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遊園地に隠されたパペット達の謎 Jack Holmes : Master of Puppets 感想・レビュー【PR】

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エンタメ
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Jack Holmes : Master of Puppets

※この記事はSteamキーをいただきプレイしたPR記事となります。

本作はパペットたちが徘徊する不気味な施設や遊園地を探索、そこに隠された謎を探っていく3Dでのホラーゲーム。3Dホラーゲームというと、物陰に隠れて見つかったら逃げる作品と、自ら武器を持ち現れる怪異を倒しながら進んでいく2タイプの作品に別れがちですが、本作はまさに後者。イメージ的にはバイオハザードシリーズに近い感じ、最初こそ武器もなく一切抵抗する手段がないですが、銃を手に入れることで対抗可能となっており、ホラーのテイスト的にはじんわり怖いホラーというよりは人形やモンスターに襲われるパニック作品といったイメージするとよさそうです。

暗さの中でのリソース管理

そんな本作、Steamにて紹介されている画像やムービーを結構明るめな遊園地ホラーといった雰囲気を感じるのですが、いざプレイしてみると早々にそのイメージからはかけ離れた薄暗くドロドロとしたホラーなお話が展開。

まず、何より画面が暗い。最初から持っている懐中電灯で明かりを灯すこともできるのですが、それでもあくまでライトの先が照らす周辺のみが明るくなるだけで周りは暗く遠くを見通すこともできない。そんな中、何やらいわくありげなパペット達に襲われたり、巨大な蜘蛛に襲われたりとなかなかてんやわんや。

そんな中で何より怖いのが、この画面の暗さにより物陰から怪物たちが襲い来るという事。パペットなんかは、襲ってくるものもいますが、動かないもの、無害なものもちらちら存在する。しかし、その2種類はいざ襲われてみなければわからず、襲わればダメージ、体力回復は有限という状況ではその人形が無害かどうかに関わらず撃たないわけにはいかない。更に、樽の爆破や鍵の破壊なんかも銃で行うケースもあり、単なる攻撃手段という以上にこの銃弾というリソース重要となっている。

当然、銃の弾は消費制、無限に打てるわけではないという状況で、確認のために少しずつ攻撃に使えるリソースを削られていくというのは、じりじりと心が削られていきます。果たして銃弾はこの先にあるのか、先の見えにくい暗闇の中で考えていく、これぞホラーといった感じの作品でした。

たどり着くボリュームたっぷりの遊園地

Steamページではメインとして紹介されている遊園地ですが、思ったよりもたどり着くまでに時間がかかる場所でした。特に序盤は、怪しい家や洞窟などSteamページのちょっと楽しそうな雰囲気もある遊園地と比べると、だいぶ印象が違うステージを探索することになる。冒頭辺りの探索でも遊園地の姿は確認できますが、かなり遠目。はたいて何時頃たどり着けるのか?とワクワクしてきます。

思っていた以上に長いこれらのステージを探索していると、もしかして遊園地は最終ステージ的なものでそこまでボリュームがないのでは?とも少し不安になる自分がいました。しかし、その心配は杞憂、むしろ遊園地にたどり着いてからがこのゲームの本番とでも言わんがばかりのボリュームが遊園地にありました。

Steamページの紹介で強く推しているジェットコースターはきっちり乗ることができます。こういったジェットコースターなんかは、おまけ要素的な面もあるのでしょうが、そんな遊園地という楽しい雰囲気を持つ空間でもあることをきっちり描くことで、ホラーとの落差をより強く感じさせる狙いもあるのかなと思わせる。遊園地をテーマにしたホラー作品という事で、その楽しそうな雰囲気がシームレスにホラーに切り替わることの落差による怖さを表現している作品となっています。

謎解きは困る部分もあり

プレイしていて少し気になったのは、色々な操作や謎解きへの導線が少なめなところ。最初の家への侵入方法がそれまであまり意識していないジャンプを要求されるものだったり、家自体に入る入り口も本当にここからでいいのか?と思ってしまう場所。更に、突然、ドラム缶を銃で撃つことで爆発させたり、錠前の銃での破壊も特に説明なんかもなし。

懐中電灯を使う事で最初から明かりを灯すことができるのですが、最初は懐中電灯が必要だとだけ言われます。てっきりどこかで拾うのかと思っていたら最初から所持していたりと、もう少し謎解きに対する導線があるといいかなという部分が特に序盤にちらちらありました。

手に入れたものや、落ちているもので何ができるのかというあたりはプレイヤーの発想力が試されるゲームと言えるのかもしれません。

全体の感想

インディーでのホラーゲーム作品という事で、1~2時間ぐらいの探索で終わる作品化と思い始めた本作ですが、ステージも多め、一つ一つにもギミックがしっかり用意されておりなかなかボリュームがあるホラーゲーム。

少し謎ときで不便な場面もありましたが、本筋は暗闇から迫るパペットや怪物との戦い。特に銃弾と回復アイテムのリソースがどれだけ持つのかと不安になりながらの探索ということで、そちらの方面でじりじりと心が削られていく感じが好きな方にはお勧めできる作品となりそうです。ただ、回復アイテムに関しては結構余裕をもって配布されていたり、弾についても極端に無駄遣いしなければ十分足りる量は用意されているので先に進むほど余裕は出てくる作品でした。

遊園地の楽しげな雰囲気の中、パペット達の血塗られた秘密へと迫っていく本作。インディーでありながらなかなか大ボリュームなホラーゲームとなっており、遊びがいのある作品となっています。

ただ一点注意ですが、パペットと並んで蜘蛛が結構多めに登場するので、そちらが苦手な方は気を付けたほうがいいかもしれません。

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