ショウマの父・ブーシュ・ストマックの考え仮面ライダーガヴ 5話思い出がひりひり感想・考察

2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』5話『思い出がひりひり』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

5話『思い出がひりひり』

5話『思い出がひりひり』

今回は改めてショウマの過去に触れる中で、今ショウマが陥っている誰かを助ければ幸せにして闇菓子のスパイスにされてしまうというジレンマを解消するお話でした。

前回ラストに登場した新たなグラニュート、その正体はショウマの父の父の弟、ショウマの叔父さんにあたる、デンテ・ストマック。何やらショウマの事も知っている様子で、父であるブーシュ・ストマックの頼みで、幼ないショウマのガヴの改造手術に当たっていたとのこと。

とはいえ、その時の手術は失敗したと思われており、ショウマには眷属を呼び出す力がなかった。しかし、その時の手術の効果は、地球に来てお菓子に触れたことで目覚めたといった感じのようです。

このデンテ・ストマック、地球に住まい生きている人という事ですが、人間をスパイスにする技術もこの人が作り上げたとのこと。更に、ストマック家のニエルヴを育て上げた技術者でもあり、更に、闇菓子を作ったのはショウマの祖父であることも判明と、一概に信用していいのかはわからないポジション。

そういえば、てっきり彼がグラニュート界から逃げるショウマの手助けをしたのかとも思いましたが、結局そのあたりは謎のまま。やはり、ショウマが地球にいることを知っていたらしき、ニエルヴが関係していたのでしょうか。

そんなデンテですが、ショウマに父がショウマの事を心配していたこと、母を幸せにせずつらい生活を送らせていたのは、闇菓子のスパイスにされないためだったことを伝える。しかし、ショウマからすれば、それは勝手な言い分でしかなく怒りを買ってしまう。

ショウマの記憶の中でも、兄弟の中に放っておくことはできないとショウマを鍛えようとする場面もありましたが、デンテの語る父の姿と、ショウマの記憶にある父の姿は大きくかけ離れてしまっている。母とショウマを幸せにするわけにはいなかったが故の行動ではありましたが、材料として連れてきた女性を見初めてとのことで、本当に身勝手なだけの話。既に死んでいる父ブーシュ・ストマックですが、ここから何かまだあるのか少し気になる所です。

そんなデンテとの遭遇と改めて知った自分の過去が、人を幸せにするのが悪いわけではなく、幸せになった人をスパイスにするストマック家が悪いという事に気付かせ、再びショウマが人と関わるきっかけになったのはなかなか皮肉ながらもよいエピソードでした。

ストマック家の狙い

今回のお話では、グラニュート界の様子が描かれ、ストマック家がどのような立場にあるのかも判明するお話でした。

ストマック家も、あくまでグラニュートの世界の中の一企業でしかないことが明かされ、闇菓子のような中毒性のあるものが広まれば問題になり、最悪企業ごと取り潰されてしまうリスクを冒したうえでの行動だった様子。だからこそ、早々に富裕層にも闇菓子を広げ、地盤を盤石にしようと焦っている面もあることがわかりました。

これまでの描写だと、グラニュートの世界自体が敵という印象が強かったですが、そちらの世界にはそちらの世界で普通に住まい暮らす人々がいることが今回判明する。そうなると、今後味方として出てくるグラニュート世界の人物が新たに登場する可能性も見えてきたのかもしれません。