2024年7月6日に放送開始した円谷プロダクション、監督:辻本貴則による製作の2024年の新ウルトラマン『ウルトラマンアーク』。第8話『インターネット・カネゴン』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
8話『インターネット・カネゴン』感想
今週のウルトラマンアークは、カネゴン登場回。星元市の地方電子通貨『ホシペイ』と、それに関連した動画投稿サービスを中心に、とんでもない人気を誇る配信者カネゴンにお金が集まってしまった結果、色々な問題が起きてしまうというエピソード。
今回のカネゴンはAIが作り上げた存在とのことで、ライブ配信のトップユーザー。放送直後の登場シーンは、一瞬何かCMが始まったのかと思いましたが、まさにカネゴンのライブ配信となっており、声も相まってなかなかにかわいい雰囲気を出していました。
今回のカネゴンは、AIが作り上げたキャラクターという事で、現実の空間には存在せず倒せばよいというわけではない。お金をため込んでしまう事が問題のカネゴンに、お金を使うという思考を学習させるというのが今回の目的。ウルトラマンアークは、その作戦遂行中の事故に対応すべく登場するも、電子空間に連れ去られてしまいカネゴンと戦う事に。さりげなく、アークを宇宙船の電子空間に取り込む力を持っていたあたり、現実の方にも干渉できそうでちょっと怖いですね。
しかし、相手のホームグラウンドでの戦いだったり、妙に緩いノリだったりが合わさったせいか、ウルトラマンアークもなかなかに苦戦。今回は電子空間での戦いという事で、まさかのユピーが援軍として登場し、学習データである薬を持って来てくれる。
しかし、その学習データを不味いと吐き出してしまうカネゴンに対して、アークはルーナアーマーの盾をお金に見立てて薬を投入、そのまま食べさせる。最後は薬の効果で、カネゴンが吐き出した、ため込んだお金の上をサーフィンしながらだるまを抱いたアークでフィニッシュと、書いていても何を言っているのかよくわからなくなる独特のエピソードが展開。
お金の話が題材という事で、合間にお金の仕組みをシンプルに解説したりといった事を挟みつつも、全体的にコミカルな流れで通していてなかなか面白いお話でした。
電子空間でのトラブルに飛び込んで対処というあたりは、ちょっとグリッドマンっぽさもあった気もします。
テンションがおかしい石堂さん
SKIP事務所でも節約活動開始とのことで、コーヒーを1日三杯に制限されていたせいか、今回はいつにもましてテンションがおかしい石堂さんの姿が見られました。しかし、石堂さんは一日三杯でもコーヒーを我慢しているとのことで、彼のコーヒー好きっぷりがいつも以上によくわかる。
今回の石堂さんはユウマを巻き込み節約への対策のために、アルファとオメガなる二人組での配信を開始し投げ銭を目当てに頑張りまくる。どちらかというとテンションおかしい回の方が多い彼ですが、今回はいつにもましてハイテンション。まさかのSKIP公認での配信を開始しようとするなどやりたい放題に頑張っていました。
最終的にはそれなりに視聴者を確保することにも成功した様子の二人。いまいち乗り気じゃないユウマも面白さに拍車をかけていました。
そんな石堂さんでしたが、ラストではその欲深さのせいか配信の姿がカネゴンになってしまうというオチが訪れ、少し笑ってしまいました。
次回 さよなら、リン
次回は、リンがメインのエピソードとなりそう。何やら彼女の恩師に対する怪獣の細胞を横流し疑惑に関するお話とのことです。
所長の恩師のエピソードは、まっすぐなラストとなりましたが、次回のサブタイトルはさよなら、リンと少し寂し気な空気を纏わせているあたり、少しビターなエピソードとなるのかもしれません。
見逃し・配信情報
Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。
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