こちらの記事は、新アニポケ65話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第65話「リコとアメジオ」
洞窟の中で
前回スピネルの策略で、洞窟の中に閉じ込められたアメジオとリコ。二人きり誰もいない場所で、ということで今回は二人の関係が進むお話といった感じでした。
ニャローテが体が冷えたリコの元に草を摘んできたのを見て、自分も炎でアメジオを温めようとするソウブレイズの姿が可愛い。ここまでどちらかというとバトル面での姿を見ることが多かったですが、彼は彼で相当アメジオに懐いているのが伺えるシーンでした。
最終的には、草とソウブレイズの炎を合わせて焚火を作り、一緒に温まるという流れに。敵、味方という立場の二人が一時的にとはいえ和解したことを示すようなシーンでした。
これまでは、アメジオからすればあくまでテラパゴスを手に入れた少女であったリコでしたが、前回の戦いと、アメジオとの会話を通して名前を覚え読んでもらえるように。
今回のアメジオは、自分の祖父であるギベオンのために動いているということまで話し、かなりリコに気を許していた様子。ラストでは、エクスプローラーズを追われる立場へと追い込まれてしまいましたが、ここからリコとの関係も色々変わっていくのかもしれません。
驚異のチルタリス
リコ達が閉じ込められている間、その裏では足止めを狙ったサンゴとオニキスVSロイとドットのバトルが進行。以前と比較して、クワッスはウェルカモに進化、ロイも新たな戦い方を見つけ出し成長があり、どの程度戦えるのかと思いましたが、やはりまだまだ実力は足りない様子。
サンゴとどめのじばくの発動寸前に、フリードから連絡を貰っていたグルーシャの乱入により助かることに。前回、フリードからすると知り合いっぽい感じを出していた連絡したが、グルーシャからはフリードって人から連絡を貰ってね、とちょっと距離を取った感じに見えました。これは、他の人に連絡を取ったからなのか、フリードの事を苦手に思っているからなのかは、ちょっと気になる所です。
ともあれ、グルーシャを伴ってのリコ探し。前回動かした岩の痕跡に気付いたグルーシャはその岩を破壊。何をするのかと思っていたら、まさかのチルタリスによるキツツキの如きつつくの連打。その唐突さと、あまりの勢いに笑ってしまいました。
脱出
洞窟内部で火をおこし空気が滞留したからなのかもしれませんが、アメジオが天井に空く小さな穴に気付く。二人のポケモンを総動員して、穴の拡張作業に当たることに。岩とか崩れてきそうな勢いで攻撃してるなと思っていたら、何やら落石、それを弾きテブリムにもきっちり出番がありました。
無事脱出に成功した二人、リコは同じ目的ならば協力できないかと提案するも、目的地は同じでも道は異なると否定されてしまう。しかし、ある意味この違う道という言葉がリコのテラスタルへの新たな道を示す後押しにもなった様子。
ひとまず別れた二人ですが、何やら空からオーベムの怪しい視線。何やらありそうだなと思っていたところ、その何かは、今回のラストに訪れる。スピネルは、リコとアメジオの協力作業を録画、それを元にアメジオを裏切者として弾劾する動きに出る。ギベオンもそれを信じ、アメジオの立場は一気に悪くなってしまう。
洞窟の中で死んだならそれでよし、逃げ出しても次の手を打ってくると、相変わらずスピネルのやることがえげつないエピソードでした。
ギベオンとテラパゴス
普段はのんびりしているテラパゴスですが、アメジオを目の前にすると異様な怒り方を見せて警戒している様が見られる。しかし、しばらくアメジオの様子を見ていると何やら落ち着いてしまったのを見るに、アメジオ事態を警戒しているわけではなさそう。
さらに今回、一度は落ち着いていたテラパゴスがギベオンの名前が出た瞬間に再び警戒を強める。このあたりから考えると、やはりテラパゴスが威嚇していたのはギベオンということなのかもしれません。エクスプローラーズはかつて、ルシアスの仲間であったという話も依然あったことを考えるとギベオンに対してテラパゴスが敵対しているのはそのあたりに理由がありそうです。
そういえば今回、アメジオが裏切ったという情報を受けたギベオンは、お前もなのか、と意味深な言葉をチラッと残していましたが、これは姿の見えないアメジオの父の話なのか、ほかの誰かを指しているのかも気になる所です。
次回『システム侵入！オレンジアカデミーの危機』
舞台はオレンジアカデミーに戻り、エキシビション的なバトル大会が開催、かと思いきや何やらエクスプローラーズの乱入。アカデミーへのハッキングを仕掛けているとのことですが、彼らが狙う何かがまだ赤でミニー隠されているという事なのか。
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