ギヴァスの目的は一体？ウルトラマンアーク 11話『メッセージ』感想・考察

2024年7月6日に放送開始した円谷プロダクション、監督：辻本貴則による製作の2024年の新ウルトラマン『ウルトラマンアーク』の第11話『メッセージ』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

11話『メッセージ』感想

オカグビラとギヴァス、怪獣と巨大なロボの2体が同時に出現するというなかなかインパクトのある展開の今回のお話。話の中心にいるのは、巨大なロボットであるギヴァス。オカグビラと戦うアークとの戦いの突如乱入。何やら不気味な音を鳴らし続けながら戦闘を開始する。

そもそもなぜ宇宙からやってきたのかが謎のギヴァス。SKIPのメンバーは、ギヴァスが子供を守ろうとしたと感じたユウマの言葉を信じギヴァスが発する言葉が何を意味するのか調査を開始する。

様々な解析を試す中、太陽を中心とした文明ではなく、月を中心とした文明なのでは？という発想の元、ギヴァスがのメッセージの意味を解読。

ギヴァスの声に含まれるギヴァスという音の意味は、道を妨げるもの、すなわち敵であるという結論に至り、もはや倒すしかないのかというところで終了。時期的にそうなのかなと予想はしていましたが、まさかの前後編。全く落としどころのわからないまま後編に続く形となりました。

今回ラストではユウマは、石堂さん相手に、あなたも防衛隊の人なんですね、と少し確執を感じさせる言葉を放ってしまう。これが二人の関係を引き離すきっかけになってしまうのか、はたまた次回で拾われるのか、気になる所です。

結局ギヴァスが何を目的としているのか、という点はさっぱりわからないまま終わった今回。

そもそも、子供を守ったように見えたというのも単に目の前にオカグビラがいた故に戦っただけという風にも見え、あくまでユウマのそうであったらいいという気持ちがそう思わせているだけのようにも思える。

また、そもそも今回行われたギヴァスのメッセージの翻訳が間違っているのではないかという可能性も頭に浮かぶ。敵という翻訳自体が間違っており、何か別の意味を伝えようとしている、というのもなくはない気もします。

ただ敵を探しているギヴァスですが、それがそのまま侵略と=というわけではなさそう。そもそも、侵略するつもりなら、もっと派手に暴れまわるなり、わかりやすく友好的な姿を見せて騙してかかってくるなど、色々や利用はありそうですし、今のギヴァスの行動はあまりにも中途半端。

むしろ、ギヴァスの行動を見ていると何らかの命令を施されたロボットが、既にその命令は達成されたにもかかわらず動き続けているだけ、といった印象を受ける。

次回は、ユウマがギヴァスに乗り込み中でパイロットを発見するとのことですが、そのパイロットの姿は予告には映っていない。このあたりから考えると、既に死んでしまっているパイロットの命令を自動でこなし、敵を探し続けているロボットなのかなという気がしてきます。

あくまで、敵対する怪獣を倒す防衛ロボット的な役割を持たされていたがゆえに、今回も子供を守り怪獣を倒していた。アークもまた敵対する怪獣として認識したがゆえに攻撃を加えてきたといった感じのお話なのかなと思いました。

次回、ユウマがギヴァスに侵入調査に当たるとのことで、ギヴァスの目的が明かされることになりそうです。

果たして、ギヴァスとは何なのか、オカグビラとの間に挟まったアークは二体相手にどう立ち回るのか、色々と気になる所です。

Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。