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辛辣なAIを口説き落とすPvP PickMePickMe【インディーゲーム紹介】

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pickmepickme エンタメ
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Pick Me Pick Me

昨今のAI技術の発展の中、自分で打ち込んだ文章に対してAIが柔軟に反応を返してくれるAIとの対話がゲームの中心となる作品が増え始めています。

2024年5月に登場した『ドキドキAI尋問ゲーム』では、犯人であるAIにどのように口を割らせるかに悩み、8月に登場した『モンスターコマンダーズ – 混沌の戦略譚 -』では、AIにオリジナルのキャラクターを作ってもらい、AIとの対話を通じて戦闘を進行、自分の考えた作戦をAIが文章化して結果を見せてくれる。

そんなAIを活用したこれまでになかったゲームが顔を見せつつある中、2025年に発売を予定している『Pick Me Pick Me』が求めてくるのは、如何にAIを口説き落とすか?という一点。

それぞれ性格や趣味嗜好が異なる男女のAIと向き合い、他のプレイヤーと交互に話しかける中で、自分をパートナーとして選んでくれるか?かを競うPvP要素を持ったゲーム。まさに、AI口説きシュミレーターといった感じの作品となるようです。

そんな本作既に体験版が配信済みということで、この記事は少し遊んでみたレビューも兼ねたゲーム紹介となります。

結構辛辣なAdaちゃん

今回の体験版で口説く相手として登場するのは、メインビジュアルにもいる『Ada』と呼ばれる赤い髪のキャラクター。17歳の女性とのことで、見た目の雰囲気通りちょっと高圧的な態度を見せる女の子。

いざゲームをしてみてまず困るのは、何を話しかけたものかさっぱりわからないというところ。単なるアドベンチャーゲームならそこに選択肢が出てくる場面ですが、これはAI相手に自分の言葉で口説きに行かなければならない。

相手の趣味を質問するのか?、自分の趣味を話すのか?、無限に広がる話題の可能性の前に呆然としてしまう瞬間。しかし、自分のターンには時間制限もあるので悩んでばかりもいられず、ひとまず景気づけに軽く挨拶を振ったところ、つまらない話とバッサリと切り捨てられてしまうという衝撃的なスタート。

ちょっと泣きそうになりながらも会話を続けるも、最初に印象を悪くするとなかなか相手に興味を持ってもらえないのか、何を言ってもいまいちな反応が返ってくるのみ。対戦相手となったプレイヤーからの会話も、なかなか容赦なくバッサリと切り捨てて回っていく彼女。こちらに全く興味を持ってくれている気配はなく、そのままゲーム終了。お互い選ばれることはなく、悲しい引き分けとして幕切れ。

おそらくこのAdaという女の子、なかなか容赦のない言葉を浴びせてくるタイプ性格が設定されている様で、その場をつなぐような適当な話では、興味と持たれないどころか手厳しい意見が返ってくる様子。全くどうすればいいのかわからずAI相手にふられてしまった初回プレイ。ただ一つ見えたのは、このAdaちゃんちらっとゲームに興味を持っているらしきことがわかる。

2回目のプレイでは、そのあたりをついて会話を広げていくと、先ほどとは違った対応が返ってくる。何とかそれで話をつなぎ、興味を持つ対象を主軸に話を広げていくと、先ほどとはうって変わりきちんと話を聞いてくれる。やはり、相手の趣味嗜好に合わせることが大事なようだ。

現実の会話であれば、後で困るような嘘を迂闊に話すわけにはいかない。しかし、これはゲームなので、嘘をついてもいいという圧倒的なメリットがある。とはいえ、ただそれっぽいだけの事を言っていると、具体性のない会話としてとらえられるようで、いまいちな反応が返ってきたりするのがなかなか難しい。

それでも、ゲームやアートの話で相手に取り入り、何とか会話をつないだ果てに、私を選んでくれるという結末に到達することに成功した。一戦目辛辣な話ぶりで否定された身としては、なかなか複雑だが、自分の話したいことを話すのではなく、相手に合わせた会話をするのが大事なのだと思い知らされる展開となりました。

AIとの会話

おそらくベースが英語であるゆえに、日本語自体は若干おかしい部分を感じるところもあったが、基本的には会話がしっかり成立している。今回の相手が性格がきついAdaちゃんだったという事もあるのでしょうが、いちいち細かいところを指摘してくるのがめんどくさそうな性格を実感させてくるほど。

一度話した内容を話の中で拾って話を広げようとしてきたりと、流石現代のAIといった感じの話ぶりを見せてきており、Adaちゃんが相手だったという事もあり、何を話せば話を聞いてくれるだろうかと話題を考えるのがなかなかに悩ましい。対戦型であるゆえに、会話時間に制限があるのも時間をかけて考えている余裕がないリアルな会話っぽさを強めていたようにも思えるが、そこにAdaというキャラクターがいると確かに感じさせる会話っぷりを感じさせてくれました。

会話だけのゲームとなると、結局相手のAIの趣味嗜好に合わせればいいだけなのでは?となってしまいそうなのがネックですが、本作は単なるAIとの会話ゲームという以上に戦略性を持たせるためか、ゲーム開始時に場の雰囲気や相手の趣味に合わせ衣装をルーレットで選択する要素や、他のプレイヤーの会話を妨害するような要素が用意されている。このあたりがPvPとしてのゲームを盛り上げる要素となってくるのかもしれません。

オリジナルのキャラクター制作も可能

Steamページの画像では、今回話し相手になってくれたAdaちゃん以外にも7人のキャラクターの姿があり、告知動画からは他にも多数のキャラクターがいることが判明。

この時点でも、結構な数のキャラクターが登場することがわかるが、更に公式サイトを見ていたところ話し相手になるキャラクターのエディット機能も今後制作予定との記述もあり。

何やら、3Dアバターの制作ができるVRoidで作られたモデルを活用することで、独自のAIキャラクターを簡単い作ることが可能とのことで、性格なんかの設定も比較的簡単に行えるのかもしれない。Vroid Hubからのデータダウンロードにも対応予定とのことで、Vtuberが自分のキャラクターを公開なんてこともできそうです。

2025年3月27日発売 体験版配信中

そんな本作、発売日は2025年3月27日と告知済みで、体験版も配信中。ただし、AIを使う関係上トークンによる継続的な費用がかかるとのことで、体験版は2プレイ限定となっています。PvPという性質上対戦相手となる人も必要となるので、知り合いと合わせてプレイするのがよさそうです。1プレイ10分程

注意点としては、製品版でもトークンい継続的な費用が掛かることから、初期の購入とは別に遊ぶためのトークンが必要となるという点。それでも、購入時点で30~40時間分のトークンは用意された状態となっているとのことで、購入すれば当面十分遊べる状態となっているようです。

対戦相手が必要な関係上、購入すると1つ本作を配布できるコードも付属するとのことで、知り合いと一緒に遊ぶという事も可能。

AIキャラクターを口説いて戦うという、なかなか新しいゲーム性を見せてくれる本作。他のキャラクターはどんな子なのかというのもなかなか気になるところ。実際繰り返し遊んでみないと見えない部分も多くありそうですが、なかなか興味深い作品となりそうです。

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