2024年2月4日より放送開始したプリキュアシリーズの21作目の作品『わんだふるぷりきゅあ!』44話『たくさんの幸せ』の感想記事です。「みんなかよし!わんだふる!」を決め台詞としたプリキュアシリーズ初、飼い犬が主人公となる作品です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
45話『ずっとずっと友達』
悩むいろは
前回の幼い頃から知っていたフクちゃんとの死別を経て「みんな友達って楽しい事ばかりじゃない」と言ういろは。そんないろはの様子に、嘘をつくのは苦手だけど、元気な振りをするのは上手とよく見ている悟君から始まった今回のお話。ふくちゃんの墓参りの件を教えてもらい、笑顔を浮かべるも、どことなく張り付いたような笑顔で、その本心は伏せている様子だったのがなかなか印象的でした。
そして、ニコガーデンで行方不明になっていたニコアニマルは、前回のティラノサウルスのガオガオーンが戻ったことで皆戻ったとのことで、いよいよクライマックスが近づいていることを感じさせるお話。
しかし、前回の時点でわかっていたとはいえニコティラノがきちんとニコアニマルとして並んでいるのを見るとちょっと笑ってしまう。絶滅した動物までいるとされるニコガーデン、結局ここがどんな場所なのかというのも、ちょっと気になりますね。
トラメとの決着
前回に引き続きトラメがメインとなりましたが、ガオガオーンを作るための黒い卵ももう存在しない。それをいろはから伝えられたトラメは、自らがプリキュアたちと遊ぶと動き始める。
今回のトラメの遊ぶは本当の意味での遊ぶ、これまでも建前上は一応戦いという体を取ってきていましたが、それでもトラメの本心は誰かと遊びたいというところにあった様子。こむぎと一緒に走りたいという気持ち、それがプリキュアになって叶ったといういろは。その仲間と共に走りって遊びたかったという気持ちが、トラメとも重なる展開がなかなか綺麗なお話しでした。プリキュアたちとともに遊ぶ中で、人に対する憎しみが消え去ったトラメは、そのまま消えていくことになる。
とはいえ、既に死んでしまっていたトラメが消える流れは、前回のふくちゃんとの別れを再びいろはに思い返させる展開となっており、死んだ動物に対する彼女の想いがあふれてくるお話でした。
今回の話をもって、ザクロ・トラメ・ガオウとは、和解していく路線で話が進んでいくこと改めて確かになってきたようです。これは、これまでの話でも、ガオガオーンとは戦うのではなく、あくまで気持ちを落ち着かせて浄化というスタンスとを取っていた本作だからこそといった感じで納得感のある話の展開となりそうです。
そういえば、ガオウに絡む話から考えると、山の中にある遠吠え神社に狛犬としてトラメとザクロが残っていたというあたりに何か意味があるように感じられる。未だに明かされないガオウの過去のみえない部分は、クライマックスに向けて明かされていくのでしょうが、やはり今後の話の重要なカギとなって来そうです。
46話 メェェェリィクリスマス!
ニコガーデンのクリスマスパーティーとのことですが、何やらユキはもう一つのクリスマスがあるとのこと。こむぎたちは知らない様子で、何やら猫が多数描かれているシーンを見るに、以前一人で動いていた時に出会っていた猫たちの集会の件なのかもしれません。
次回はザクロが登場するようですが、そろそろ彼女との決着も近そう。果たしてどのような絡みとなってくるのか、気になるところです。
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