2024年10月より放送開始した、原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山 明、監督:八島善孝による、ドラゴンボールDAIMA9話『トウゾク』の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方は注意してください。
第9話「トウゾク」
盗賊たち
タマガミとの激しいバトルがあった前回から一転、今回は次の冒険に向けての話の整理といった感じのお話。悟空達は第二魔界へ行くために、ワープ様の元へ向かう途中。今回のサブタイトルの盗賊の通り、今回は大量に盗賊が登場。悟空達のドラゴンボールを狙う盗賊たち、更に魔界についたベジータたちの乗り物を盗む盗賊たち、とそれぞれのシチュエーションで盗賊との戦いが描かれました。
その中でも、ベジータが宇宙船を盗まれるくだりは、どことなく以前の悟空達が宇宙船を盗まれた流れとも被る展開で、ベジータ・ピッコロによる戦いもその流れで本作初披露。当然大した問題もなく盗賊たちを撃退した面々ですが、宇宙船は帰ってこないというトラブルは残る。何やらそこに連絡を受けた悟空達が来て、いよいよ合流かと思いきや、席が足りないから別で宇宙船を手配となり、まだまだ別行動は続くようです。
そういえば、悟空以外の声優さんが大きく入れ替わった本作。新たに魔界に来た組の中では、ブルマやピッコロの声はさほど違和感を感じないのですが、どうにもベジータの声だけはどれだけ聞いてもどうも馴染まない感じがしてしまう。個人的には、小さいベジータというもの自体が何となく馴染んでいない気がするというのもその原因な気もします。
サードアイ
魔のサードアイという存在が以前のゴマーの話の中であがっており、三つ目の目ということで天津飯が何か絡むのかなとも思っていましたが、今回ハイビスのベルトに、何やら山の中で昔拾った目玉がついているという事が明らかに。
何やらその後にちょうどゴマーたちがサードアイを先に手に入れておけばよかった、といった発言があったのを見るに、どうもこのベルトにはまっているものがサードアイという可能性が高そうです。
結局のところどういうものなのかいまいちわかりませんが、果たしてこのままベルトの生に収まったまま最期を迎えるのか、はたまたどこで力を発揮する機会が来るのか色々と気になるところです。
そういえば、ゴマーの付き人をしているデゲス、何か企んでいるのかと思いきや、怒るゴマーの前では本気で怯えている様子が描かれる。てっきり、ゴマー相手にも騙してその立場を奪うなんて展開があるのかと思っていましたが、どうにもそういう様子でもなさそうに見えてくる。果たして、ここからゴマーの手下として終わってしまうのか、それとも、どこかで何か大きなイベントがあるのでしょうか。
魔人クウ
前回の話で上がっていた、アリンスが行う魔人ブウの材料を使った新たな魔人の作成。てっきりもう少し隠したまま進むのかと思っていましたが、今回早速新たな魔人が登場。
新たな魔人の制作にあたり、魔女が取り出したのは、なんとサイバイマンの種。何やら魔界にはもう数が少なく、他の世界との取引で外に出してしまったとのことで、ナッパが使っていたサイバイマンも、魔界が原産だったようです。サイバイマンの耳が尖っていたのは、魔界の生物だったからという事なのかもしれません。耳が尖っていれば魔界の人と考える中、そういえばフリーザの付き人のドドリアも耳が尖っていることを思い出す。もしかすると、彼も魔界にルーツがあったりするのでしょうか。対して意味もなさそうですし、本作で今後触れられることもないような気がしますが、ちょっと気になってしまいます。
アリンスが、魔人ブウの一部を混ぜて作った土壌にサイバイマンの種を埋め込むことで、新たな魔人『魔人クウ』が完成。どことなく、サイバイマンテイストながらも腰のベルトなどきっちりブウの要素も受け着いた新たな魔人。
更に、クウはアリンスのエキスも入っている影響か、最初から喋る知能も持っているようで、いきなり第一魔界のドラゴンボールを奪ってくる命令を受けることに。
悟空達と戦う以上、タマガミを倒せるぐらいの実力は持っていなければ相手にならないというのはそうですが、このままタマガミ№1は、魔人クウに負けることになってしまうのでしょうか。
色々と話が動いてきた中、次回は何やらブルマ・ベジータ一行のほうで話が進行する様子。そろそろ第二魔界へと話が進みそうですが、もしかすると第二魔界での戦いはベジータサイドが話の軸に当たったりするのでしょうか。
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