2024年12月23日に配信、週刊少年ジャンプ2025年4・5合併号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1134話『フクロウ図書館』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1134話 フクロウ図書館 感想
現在のエルバフ
ロビンとサウロの再会から続いた今回のお話。エルバフの現在の状況へと話が進んでいく。サウロがエルバフに作った学校は、フクロウの図書館と呼ばれ、オハラで残った本がすべて集められるているとのことで、オハラの望みがつながった先といった感じの施設となっていました。
また、そんな図書館が作られたオハラですが、昔の戦士たちの国という形から大きく変わりつつあることが描かれる。先代の王ハラルド王の元、戦いより他国との交易を目指す中で、エルバフの子供たちにも争いではなく勉強と交流を中心としたものに変えていった様子。
そんな先王ですが、息子であるロキに殺されてしまったという話は、これまでも語られていましたが、ロキが王を殺した理由にエルバフでのお話の鍵があるように思えてきます。
モサ公
今回エルバフの現状が描かれる裏で、冥界に縛られたままとなっているロキに関する話も少しだけ進む。動けないロキですが、何やらモサ公なる人物と電伝虫で連絡を取っていることがわかる。とはいえ、見たこともあったこともない人物とのことで、果たしてどうして電伝虫で連絡を取り合う関係になったのかはかなり謎。何らかの目的があり、ロキに取り入っているという可能性もあるのかも。
また話ぶりを見るに、この二人はなかなかに長い付き合いであることがわかり、モサ公がかつて受けた恐怖体験という話も気になる所。その後のロキの話では、取り逃がしたバカは再起不能にしないと復讐に来るという発言を見ると、モサ公は復讐されるだけの事をしていたともとれ、単に被害者というわけではないのかも。
そして、今回の話を見ていると、ロキは優しいと言われることを極端に嫌っており、だからこそ過剰に過激な発言をしているのではないか?と思わせてくるところがある。この優しいと言われる事を嫌う理由は、単なる好みなのか、何か大きな理由があるのか。ロキが絡む今後の展開にも大きく影響してきそうな気がします。
ただ、何となく最初からここまでわかりやすい悪人として描かれているロキですが、単なる悪人とは見づらいようにも思えてくる。先王であるハラルドを殺した件にも何か事情があるのかもしれません。
シャンクスは双子?
そして、今回一番衝撃的だったのはラストシーン。エルバフに五老星が現れた時のような魔方陣が出現。そこに現れた新たな二人のキャラクターは、顔を隠した女性?と、シャンクスとしか思えない顔立ちをした男。
現在、シャンクスはエルバフから出発済みということもあり、シャンクス本人という可能性はかなり低そうです。これまでも、エルバフに姿を見せていたのか?今回何らかの目的のためにエルバフに侵入してきたのか、色々と謎のまま。そういえば、ロキがルフィに開放の条件として提示していたたシャンクスは、こちらのシャンクスに関する話だったという可能性もあるのかもしれません。
この黒いローブを被ったシャンクスを見ていると、90巻の907話『虚の玉座』にて五老星に「ある海賊について話が…」と報告していたシャンクスを思い出させてきます。ここのシャンクス、右側の顔を見せながらも、左目にあるはずの傷が描かれていないと話題になり、シャンクスが複数いたり、双子だったりするのでは?という話も出ていましたが、もしかするとこの説が正解だった可能性が非常に高くなったように思えます。
今回登場した黒いローブのシャンクスは、907話にて登場したシャンクスと似た構図で登場しており、右側の顔だけを見せつつ、左目の傷は描かれておらず、意図的に907話と寄せているようにみえてきます。
また、907話のシャンクスも顔だけ見せて同じようなローブを着ており、907話にて登場していたシャンクスが、今回登場したシャンクスであることは間違いなさそう。
また、シャンクスの父であるだろう、ガーリング聖も1096話にて子どもたちと複数の子供がいるような発言をしていたこともあり、シャンクスに双子がいたという可能性はありえそう。ガ―リング聖の双子の片方がシャンクス、天竜人として暗躍しているのが、もう一人のシャンクスという事なのかもしれません。
年末最後の話で、なかなかのサプライズ。次回、年明けのジャンプでこの黒いローブのシャンクスの正体が明かされるのかなかなか気になる引きとなりました。
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