2024年夏より放送開始の作品、P.A.WORKS、監督：本間 修によるオリジナル作品『真夜中ぱんチ』の11話『【ご報告】 失踪しました』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
11話『【ご報告】 失踪しました』
ショックの真咲
前回ラストで見せられた真咲に関する炎上事件。その発端となったのは、はりシスのあげていた動画、仲直りの証としてやっていた仲直りの顔パンチに加え、その切り抜き、さらにはフェス会場での事件解決の際のパンチなどの動画がネットにあがったことで、炎上騒ぎに発展してしまっていた様子。
真咲のスマホには、はりシスからの謝罪の言葉や謝罪動画をあげると送られており、彼女らも悪意あっての投稿ではなかった様子。もう一つ上がっていたフェス会場での動画は、酔った勢いでゆきがとっていたものということで、序盤ずっと気が沈んでいたゆきがなかなかかわいらしかったです。個人的には、以前から炎上なんて知った事かというスタンスの十景、勢いでコメントしてしまった件はトラブルの元になりかねませんでしたが、常に真咲の味方であろうとする立場だったのはよいシーンでした。
炎上騒ぎ、気にしないよう頑張ろうとするも、やはりその悪意あるコメントには弱い真咲、りぶの止める声にもかかわらず失踪。予告にもあった温泉宿で、ひとまず気持ちを切り替える中、まさかの厄介なコメントを投稿していた本人と真横で遭遇。真咲のファンとのことで一瞬ごまかしにかかったのかと思いましたが、どうやら本心からの物だったように見え、構ってほしい余りに荒いコメントを投げかけてしまうようなファンだったという事なのかも。
しかし、ある意味迷惑なコメントを投げかけてくる中にも、そういう人がいるかもしれないというのは、少しは真咲の心を軽くする材料にもなったのかもしれないと思うと、ここから真咲動画復帰への後押しになる面もあるお話だったのかもしれません。
りぶが失踪
そんな中、結局マヨぱんメンバーへの心配が消えず心休まらない真咲が動画を見てみると、何やら一本動画が上がっている。タイトルにちらっと失踪と見えた時は、真咲の件を動画にして話を進めるのかなと思いましたが、失踪したのはまさかのりぶの方。
りぶとの別れの際の、蝙蝠女という言葉に、りぶは何やらショックを受けていたようでしたが、今回の話を最後まで話を見てみるとその言葉をきっかけにどうやら20年眠って消していた記憶が戻ってしまっていた様子。今回もまた、真咲との記憶を消すべく眠りにつこうと失踪してしまったというのが、今回のりぶの失踪の理由。
さらには、りぶの部屋には愛なる人物からの手紙を見つけた形跡が残されており、この人の記憶を消したのが20年間の睡眠に絡んでいたようです。
20年前という話でつながってくるのは、真咲も幼いころ晩杯荘の側に住んでいた過去があったという事。真咲の血に対する執着の理由は、20年前に真咲に遭遇して何かがあったと予想していましたが、愛なる人物との別れもここに絡んでいそうです。
愛が真咲の母なんて可能性も考えましたが、真咲には妹がいることも考えるとそういうわけではなさそう。年齢を考えると祖母だったのか、はたまた、愛と真咲は直接関係はなく、愛との死別にショックを受けていたりぶを幼い真咲が励ましたなんて可能性もあるのかもしれません。
廃病院での決戦
りぶの事を心配し戻ってきた真咲でしたが晩杯荘はすでに取り壊しが開始。更には、内部に見知らぬ影が登場と1話を思い出すホラーチックな展開。
真咲への襲撃から、ゆきによるカーチェイスと、なかなか勢いあふれる展開に話が転がりだす。
マザーからの期限の1月短縮と、それに間に合わせるための生配信。生配信の舞台となったのは1話でりぶと遭遇した病院。
自分たちを吸血鬼とあかし、襲い来るマザーの配下の吸血鬼との戦いを配信し一気に登録者を増やし逆転を図るという作戦の様です。
とはいえ、吸血鬼であることをばらしてしまうのは大丈夫なのかという疑問は残りますが、マザーまで巻き込んで配信に写すことで、吸血鬼の件は誤魔化さなければならなくしつつ、100万人達成させて条件を認めさせるということなのかもしれません。
襲い来る5人の吸血鬼の最後の一人は少し遅れて登場、纏うローブも少し柄が違うのを見るにマザー本人が来ているのではないかと思わせる展開。りぶは帰ってくるのか、愛とはいったい誰なのか、100万人達成できるのか、マザーにはどう納得させるのか、次回色々気になる要素を残し次回最終回となりそうです。
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