2024年10月より放送開始した、原作・ストーリー・キャラクターデザイン：鳥山 明、監督：八島善孝による、ドラゴンボールDAIMA17話『ゴマー』の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方は注意してください。
第17話「ゴマー」
ドラゴンボールを賭けた戦い
デゲスがあっさりと退場してしまった前回から続く今回、冒頭から魔界のドラゴンボールの奪い合いがアリンスとの間で始まる。
アリンスが界王神の姉であることが改めて語られた二人の会話シーン。界王神は、怪しい笑顔を浮かべて交渉する姿勢を見せているあたり、デゲスに対する態度とは明らかに違うようで、それなりに警戒して接している様子が感じ取れました。
タマガミに勝てる魔人ドゥがいるアリンスですが、相手もタマガミを倒してきた面々という事で、流石にそのまま全員で相手した場合には勝つのは難しいと判断したのか、1VS1での戦いを所望。受ける必要などないと言えばない悟空達、ドラゴンボールを破壊するという脅しもありましたが、どちらかといえば悟空の戦ってみたいという気持ちのもとバトルに突入といった感じでした。
悟空VS魔人ドゥの戦いは、ちょい演出がゆっくり目な感じもしましたが、超サイヤ人に変身した段階では互角といった感じ。とはいえ、今回のサブタイトルは『ゴマー』とのことで、乱入があるのかなと思っていたら、案の定途中からゴマーが参戦しそちらとの戦いへと移り変わってしまい、折角の魔人ドゥーとの戦いが中途半端に終わってしまったのが残念でした。
大魔王ゴマー
前回、魔のサードアイを入手したことで体が巨大化した大魔王ゴマー。魔のサードアイのことは魔界にいる人物は皆知っているようで、ネバやアリンスすらも驚いている様が伺える。何やらこの姿はサードアイゴマーと呼ぶようですが、体のデザインがカラーリングのせいかどことなくジレンに見えてしまい、顔とのミスマッチが印象に残ってしまう。
何やら専用のリングまで用意して戦いの場を用意するゴマーですが、その心中には城を破壊されたくない(したくない)という思いがあった様子。
ベジータとの戦いは、一切ダメージを与えられている様子もなく吹っ飛ばされてしまい、その様子を見た悟空も皆で一斉に戦うという、既に倒さないといけない敵を見据えた考えでゴマーに接しており、ゴマーへの警戒が伺える。
その戦いの冒頭では、何やらくっつき虫や復活虫が入っているポーチを落としてしまう描写がさらっと挟まれ、後々の回で合体しようとしたときに気付くのかなと思っていたら、今回の時点で復活虫を使おうとした際に手元にないことに気付く。
アリンスもまた流石に相手が悪いと思ったのか魔人達に協力を要請、自分はボールの管理が仕事とばかりに下から眺めていたタマガミもネバのアイコンタクトで暗に行けと言われる辺りはちょっと笑う。
しかし、その全員でかかっても、大魔王ゴマーには一切ダメージが入っていないようで、悟空もピンチ。、念力で体を縛られたところへの攻撃は、魔人ドゥとタマガミが庇う事でノーダメージ。これ自体はいいシーンのようにも思えるのですが、タマガミナンバー1、魔人ドゥと悟空の間にはほぼこれまで縁がなかったのがもったいない。かつての敵が庇うシーン自体は良いシーンなのでしょうが、もう少し関係をあらかじめ作る話が欲しかった気がします。せめて、魔人ドゥときっちり決着がついていたりすると、また違う感想にもなったのかもしれません。
とはいえ、二人の犠牲を見た悟空は覚悟を決めたのか超サイヤ人3への変身を行い、ゴマーとの戦いに臨む。次回予告では互角に戦えているような描写もありましたが、果たしてどうなるのか。そういえば、今回何でベジータは超サイヤ人3にならなかったのか、とか少し思ってしまいました。
今回の、悟空の超サイヤ人3は、そもそも本編でも変身は見せていたり、DAIMAではベジータがやっていたこともあり、さほどサプライズといった感じはありませんでした。そうなると、まだ悟空に新たな変身なんかの隠し玉があるのか、はたまたくっつき虫で超サイヤ人3での合体戦士登場なんてこともあるのかもしれません。
しかし、ゴマーを前に思ったよりあっさり協力体制に映ったアリンス、このままドラゴンボールを渡して大人の姿で戦ってもらうなんて展開もあるのでしょうか。そういえば、結局グロリオがスパイをしていた件も今のところは大した意味があったようには思えないので、ゴマーを倒した後にまだひと騒動ある感じなのかもしれません。
次回はサブタイトル『メザメ』とのことで、何かが目覚めるようですが、新たな力となるのか、グロリオに何かあるのか、まだ敵がいるのか、色々気になるところです。
S.H.フィギュアーツ ドラゴンボールDAIMA 孫悟空(ミニ)
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