可能性がでてきますが、落下からすぐに皆で様子を見に行っている事を考えると、そんなタイミングはどこにもなさそう。やはり、死亡したタイミングに何か偽装があるのではないかと考えさせる展開。

垣脇さんの死亡はいつなのか?

垣脇さんが皆が音を聞いたタイミングで落ちた、もしくは、既に死んでいた死体を落とし音も偽装した、既に死体は下にあり死んでいたため、音だけを偽装したといった可能性が考えられるか。

垣脇さんが、生きたまま何らかの方法で拘束されており、落としたという可能性については、流石にその状況なら声を出されてバレたりしそうですし、既に死んでいたという方がありそう。

またカーテンで落下のシーンは見せず音だけが聞こえるようにしていたあたり、音だけを偽装したが一番ありそうですが、叫び声は段々落下していき地面に落ちた音も下から聞こえたとのことで、単に部屋やベランダで録音を鳴らしたわけではないことが語られる。

ありそうなのは、スマホか何かを音を鳴らしながら下に落とし、後でバレないように回収したといった感じの事でしょうか。前回の庵坂さんの眠っていた仮眠室を改めて見てみると、ベランダの扉の左側がわずかに開いているようにも見え、庵坂さんもベッドに入ってこそいたものの、見えているのは口元だけということで、何かしらベッドの下でベランダに行動を起こすことは可能だったようにも思えます。

ポーズに関してもあらかじめ下に死体があれば先に取らせておくことも可能そうですが、それはそれでこのアリバイ工作中の途中で、死体を下で見られたらご破算となるとちょっと厳しいかも?

長窪さんの事件

今回落下した長窪さんですが、これまでの2件と比べると比較的想像しやすそうな状況に思える。

テスリのアップのページを見てみると、何やら細工がされているようにも見えますし、庵坂さんがわざわざ煙草をくわえて部屋を出て行ったのは、ベランダの喫煙所に長窪さんを誘導する狙いがあったようにも思える。今回は一人一人に警察がついていたということもあり、直接何かをすることもできそうにないので、テスリに細工をしておき背中からもたれかからせた拍子に落下させたというのがありそう。

問題は、どのように背中からもたれかからせたのかと、手信号のポーズを取らせたのかというあたり。この辺は、次回の現場の説明パートでヒントが出るのかもしれません。

今回の事件の起きたタイミングが屋上で倉石さんが自殺騒動を起こしたタイミングと一致していたことを考えると、倉石さんが上で騒ぎを起こし上を除きこませたことで、背中から落下させるなんてこともできたのかもしれませんが、そもそも、一度気絶騒動で外に出ていたことを考えるとそもそもベランダへの誘導ができませんし難しそう。

むしろ、外におりベランダにいる長窪とも目視で交流を取れそうな庵坂さんの方が可能性は高いのかも。上に何かあるように体で見せかければ、それを確認しようと長窪さんが上を見るために背中からテスリにもたれかからせる、その体重で落下なんてことはできるかもしれません。

とはいえ、それはそれとして残るのはポーズの謎。犯行のタイミングで側にいた庵坂さんならポーズを変えることぐらいはできたかもしれませんが、今回は警察が一人一人に張り付いていたこともありちょっと無理があるか?

さらに、長窪さんの死体の左腕には血の跡もついており、落ちた時点でそのポーズをとっていたことがわかります。そうなると、下から上を見させる際に、何らかのポーズをさせる誘導があったのかもしれませんが、はっきりとはわかりません。

なぜ長窪さんが殺されたのか?

そういえば、そもそも長窪さんがなぜ殺されたのかというのもちょっとわからないまま。最初の事件時、庵坂さんが下にいた件を知っていた長窪さん、そこで何かに気付き脅しをかけた故に殺されたなんてことはあるのかも。

そういえば、地味に今回の事件の被害者には共通点として、ポニーテールというか、後ろ髪が伸びている人というところがあることに気付く。

前回の話では、最初は神を丸めていた垣脇さんが役の交代で、途中からポニーテールに変わっている。

後ろ人物が狙われるというのはトリックにもつながる要素だと考え、この流れで進めると、予告に残された最後の犠牲者候補は、同じくポニーテールの和葉なんてこともあるのかもしれません。犯人が和葉を狙って最後の犯行に及ぼうとするタイミングで、追い詰められるなんて話の流れとしてはありそうな気がします。

とはいえ、後ろ髪のある人物を狙っているとするには、理由もさっぱりわかりませんし、この辺は今のところ正直憶測としかいいようがなさそうかも。

前回の吉浦さんの意味深な発言

前回の吉浦さんが自分が平一役に繰り上がると意味深に話していた件は、少し気になっていましたが、今回体調が悪そうな庵坂さんの様子を意味深に見ていたのを見るに、庵坂さんが劇ができる状況ではないことを察していたからというのがありそうです。

そうなると、今回の事件にはやはり絡んでおらず、単におなかの調子が悪かっただけという事になるのかもしれません。

しかし、この庵坂さんの体調不良の方は、何かしら事件に絡んでいそうな気がする。倉石さんとは親し気な庵坂さん、体調不良により自分の最後の舞台となりそうなこの舞台、ヒロインに彼女を置きたかったが故の犯行なんてこともあるのかもしれません。

腕木通信

これまでの事件の被害者がとっていたポーズが、腕木通信を表していたことが今回示される。

今回までの事件では E V I と順に文字が刻まれており、更に被害者を出そうとしていることから、最後の一文字がLとなり EVIL(悪魔)となるのではないか推測されることに。

服部はEVILを悪魔と読み取りましたが、ちょっと力技な解釈な気がして違和感が残る。色々考えてみて少し思ったのは、このEVIL 逆から読むと LIVE となるという事。LIVEであれば、今回自殺を図ろうとするほど思い悩んでいる倉石さんに対するメッセージともとらえられなくもないような気がする。体の調子がおかしそうな庵坂さん、事件で倉石さんに絡む何らかの問題を解消し、生きろというメッセージを伝えようとしているのかもしれないなと思うものの、殺人事件を絡めてメッセージを伝える意味が解らないのでかなり無理やりな解釈だなとも思います。

服部と和葉の恋の行方は?

さて、今回は服部と和葉の大阪ラブストーリーも裏で進行中。今回は服部からのアタックが若干ありましたが、和葉ちゃん全然察しない。この二人片方動き出そうとするともう一方はとことん鈍くなるあたりは、本当にそっくりだなとなる。ある意味、お互い自分から行くしかないと覚悟決めてるが故のすれ違いなのかなとも思ってしまい、ちょっと笑ってしまいました。

何やらタワーでの告白は雲行きや工事により厳しそうになっていますが、このあたりは無理だろうと見せかけてるからこそ、ラストで幸運が舞い込むなんてこともありそうで何とも言い難い。

むしろ、ちょっと気になったのは、今回意味深に和葉ちゃんのお母さんの話が出されたところ。いざ告白といったタイミングでお母さんが登場、台無しとかはありそうな気もしますが果たしてどうなるでしょうか。

全5話となりそうなこのシリーズ、来週あたり色々決め手になることが起きそうな気がします。

名探偵コナン 102巻
今回の事件にも絡む株本さんが被害者となる『甘い罠』エピソードが収録されています。

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