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1年前の変な電波とは? ウルトラマンアーク 10話『遠くの君へ』感想・考察

ウルトラマンアーク10話遠くの君へ エンタメ
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2024年7月6日に放送開始した円谷プロダクション、監督:辻本貴則による製作の2024年の新ウルトラマン『ウルトラマンアーク』。第10話『遠くの君へ』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

10話『遠くの君へ』感想

遠い星の滅亡

ユウマの中学生の頃の同級生、カズオと宇宙の彼方に住む宇宙人フィオとの電波を使った交流を描いた今回の話。

人に対して心を閉ざした青年カズオが、奇跡のような通信でフィオとの交流に成功。しかし、その電波を突き付け怪獣が襲来。その中で、最後にフィオの星は滅びかけており、その最後の一人がフィオであったことが明かされる。隣にいるかのように話していた人との間にあったはるか遠い距離を感じさせてくる絶妙なお話でした。

途中、君の星に行けたらいいなと言うカズオの言葉を否定するタイミングで音声が途切れてしまうというのは、どことなくフィオに対する不信を感じさせるための展開だったようにも思えます。話のつなぎ方によって、カズオとフィオをつなぐ電波が怪獣によってつながったかのようにみせかけ、もしかしたらフィオが何かを企んでいたのではないか?と一瞬疑わせる。その疑念があったからこそ、その後再びつながったフィオとカズオの二人の別れの会話の美しさがより強調されていたように思えます。

カズオを演じた俳優さんの演技も幅が広く面白い。人に対する不信感を持つカズオの様子をかつての同級生であるユウマを相手どらせた演技でわかりやすく見せる。そして、そこから、フィオに対する接し方の落差によりフィオに向けた気持ちの大きさが感じられるお話。フィオとの通信が途切れた際の、カズオの必死さは、生きた感情が伝わってくるようで心動かされる演技でした。

遥か遠い宇宙の滅亡を、奇跡のような通信で知った一人の青年が、何を思うのかを描いたお話。人が向き合うには、あまりにもスケールが大きすぎる話の中で、遠すぎるが故の非現実感を同時に感じさせる何ともSFらしいエピソードといった感じで面白いお話でした。

1年前の変な電波

今回のエピソード、フィオの星は何光年と離れた星で本来は電波での通信はできないはず、という話がちらっと語られました。途中までは、ノイズラーがその電波を中継していたがゆえに通信出来ていたのかと思っていましたが、あくまでノイズラーはその巨大な電波につられてやってきていただけだった様子。ノイズラー自身がカズオの家のそばまでたどり着くと、フィオとの通信が途切れてしまったりと、あくまでその狙いは電波の捕食。

アークの手によって宇宙へと逃げて行ったことで再び通信が再開できましたが、結局のところ、なぜフィオの星とカズオが通信で来ていたのかという点については謎のまま。ただ、1年前から流れている変な電波がその原因ではないかとカズオが語っており、原因があるするならそれのようです。

次回の話は、音楽に絡む怪獣の登場とのことで、もしかしたらその電波とのつながりがあるのかも。そうでないとするならば、もっと大きな事件の前兆、今後のお話に向けて残された伏線という可能性もあるのかもしれません。

また、今回登場したノイズラーは電波や音波を食べる怪獣とのことで、カズオの家の電波を目指してやってきたとのことですが、こちらもフィオとの通信ができていたからこそという

次回 メッセージ

空から降りてきた謎の巨大ロボット。謎のメロディを流すロボットとのことで、対話の道を探すスキップに現実の壁が立ちはだかるとのこと。

何やら他の怪獣と早退しているらしきシーンや、子供たちの姿なんかもあり、単なる怪獣というよりも正義のヒーローとして見られているようにも見える予告。果たして、ユウマの頑張りはこのロボットにどのような変化をもたらすのか、気になる所です。

見逃し・配信情報

Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。

ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.
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