2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』7話『仮面の下はどんな味?』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
7話『仮面の下はどんな味?』
互いに正体を隠す仮面ライダー
前回、仮面ライダーヴァレンに変身した絆斗でしたが、今回いきなりガヴとも遭遇。お互いクールな雰囲気を出しながらも、内心動揺しまくっている様はなかなかコミカル。特に絆斗の方は、チョコレートのゴチゾウを盗んで使っているという負い目がきっちりあるのが描写され、本人の根の性格の良さも相まってなかなか大変そう。
そんな中、前回、幸果さんにからゴチゾウという名前が正式に付けられたように、今回は仮面ライダーガヴ、仮面ライダーヴァレンという名前が作中でも初登場となりました。
改めて思うと、今までライダーの名称は作中では出ておらず、今回二人が自ら名乗ることで正式にその名前が決定。仮面ライダーヴァレンの方は、チョコに絡み咄嗟にバレンタインから連想。そして、仮面ライダーガヴの方は、赤ガヴ呼ばわりは嫌だから、せめてガヴとのことで、今回正式に二人の仮面ライダーの名前が決定となりました。
仮面ライダー同士のすれ違いパートに加え、生身の二人も互いの正体がばれるのではないかとひやひやするパートがさらに挟まれ、そちらもなかなか面白かったです。
ただ、この二人の会話は微妙にすれ違いが生じている部分もありそうなのは気になるポイント。まず、お互い自分と同じように相手の事を改造されたグラニュート、改造された人間と勘違いしていることに加え、ヴァレンの言った、人間を食い物にするグラニュートという言葉のとらえ方も二人の間では微妙にすれ違っているように思える。
人間を食い物にするグラニュートというのは、グラニュートの事を知らないヴァレンからすればグラニュート全体を敵視した言葉であるのに対し、ガヴからすれば人をスパイスとして食べる闇菓子に関わるグラニュートというニュアンスでとらえている。
この微妙なニュアンスののすれ違いや、正体を隠している件は、いずれあまりよくない繋がり方をしてしまうのかなとも思わせてくるお話でした。
芸術家を狙うグラニュート
今回も、大叔父デンテの呼び出され、彼の元を訪れたショウマは新たなアイテムを貰える。スマホのように電話としても使えるのに加え、ゴチゾウの見た映像を表示できる機能まで持っており、調査をお願いしているゴチゾウが今まで以上に活躍できるようになりました。今回、早速芸術家を狙うグラニュートが事件を起こしてきている現場を発見してきており、なかなかの活躍っぷりを披露。
何やら、ニエルヴによる新たな改造を加えられたグラニュートとのことで、弾丸のような魚を発射してくる。苦戦するガヴでしたが、チョコレートのゴチゾウが自分を使えとばかりに自らベルトにイン。先に入っていたグミのゴチゾウは、そのまま昇天していたのにはちょっと笑ってしまいましたが、そのまま新たな姿チョコダンに変身。
チョコと言えば銃、という変身後のショウマの言葉には、ちょっと頭にハテナが浮かんでしまいましたが、たぶんヴァレンのイメージから銃ということなのでしょうね。
チョコレートの弾丸を打ち込むフォームということで、周囲にチョコをまき散らして戦う様がなかなか印象的でしたが、更にそのチョコを舐めているのか群がっているゴチゾウでちょっと笑ってしまう。
グラニュートの撃破にまで言ったように思えましたが、何やらこのお話は次回に続くようで今回は逃げられてしまったようです。
グロッタが動く
ストマック家の長女グロッタが今回いよいよ動き始める。ガヴの活躍でヒトプレスの量が減ってしまったことを理由に、バイトに活を入れるために現場に姿を見せる。
ただ、既にその場所はガヴの戦いの後で、調査に訪れていた絆斗と遭遇。まさかの、幹部との初対決は仮面ライダーヴァレンとなるようです。この時のグロッタとの会話では、絆斗はグラニュートが人に擬態することを知ったというのは、今後の話にも関わってくるポイントとなりそうです。
しかし、仮面ライダーヴァ連との戦いに赴くグロッタは、本来のグラニュートの姿にはならず、人の姿のまま鎌を用いて戦うようですが、まだまだ本気を見せてはいないという事なのかも。
次回8話『デュアル チョコレイト』
ヴァレンとグロッタとの戦い、どのような決着となるのかは地味に気になる所ですが、次回は、芸術家絡みのグラニュートとの決着回となる様子。何やら幸果さんも怒りの言葉を発しており、グラニュートの件を知ることになるのかも。
デュアルチョコレイトのサブタイトルの通り、チョコレートフォームの二人が共に戦うようです。
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