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池田IC食品とは何なのか? 飯沼一家に謝罪します(1) 第1回 感想・考察【TXQ FICTION】

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飯沼一家に謝罪します第1回感想考察 エンタメ
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2024年12月23日に放送されたTXQ FICTIONによる第2弾『飯沼一家に謝罪します』初回放送、第一回の感想と考察になります。

放送でのネタバレも含まれますので注意してください。Tverなどでも視聴可能となっています。

飯沼一家に謝罪します(1)

TXQFICTIONシリーズ『イシナガキクエを探しています』に続きプロデューサー:大森時生によるフェイクドキュメンタリー番組。

矢代誠太郎なる人物が2004年にテレビで流した『飯沼一家に謝罪します』という架空のテレビ番組に関する都市伝説の調査報告を行う番組として作られた作品。

1回目の放送では、大学教授である矢代誠太郎が飯沼一家になぜ謝罪をしたのか、そして、その飯沼一家に関係する周囲の人間関係はどうなっていたのかについて報告されました。

時系列整理

今回の話を考えるうえで、時系列がある程度まとまっていた方が考えやすそうなので少し整理してみました。登場人物の転職や退職に関する話は、現時点から何年前という表記でしたので正確には少し違う可能性もあるかも?

日時
1999.7.25 PM4.35飯沼一家への儀式
日時不明飯沼一家 幸せ家族王 チャレンジ成功
1999.10.4 9.50 (おそらくPM)4日午後9時50分飯沼一家火災発生
1999.10.6飯沼一家の火事が新聞に掲載
2003池田IC食品 設立
2004.5.17 AM2:00飯沼一家に謝罪します テレビ放送
2006.2.9池田IC食品 廃業
2006編成局長 石渡政秀 定年退職
2014当時プロデューサー 山下退職
2016当時営業局員 鎌苅幸雄 保険会社へ転職
2024.9編成局員 高嶋祐二への取材
2024.12.24 AM2:00 飯沼一家に謝罪しますに関する調査番組放送(本番組)

儀式は失敗していた?

飯沼一家に矢代が施した儀式は、テレビ番組の競技に挑戦するために運気をあげるための儀式とのことで、日本各地の厄除けの儀式を組み合わせた矢代のオリジナルの儀式とのことでした。

この儀式事態に効果があったのか?という点については、おそらく効果があった様子。番組の父の挑戦の際、紙ヒコーキが一度落ちそうになったにもかかわらず、ふわっと持ち上がる不自然な軌道を描いていたあたりはまさにこの儀式による奇跡のように見える。また、その前にも、母・娘(成美)・息子(明正)の三人が挑戦していましたが、皆連続で成功。娘の勘で答えたといっていたあたりも、もしかすると何か効果があったのかもしれません。

とはいえ、矢代自体は運気を上げる効果とは別に儀式事態は失敗していたのではないかと判断。何やら、儀式のときに撮影した写真に飯沼一家の顔が歪んで映らなくなっており、この時点で儀式は失敗していたのではないか?と考えるも、飯沼一家には黙っていたようです。

その後、同年10月4日に、飯沼一家の家で火災が発生してしまう。矢代は幸運の代償に不幸を呼ぶ儀式を行ってしまったとのことで、その件を謝罪するために『飯沼一家に謝罪します』という番組を作り放送。

矢代自身も、白装束にて49日の裁きを受けに、階段を上っていく。果たしてこの49日の裁きで何があったのかは不明ですが、その後矢代は行方不明となっているようです。

池田IC食品

飯沼一家に謝罪しますの単独スポンサーであったとされる『池田IC食品』も、かなり謎の多い会社。2003年に設立され、その翌年『飯沼一家に謝罪します』の放送を行い、2006年には廃業と、まさにこの番組を作るためだけに作られた会社といった感じ。

実態が一切見えてこないこの会社を作ってまで謝罪番組を作り、テレビで放送するだけのお金を単独で払ったということで、当時この番組にはそれだけの事をしなければならない理由があったことを予想されます。

飯沼一家への儀式の失敗が、他の人物にまで影響を始めたが故に、何らかの対処として番組を作ったという可能性が高そうですが、その細かい部分はまだわからず。今後の放送で明らかになっていきそうです。

怪しいテレビ局職員

放送では、飯沼一家に謝罪しますを担当した当時の職員への取材も行われていました。20年前の件という事で、退職・転職している職員ばかり。とはいえ、全員が退職しているというのは、ここにも何かがったのかを疑わせてくる。

取材を受ける態度を見ていると、編成局員 高嶋祐二はさほど気にしている様子もなく、転職した営業局員 鎌苅幸雄も事情をよくわかっていなさそう。ただ、何やら本来作る予定だった番組とは、大きく違うものがスポンサーから提示されていたことはわかる。

一番怪しいのは、プロデューサーの山下と呼ばれる人物。なぜか、彼だけは姿はモザイク、声は変調したものとなっており、自分の身元を明かしたくない様子。更に、放送内容の件を聞かれると、覚えていないとかなり怪しい調子で嘘をついているようにも見える。何か事情を知っているが故の態度という風に感じられました。

また、当時の編成局長 石渡政秀については、現在は定年退職をして自宅で弱った姿で登場。何やら左目に見えた黒いあざが見えましたが、儀式に何か関係があるのかと疑ってしまいます。

彼も当時の事は覚えていない、番組作りっていうのは会社のためだからねぇとだけ話しています。ここで気にになるのは、石渡が定年退職した18年前の2006は、池田IC食品が廃業した年と重なるという事。何らかの関係があるなら、ここでいった会社というのが、池田IC食品の方を指している可能性もあるのかも。彼の当時の局長というポジションから考えると、本当に忘れてしまったのかは怪しいところで、何かを隠している可能性もありそうです。

儀式の言葉が怪しい?

儀式の映像では、「再び戻ることなかれ、彼(神?)をここに封じ込められよ。私たちの家族から離れ。」といった内容の言葉が聞こえてきました。この言葉、家族の元に幸運を呼び込むというよりは、何か悪いものを家族から離そうとしているように聞こえてきます。

その結果、幸運が家族に訪れたという可能性はありそうではありますが、本当に最初から幸運の儀式を行おうとしていたのかという点から疑う必要があるのかも。

考察

火事は本当に不運だったのか?

今回の放送を見ていると、火事が儀式により生じた不運によるものなのではないか?と考えてしまいますが、そもそもこの火事は本当に偶然起きたものなのかという点から疑う筋があるようにも思えます、

まず、飯沼一家が賞金を求めたのは、自営業の資金繰りに困ったからとのこと。そのために、100万円がひつようだったという話ですが、そもそもそんな急場に得られた100万円だけで苦しかった経営が何とかなるのかという疑問が生じる。

もしかすると、この火事自体は儀式の影響ではなく、100万円を得たものの結局経営を立ち戻らせることのできなかった飯沼一家の一家心中だったなんて可能性もあるのかもしれません。

これが正しいかどうかはわかりませんが、単なる不運による事故というところが、矢代や何やら怪しい池田IC食品いより作られた番組である『飯沼一家に謝罪します』で語られただけという点から考えると、この火事の原因から疑ってみる必要もあるのかもしれません。

なぜ謝罪はテレビ放送で行われたのか?

そして、ある意味一番大きな謎なのは、矢代がテレビ放送で番組を流して謝罪を行った理由。テレビで謝罪を流す以上、それは誰かに対して見せるために行われたのではないか、と考えるのが自然。何らかの悪霊や紙に謝罪するというだけであるならば、49日の裁きを勝手に受ければよいだけであり、テレビで放送する必要はなさそうです。

その理由を考えてみると1つ目に浮かぶのは、この悪霊のようなものがテレビ放送で拡散されてしまったという可能性がること。飯沼一家を映した映像により拡散してしまったとするならば、テレビで謝罪をその見てしまった人に見せる必要があったのかも。ただ、この『飯沼一家に謝罪します』は深夜2時に放送の番組となっており、多くの人に見せたいというわけではなさそうなのでこちらの可能性低そう。

そうなると、特定の誰かにこの謝罪を見せる必要があったという可能性も考えられる。番組は新聞のテレビ欄では飯沼一家して書かれており、飯沼一家に何か思うところがある人ならば、番組をこの時間の番組であっても視聴する可能性は高まると考えられます。そうなると、飯沼一家へ行った儀式や、飯沼一家の火事に関係があった人に見せるために作った映像という可能性はありそうです。

イシナガキクエを探していますと同様に、第1回の放送では、まだまだ分からない事ばかりな本作。これから4夜連続放送で何が明かされていくのか楽しみです。

Tverにて配信

Tverでテレビでの放送終了後より配信開始しております。

コメント

  1. 森下 より:

    気になるのは、矢代先生は謝罪します、と言いながら「すみません」とか「申し訳ない」みたいな具体的な言葉はつかってないんですよね。

    • 又三郎 又三郎 より:

      やはり謝罪というのが何を意味しているのかが鍵になりそうな気がしてきますね。
      今晩の放送も楽しみです。

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