2025年2月3日に配信、週刊少年ジャンプ2025年10号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1138話『シャムロック登場』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1138話 神典 感想
シャムロックはシャンクスの双子の兄
ロキの元に迫った神の騎士団の二人シャムロックと軍子。ロキから見てもシャンクスとうり二つな顔をしているシャムロックに対する疑問に対して、シャムロックは自らシャンクスが双子の弟であることが語る。
今回気になったのは、シャムロックが言った『一度は聖地に戻った』という言葉。幼少期からロジャーの船に乗り海賊として過ごしていたシャンクスですが、これまでの話を見る限りマリージョアに戻っていたという話は出ていないはず。
1037話にて、「ある海賊について話が」と五老星の元で姿を見せていたのはおそらくシャムロックの方だと考えると、そのタイミングで戻ったというわけではないでしょうし、そうなると、ゴールドロジャーの死から、赤髪海賊団を立ち上げるまでの間に、一度マリージョアに戻っていたということなのでしょうか。
このあたりの可能性として、ありそうなのは、双子であるが故に兄と同じ顔をしているが故に、天竜人達にその存在が気付かれ、一度マリージョアに連れていかれたものの、天竜人としての生き方を受け入れることができずに自ら出奔。そのまま行方不明になっていたといったことがありそう。
しかし、今回ルフィがシャンクスの事を語り、ロジャーやレイリーたちが家族だった邪ねぇかなと語る時には、以前からエルバフにいたらしき編み笠を男の背中が描かれており、この人物がシャンクスがロジャー海賊団を抜けてから赤髪海賊団を立ち上げる期間までの家族のようなポジションだったのかなと思わせる演出で、もしかすると、ここから編み笠の男と共にシャンクスの過去について触れられる話が広がるなんて可能性もあるのかも。
また、今回この編み笠の男、ルフィたちが今いるアウルエスト城に向かって進んでいるようで、いよいよ、ルフィをエルバフで待っている男の正体が明かされるときも近づいているようです。
そういえば、シャンクスの家族の事を語るルフィ、さりげなくバギー以外と一言付け足しているのには相変わらずのバギーへの嫌いっぷりにちょっと笑ってしまいました。
シャムロックのケルベロス
今回シャムロックが使った、ケルベロスに変化して戦う剣。今回はあくまでケルベロスとだけ描かれており、悪魔の実イヌイヌの実モデルケルベロスを剣に食べさせたもののようにも見える。
ただ、その首をロケットのように飛ばして件で突き刺している様子はゾオン種のものによる攻撃とは何か違うようにも思えますが、幻獣種の悪魔の実であれば「ケルベロスとはそういう生き物だ」、とされれば通ってしまいそうな気もするのが悩ましい。
しかし、このケルベロスの背中をよく見てみると、五老星たちが戦う姿を取った際に背中に現れていた炎のような帯を浮かべており、今回悪魔の実と明示されていないことも相まって、イム様から五老星に対して与えられている力と同じものという方が正しいように思えます。
神典と宝樹に刻まれた絵
今回のラストで明かされたのは、宝樹に刻まれた絵の話。
900~800年前、空白の100年に書かれたとされる絵の話で、それと合わさるようにロビンの元でエルバフい伝わる神典が読み上げられる。
第一世界、第二世界、第三世界と、世界が三つの区切りがったようにえ語られるその物語を聞いていると、エッグヘッド編で語られたかつて世界が沈んでいたという事実にも関係していそう。
ニカとのつながりがありそうな太陽の神、エネルの扉絵スペース大作戦にて描かれた月と絡んでいそうな、月の人、半月の人といった言葉、更に描かれた絵にはエッグヘッド編に登場した鉄巨人エメトのような姿や、巨人、魚人、小人たやワノクニの人たちが手に太陽を持った何かと戦おうとしている様子が描かれている。
第三世界の部分では、混沌に空白、都合な残影といった言葉を見るに、どうやら空白の100年後の世界の事をイメージして書いているように思え、ある意味ここから先に起きる出来事を描いているようにも見えます。
おそらく、ワンピースの世界で過去に起きた出来事を記しただろうこの子供が描いた絵、果たして本当に子どもが書いたものなのか。どのような意図でここに書き、残されているのか、今後の話で語られるのが楽しみです。
神典の内容については色々考えていた結果長くなったので、Dの意味やルナーリア族なども絡めて、以下の記事にてさらに考察しています。
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