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ネガポジアングラー 2話『プールで釣りで』感想

ネガポジアングラー2話『プールで釣りでー』感想 アニメ
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2024年秋に放送開始の作品、監督:上村 泰によるネガポジアングラー 2話『プールで釣りで』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

2話『プールで釣りで』感想

躑躅森さんに助けられて

ネガティブ全開な主人公佐々木常宏、前回ラストまさかの家取り壊しから話は続く。家財道具の一部のみ床に置かれていたものの、扱い的にはゴミのようなもの。アパートが壊される件は、以前から連絡が言っていた様子。前回、家の前に来ていた男たちもその説明のために来ていた様子。改めて思うと、借金取りの3人組とは別の人たちだったことがわかる。

行く当てもなく佐々木はひたすらに雨に打たれるのみというつらい状況。しかし、そんな時に助けてくれるのが躑躅森さん。表札を見てドクロモリ…?と読んでいましたが、確かにこの名前知識なしで一発で読める人はなかなかいなさそうですし、私も最初見た瞬間、凄い字だなと思ってしまいました。雨に打たれる佐々木を家に招き、一晩止めてくれることになる。前回に続き、本当に親切な人という印象が強い彼ですが、そのあたりにも彼の信条のようなものがあるのでしょうか。

基本的には穏やかな雰囲気の躑躅森さんですが、佐々木の余命2年という発言だけには、きっちり笑えない冗談と気分を悪くした様子を見せる。しかし、この冗談のような余命2年だけは、本当の事というのがなかなかつらい。全体的に、釣りを通して明るい未来へ、という作品になりそうには思えますが、この余命の設定だけは見えないところで確実にのしかかかっており、今後の展開が気になるところです。

コンビニのバイト

お金が入る予定もない佐々木、ひとまず躑躅森さんの紹介でコンビニバイトの面接に。前回、釣り好きが条件と張り紙に書かれていたコンビニでのバイトでしたが、むしろ今求めているのは釣りが好きではない人。何やら、落書きのように書かれていたのを見るに、バイトが勝手に書き加えた条件だったのかも。どことなく、鮎川さんあたりがやりそうな気もしますが、その真相はそのうち明かされるのでしょうか。

何やら店内には釣り道具も満載。食品を扱う冷凍庫に、冷凍オキアミも一緒に入れてある様子は、なかなか異様な光景ですが、何やらこの店はこれが当たり前といった感じ。

そんな中始まる面接、佐々木が、嫌いっていえば落ちるんじゃないか、と言い出したあたりからそうなりそうな気はしていましたが、むしろ、釣りに行く間バイトに入ってくれる人が必要とのことで、願ったりかなったりな人材として即採用。

しかし、そんな佐々木の釣り嫌い発言を聞きつけた鮎川さんが急接近。釣りが嫌いな理由を問い詰め、それでは納得できないと言わん画ばかりに集まる約束を取り付ける。

そういえば、このまくしたてるようなセリフのあたりで、ちらっと、どこかの方言のような口調が鮎川さんの口から出ていた気がしましたが、彼女も元々東京暮らしというわけではないのでしょうか。

練馬サーモン

佐々木に食って掛かる鮎川さん、何が気に入らないのかと思ってみていましたが、前回の釣りで自分の釣った魚が小さかった件を気にしていた様子。今回は、それに続き、練馬区にあるプールを活用した魚釣り対決が行われることに。

何やら、練馬サーモンなる大きな魚も放たれたプール、いきなりそれを引き合立てた佐々木でしたが、釣り上げるところはに失敗。続いてきた鮎川さんが釣り上げる様を目撃する中で、思わず体が動いてしまうという流れに。

前回も思いましたが、佐々木は、釣りを始めると自分で色々考えて試そうとする姿勢があり、釣りに向かう力もありそうに見えてきます。しかし、今回冒頭ではそんな釣りに対して何とも思っていなかった彼ですが、少しずつ、釣りの魅力に取りつかれていく描かれました。

前回の話でも思いましたが、本作では魚釣りの描写にはかなり力を入れているようで、今回はアニメーションとして音のはめ方が非常にきれいに感じられました。魚の動きや、食いつく瞬間なんかにばっちり音が合わさっており、何となく見ているだけでも楽しい絵面。思わず画面に引き込まれてしまう雰囲気で釣りシーンが楽しみになってきます。

そんなプールでの釣り、結果は佐々木5匹、鮎川さんも5匹と二人はひとまず引き分け。まだまだ勝負はついていないとのことで、またいずれ戦いの機会がありそうです。

佐々木も自ら釣った魚の処理をし食べる中で、釣りを楽しいと言えるようになる。鮎川さんもそんな彼の変化を知って満面の笑みを浮かべる。どことなく、気が強く素直に笑うタイプではなさそうな彼女の表情がぐりっと変わるシーンは、力を入れて描かれているのがよくわかるようでよかったです。今回の勝負というのは、本気とはいえ、佐々木に対しては建前で佐々木に魚を釣る喜びを教えたかったというのも、彼女の中にあったようでした。

しかし、佐々木にはまだまだ問題がある様子で、何やら今回ラスト大学の同級生との再会した際には、異様に動揺する姿が描かれる。いじめられていたとか、馬鹿にされていたとか、この手の話だとありそうな流れではなく、自然に心配してくれる知り合いに触れる中、思わず逃げ出してしまった佐々木。

今の自分のありようを、真っ当に生きている人と思わず比較してしまい、受け入れられないといった感じなのかもしれませんが、今の彼がどうしてこのような状況に陥ってしまったのか、今後明かされていくことになりそうです。

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