2024年10月7日に配信、週刊少年ジャンプ2024年45号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新話第401話『月光』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第401話 月光 感想
ビヨンドの子供がカキンの王子?
久しぶりの連載再会、以前の連載のタイミングでは幻影旅団や、他の王子たちのエピソードが続いていましたが、再びクラピカのエピソードへと立ち戻る。
隠れた念能力者という事で、襲撃してくる蛇の能力の候補として怪しい第5王子の私兵との面となりましたが、いきなりその能力を開示、クラピカとの協力を求めてくる。
しかし、その協力関係の提示の話の中、より大きな事実が今回明かされました。それは、彼女がネテロの息子、ビヨンドの娘であったという事。にわかには信じられない話ですが、その詳細が明かされる中で、ビヨンドは、自分自身の息子、娘を大量にカキンの国に用意し、王子の暗殺が行える呪いを植え付け育てていたという遠大な計画まで明らかとなりました。
そして、そんなカキンの中に仕込まれた爆弾ともいえる子供たちを用意したのは、王子たちの中に紛れた自分の子供を新たなカキンの王とさせるためという推測が浮かび上がることで、ビヨンドがどれほどの期間この暗黒大陸の遠征に向けて準備を積み重ねていたのかという事がわかってくる。
カキンの継承戦に参加する王子の条件は、正室の子供であること。決して、現在の王の息子である必要はなく、正室の息子であれば、たとえ父親が違っても問題はないという事だったようです。以前の話でもナスビ=ホイコーロは、国の存続こそが一番大事といっていましたが、現在の王を騙しきって新たな王となるほどの実力があるならば、血筋ですらも重要ではないということを明らかにしているようでした。
さて、今回の話で気になるのは、やはりビヨンドの息子が誰なのかというところ。第一王子のベンジャミンは、まず本編でも否定されておりありえない。そうなると、一番話の中で目立つ、第四王子ツェリードニヒあたりがありそうな気がしてきます。ここまで描かれた異様なまでの彼の念の才能も、ネテロの血筋の物であったとするなら納得することができます。
ただ、結局のところビヨンドが自分の息子を王にするという目的が、暗黒大陸での自由な活動を保証させるためという事だと考えるなら、ツェリードニヒのような人物が王になっても素直に協力させられるのかというのは怪しく思えてくる。そうなると、もっと自分の意志で御しやすそうな年齢の人物や、自分の子を産ませた母の意志のままに動く年齢の人物を王にさせようとするのかなという気もします。自らの力で勝ちあがれそうにないような人物、クラピカが護衛しているワプル王子なんかはまさに敵役なきがしますが、オイト王妃のこれまでの話や様子を見るにそういうわけでもなさそう。現時点であまり出番のない13王子のマラヤームあたりも怪しいのかもしれません。
今回、まさかのカキン帝国の継承戦に大きく関わっていた可能性が提示され、一気に話の中央に出てきたビヨンドですが、次回は何やら誰かと接触を図ろうとする様子。今後の彼の行動が、彼の子供を予想するヒントとなっていくのかもしれません。
コメント
例えば、漫画雑誌(新聞の未来を念で並べる。)と雑誌の次の号の予言となって新しく物語を詠むひとつの
『予知(余地)』ができる。
自然と物語で意識(感情)が生まれる。
ゴン(距離)=ジン(速さ)=ドン(時間)=1≠0
念(だれ)=過去(いつ)=未来(どこ猟師コンピュータ)=1≠霊(の遺伝子を持つ)