PR

ネガポジアングラー 3話『⼼のこり』感想

スポンサーリンク
ネガポジアングラー3話『⼼のこり』感想 アニメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

2024年秋に放送開始の作品、監督:上村 泰によるネガポジアングラー 3話『⼼のこり』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

3話『⼼のこり』感想

佐々木の言い訳

前回、ラスト突然逃げ出してしまった佐々木の過去が今回明かされる。目標の大学には不合格、滑り止めとして合格した大学でFXに挑んでみたものの失敗。そのまま借金を重ね1話に至るといった感じの話で、部屋の中に散らばっていた投資関連の本が絡んだお話だった様子。

前回出てきていた大学の友人たちは、FX絡みでできた縁だったようで、佐々木の事を心配していたのもFXに失敗していたことを知っていたからという面もあったようです。

躑躅森さんの家にも戻らず、そのままネカフェで一晩あかし、バイトにもいかずと、今回はすっかりいいとこなしといった感じの佐々木。今回逃げる言い訳につかったお腹が痛かったという話は、受験の不合格の時にも頭に浮かべており、まさに自分を守る最後の言い訳といった感じにも思えてきます。

何もかも後ろ向きな佐々木ですが、ただ1点借金だって少しずつ返せばいいじゃんといった躑躅森さんからの話に対して、否定の色合いを見せるのは、やはり彼自身の寿命が残り2年という状況があってこそという面もある。少しずつ返していくにも、先がない自分という破れかぶれな状況、相手もそれを知らないがゆえに気長な話をしてくるというのは、なかなかつらい面もありそうです。

このあたりの佐々木の後ろ向きな気持ちが、今後どのように変わっていくのかというのも気になる所。

躑躅森さん

今回も佐々木にとって最高に都合のいい人といった感じの役回りとなっている躑躅森さん。逃げ出し、バイトにも来ない佐々木の事をずっと心配し続ける。そんな中、コンビニの店長の誘いの元、100万円という賞金付きの釣り企画に参加。

釣りの場面では、どこかで見た顔と声が裏にいるなと思ったら、そこにいたのは佐々木本人。パチンコでお金を稼ぎ竿を用意し賞金獲得に挑戦していたようです。

偶然の佐々木との再会、しかし、そこには以前の借金取りたちも偶然いてまたしても追いかけっこ。相変わらずコミカルな面々との追いかけっこの中、真っ先に倒れる姉さん、食らいつく男二人。しかし、それでも逃げ続ける佐々木は、とても余命2年の人間のスタミナとは思えない走りっぷりを見せ借金取りたちを振り切る。

しかし、そこに辛うじて躑躅森さんは追いつき佐々木を説得。借金を自らが肩代わりまでしてあげたうえ、家に住まわせてあげることになりました。

以前から異常なまでに佐々木に対して優しく、何かあるんだろうと思ってみていましたが、今回はその過去がちらっと明かされる。

躑躅森さんが弟?のような人物と触れ合う回想が数カット流れ、その中には花が添えられているようなシーンもあり、その人がすでに亡くなっていることが示唆される。今回、何もかもうまくいかないという佐々木の話に共感して思い出していたのを見るに、その人物からも同じような話を聞いていたのかもしれません。また、釣の際に話していた躑躅森さんの竿の件の話の際にも、何やら意味深に濁していたのも、この人物に絡んだ釣竿だったように思えます。

ここまでの話を見ていると、躑躅森さんは佐々木に対してこの弟のような人物を重ねており、過去この人物との間にあった後悔が故に、佐々木に対して異様に親身に接しているといった状況が見えてくる。

この誰かと自分を重ねているという話は、いずれ佐々木も知ることになるでしょうが、果たしてその時どのような反応を見せるのか。また、躑躅森さんも佐々木の寿命があと2年という話を知った際に、何を思うのか、今後の話でどう拾われてくるのか気になるところです。

サメは連れずエイ

佐々木と再会のきっかけとなった100万円の釣りコンテスト。何やら強いヒキがかかった竿は、佐々木の手から躑躅森さんへ、躑躅森さんの手から店長へと、コロコロと動いていく。

周りには山分けだよ、といっていた店長さん。いざ自分が釣る番になると山分けなんかしないからね!となっているのにはちょっと笑う。

結局釣れたのはサメではなく、エイとのことで100万円はお預けとなりました。失意に暮れる店長に対して、今回はさほど話には関わらず、ただ一緒に釣りに来ていた鮎川さんは、エイをどう食べるかとても楽しそうにしている。彼女は、ちょっと暗めな話も多い本作で、常に蘭々と明るいポジション位に収まっている感じが良いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました