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真夜中ぱんチ 9話『お帰り。ここが今からあんたの実家だ!』 感想

アニメ
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2024年夏より放送開始の作品、P.A.WORKS、監督:本間 修によるオリジナル作品『真夜中ぱんチ』の9話『お帰り。ここが今からあんたの実家だ!』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

9話『お帰り。ここが今からあんたの実家だ!』

真咲のいない動画制作

前回の予告にて何やら真咲にそっくりな子がちらっと映っており何事かと思っていましたが、今回は突然真咲の妹が登場。真咲の母が盲腸で入院という事で家に戻った真咲が妹と再会、更にはそこに真夜中ぱンチの面々も集まってきててんやわんやといった感じのエピソード。

話の序盤で特に印象的だったのは、真咲と離れ離れになってしまったことで、真咲ロスとでもいうような状態に陥ってしまったりぶの様子。真咲の血を求めて動画撮影に付き合っていたはずですが、真咲がいなくなってしまうだけでももうヘロヘロ、しかし、電話をかけるチャンスを見つけると一気に元気になるあたりなかなか可愛い。

そういえば、今回の話の中では、りぶは真咲の妹の血には興味がなく、あくまで真咲の血が良いという事が語られました。更に、何やら昔、真咲は一時晩杯荘の近くに住んでいたという話がさらっと語られる。このあたり、もしかすると幼いころに真咲はりぶと接触しており、それゆえにりぶが真咲の血を求めるようになったなんて話に繋がっていくのかもしれません。

それはそれとして、真咲抜きで休日動画の撮影に挑む面々ですが、なかなか面白い絵は撮れず。次の策として夜景の撮影に向かうも、Newtubeへの撮影禁止であることを発見してしまう。何もかもうまくいかず、結局は企画の相談と理由をこじつけて真咲の実家へと向かってくることになりました。

真咲の妹さくら

撮影がすべてうまくいかなずとも、勢いに乗りつつある今毎日更新を止めるわけにいかないマヨぱん。ネタの確保に困る真咲に対して実家企画をやらないかとの提案がでますが、真咲本は出演が難しい。そんなわけではじまった、マヨぱんメンバーが真咲の家を実家であると偽装しての実家寄生企画の撮影。

実家企画ということは、家族がいなければ成立しません。そこで協力してくれたのが真咲の妹のさくらちゃん。マヨぱんメンバーのめちゃくちゃな失敗によって、かわるがわる姉だったり、妹になったりを繰り返しながらも、真咲のことを手伝ってくれており良い妹さんだなぁとつい思ってしまう。

メンバーと妹との会話の中で聞こえてくる真咲の過去は、てっきり良いお姉さんだった的なお話があるのかと思いきや、妹のお年玉を奪っていたり、料理に文句をつけていたり、色々と妹に苦労を掛けている様子が次々と出てくる。結局最後の最後まで、姉の良いエピソードは聞こえてきませんでしたが、それでもさくらちゃんは、姉が大好きだった様子。

前回もちらっと感じさせた真咲の出演したいという気持ちは、さくらちゃんの口から再確認される流れとなりました。裏方の仕事には満足しているという真咲、しかし、その答えを聞いたさくらちゃんの視線はどこか納得がいっていないようにも思える。このあたりは、真咲自身も、どこか自分自身を納得させるために、裏方の仕事に徹していることを強調していたようにも思えるシーンに思え、やはりここから終盤に向けて、そのあたりの気持ちと向き合う時が来るのかなという気がする。

はりきりシスターズから、マヨぱんに変わっても一番のファンを自称してくれる妹の応援の声を聞き届けた今回の話は、真咲自身がいずれ再び表に出る背中を押すきっかけの一つになるエピソードだったように思えました。

そんなこんなで撮影した妹とのハチャメチャな帰省映像。面子を変えながら映像を集めており、本当にこんな動画で大丈夫なのかと思いながら見ていましたが、そもそも、この企画自体が帰省配信を無理やりやらせたらどんな反応をするのかというドッキリ企画だった様子でなるほどとなる終わりになりました。

次回はなにやらしげゆき絡みのエピソードの様子。OPではマヨぱんのメンバーとして参加しているようなシーンが多い彼女ですが、そろそろ本格的に動画つくりに参入するのかも。更に、はりきりシスターズの二人もちらっと登場しており、そろそろ終盤も近そうな10話という事もあり真咲に絡んで、話が大きく話が動くのかもしれません。

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