2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』17話『カラメる触手は幸福味』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
17話『カラメる触手は幸福味』
年明け一発目はなかなかシリアス
年末一週お休みを挟んでの新年一発目のお話は、新ライダーである仮面ライダーヴラム登場回。
正月要素は冒頭のお餅に絡むお話程度とかなり薄目となっており、ラーゲ9による大量失踪事件とその裏で行われる優しい人を狙った事件が進む中でのショウマ達の調査が描かれる。今回はおもちを食べて感動していたショウマでしたが、また食べたものリストの方に追記しているのがほほえましいですね。
ランゴからは目立つなと言われているラーゲ9ですが、映画館や裁判所で一斉に人が消える事件は流石にニュースにはなっている。とはいえ、そこにグラニュートが介在しているという事までは特定できていない、というよりそもそもそんな発想が人間サイドにはないらしく、謎の事件として世間的には扱われている。とはいえ、流石にこの規模の事件となってくると、人間サイドでも何か気付いている人がいるのでは?と少し思ってしまいますが、そのあたりは何かあるのか、本当に人間側の調査では何もわかっていないのか少し気になる所。
優しい人が消える失踪事件
ラーゲ9による大量失踪事件の裏で進む、もう一つの失踪事件。何やら幸果さんの知り合いの子供が消え、他にも調査の中で失踪した人の情報が明らかになっていく。
その共通点は、優しい子、とのことで何やら幸果さんも該当していそうだなと思っていたところ、きっちりショウマもそこに思い当たる。直前に突然電話が切れるというなかなかに意味深な展開があった故に、一瞬幸果さんが既に被害に…?とも思ってしまいましたが、そちらは単なるスマホの電池切れ。ずっと、スマホの写真を片手に調査し続けていましたし、電池が持たなかったという事のようです。
とはいえ、やはり今回のグラニュートの狙いは優しい人。赤いスカーフを飛ばして拾ってくれた相手にお礼をいって喜んでもらった瞬間を狙うというなかなかの悪質さ。
幸果さんもギリギリセーフという瞬間にショウマが間に入り、絆斗も何やら怪しいと感じていましたが、ショウマはひとまずグラニュートにゴチゾウの監視を告げて逃がす。
このあたり、昨年末から続くショウマと絆斗とのすれ違いがじわじわと効いてくる演出で、見ているとどこか心苦しくなってくる。特に絆斗は、ショウマの事を信用しようとするのですが、それでもショウマにある自身の秘密という隠し事があることを察しているが故に、どこか疑ってしまう。いつか来るだろう、ショウマのグラニュートばれが起きた際に、どのような展開となるのか、今から気になってしまいます。
仮面ライダーヴラム
そして、今回のエピソードで一番の目玉となったのは、やはりラーゲ9が変身する仮面ライダーヴラム。
ランゴからの依頼とは別口でラーゲ9にニエルブが依頼したベルトを使ったグラニュートハンターを狩る仕事。最初こそ、忠実な下請けといった感じの演技をしていたラーゲ9でしたが、ニエルブにその点を指摘され本性を見せる。何もかもがけだるそうに請け負う彼、ニエルブの提示した闇菓子以外の報酬に対して大きな興味を持っている様子。単に闇菓子に興味を持っているだけというわけではなく、ストマック社に絡む何らかの目的を持って動いていることがよくわかります。
今回は、正体を突き止められたグラニュートを守るため、ガヴとヴァレンの前に姿を現し、プリンのゴチゾウを使い仮面ライダーヴラムへと変身。その力はケーキングは使っていないとはいえガヴ、ヴァレン二人相手に優位に立ちまわるのは流石登場回といった感じ。次回予告を見る感じ、弓矢のような攻撃も行うようです。
現時点では、二人が狩りでも手に負えなさそうな強さをしているヴラム。果たして二人がどのようにこの困難を乗り切るのか気になってきます。
ラーゲ9はこれまでの描写を見るにすでにかなりの人間を闇菓子の材料にしている存在ということで、シンプルにここから味方入りというわけでもなさそうに思える。新年からの新展開、果たして彼がどのように動いていくのか色々と気になってきます。
18話 激強!プリンな用心棒
年明け早々のラーゲ9の仮面ライダーブラムへの変身から続くお話。ひとまず次回はラーゲ9との戦いとなりそうですが、年明けから一気に強敵登場といった感じでなかなか気になる展開に。
今後のラーゲ9と仮面ライダーヴラム。ショウマや、絆斗達とどのようにかかわっていくのか、このまま敵として最後まで立ちはだかるのか、色々と気になってきます。
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