2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
46話感想『未来をこの手に』
謎のミラーボールの正体
前回、ニコーラ姫から届けられたペンダントが示した謎のミラーボールのような物体は、ブンブンが地球に落ちてきた際に大也が回収していたものだったことが明かされる。ブンブンを直した際に余ったとのことで、衝突の衝撃で地球のエネルギーが結晶化した物体なのではないかと語られました。
今それがあるのは大也の家とのことで、ブンブン復活のためにISAに接収された大也の家へ調達屋である玄蕃達が奪還へ向かう事に。
錠と先斗が囮になることで、無事奪還ブンブンにミラーボールを収めることで、いよいよブンブン復活?かと思いきや、それでもまだ動かないブンブン。体の崩壊こそ止まりはしたものの、それだけではブンブンは復活せず。ミラーボール自体は、今回語られた通り、地球のエネルギーの塊のようなものだとすると、あくまでそれは体をどうにかするためのもの、肝心のブンブンの魂のようなものが体から離れてしまっているという事なのでしょうか。
シャーシロと調の考えは?
今回大也に連絡をつげ一人動き始めた調。ISAでは常槍本部長の元へは近づけなくなってしまった彼女が動くのは、内藤雷汰の調査の様子。調の行動につながる話の中、気になったのは、そのヒントを告げたのがシャーシロだったという事。
今回は玄蕃によるミラーボールの奪還を阻止しようと銃を放ったシャーシロでしたが、やはり何か意図があり裏切ったふりをしているように思える。今回の調への助言はばれない範囲でできる最低限の行動だったという事なのかも。
ただ、それでもわからないのは、シャーシロが何を狙っているのかという事。常槍本部長の元で動いているということは、常槍本部長サイドの触れられたくないハシリヤン関連の情報を集めているといった感じなのでしょうか。
ただ、今のところ表立って見えている限りでは問題になりそうだったブンブンキラーロボも既に世界に配備済みで表にたっており、後ろ暗い部分で表にできるとするなら常槍本部長とスピンドーの間で交わされた地球の悲鳴をそのままにするという契約のみ。その約束の証拠をつかむチャンスを狙っているのか、はたまたタイミングをうかがっているだけなのか、今のところ容赦なく敵対しているように見えるシャーシロがどこで反旗を翻すのか楽しみです。
ヤルカーの苦魔獣
予告でも姿を見せていたヤルカーの苦魔獣。何やら、グランツ・リスクにはヤルカーを制御する能力があり、そもそもヤルカーがギャーソリンを集めていたのも、スピンドーの為だったことが明かされる。
キャノンボーグの改造により唯一制御から外れてしまっていたヤルカーは、今回イグニッションされ苦魔獣に。これまでの苦魔獣たちのアイコンを体中に張り付け、何やらタップすることでその能力を使えるという、チャンピオンブンブンジャー風の能力まで持ったなかなかの強敵。
しかし、そのイグニッションには相応の負荷もあるようで暴走、結果的にないやら浄化技風のブンブンジャーの攻撃で元の姿に戻ることができました。
元からスピンドーに疑問を覚えてていたサンシータ―ですが、今回のヤルカーを使い捨てにするスピンドーのやり方を見て対に反旗を翻す。ブンブンジャーが巨大ロボ戦闘ができない状況で、その代わりと言わん画ばかりに自らブンブンキラーロボを操縦士立ち向かい、共に空で爆散。いつものようにギャグっぽい描写で吹っ飛んだ様子もないのですが、あいつらがこれで死んだとはちょっと思いにくい。
以前のサルカーの件といい、ギャーソリンを集められるヤルカーという性質なんかを考えると、今後のスピンドー相手の鍵になる可能性なんかもあるのかもしれません。
47話 届け屋はひとりじゃない
今回ラスト本槍本部長がスピンドーへ提案したのは、未来とスピンドーの結婚。婚約を結ぶことで戦いを終わりにするという提案ですが、それは実質的なブンブンジャーの敗北という話。今回のサブタイトルが未来をこの手に』だったのは、未来とスピンドーとの結婚のことも意味していたのかもしれません。
ここにきて、1話の主軸にあった未来の結婚という話がある意味もう一度取り上げられることになり、いよいよクライマックスに向けて話が進みだした感じがします。
1話では、無理やりの結婚相手も、元々の婚約相手も両方振り切って自分のハンドルを握った未来ですが、ここにきて再び同じような選択を迫られることになる。次回予告ではないやら心を操る指輪なるものもあるようで、単に結婚だけではすまず、スピンドーは未来を操ろうとしている様子。果たして次回どうなるのか、なかなか気になるラストとなりました。
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