2025年2月10日に配信、週刊少年ジャンプ2025年11号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1139話『山喰らい』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1139話 山喰らい 感想
ロキの鍵探しとヤーさん
前回、世界の根幹にかかわっていそうな神典の内容が明かされましたが、それはそれとして今回はルフィサイドでのロキを捕らえた鍵探しの話が進む。
エルバフでルフィを待っている男がいるという話は、以前から上がっており以前からちらちらと編み笠をかぶった男のシルエットも描かれていましたが、前回その人物がルフィたちのいる城へと向かっていることがちらりと描かれていました。今回は、その編み笠の男、ヤーさんと名乗る人物が、ルフィたちと接触。
この人物が、コロンの父であり、リプリーの夫でもあることまで明かされ、ロキの鍵を探すルフィたちに対して、その鍵が隠されている宝物庫の場所まで明らかにし、更にはその意外な正体まで明かされることになる。
スコッパー・ギャバン
ヤーさんと名乗った男の正体は、かつて海賊王の左腕と呼ばれたスコッパー・ギャバン。改めて、ロジャーの回想の話を読んでみると、966話『ロジャーと白ひげ』にて若き頃のその姿を見ることができました。
このスコッパー・ギャバン、愛の伝道師と語る様子はサンジを連想させていたり、ルフィにかつてのロジャーの様子を重ねていたりとどことなくロジャー海賊団の面々が麦わらの一味と重ねている描写があるのは、やはりルフィ―がロジャーの再来であることを意識しての演出といった感じがしてよいですね。
そんな今回、ルフィを待っていた編み笠の男こそが、スコッパー・ギャバンであることが明かされ、ロキの鍵をかけてルフィに勝負を挑んでくることに。過去一度シャンクスが捕らえた事が明かされたロキですが、それを再び解き放ってしまうのなら当然それを再び捕まえるだけの実力がなければならない、という事の様で、ルフィに対する腕試しが行われるようです。
このギャバンとの戦いはで単に力を見せるだけで終わるのか、押し返せても倒すには至らなかった五老星に対抗する力を学ぶ機会となるのか、というのもなかなか気になる所。ちょうど、シャムロックという神の騎士団が敵となりそうなのも、その辺に絡んだお話が進行するからなのかも。
ギャバンと同じく、海賊王のクルーであったレイリーにルフィが教えを受けたのは、ちょうど新世界が始まるグランドラインの真ん中。そこからさまざまな冒険を潜り抜け、ワノクニで大きく力を付けたルフィ、果たしてロジャーの世代と比べて、どの程度力を見せられるのか気になるところです。
ドスンダダ族?
愛が自由と語る彼は、バッカニア、ドスンダダ、手足首長、魚巨人(ウォータン)とこの世界に生きる混血のもの達をあげていく。前回の神典で語られた話を見ていると、どうにもこの混血という存在が重要な意味を占めていることが予想され、バッカニア族が世界政府から都合が悪い存在出会った理由もこのあたりにあるのかもしれません。
今回名前が出てきた混血の種族を見てくと、手足首長に関しては、おそらく足長族、手長族、蛇首族、達の混血だろうことが予測できます。魚巨人(ウォータン)に関しては、フォクシー海賊団の仲間にいたどじょうと巨人のハーフであるビッグパンが登場済み。バッカニア族に関してはは、クマが人間とバッカニア族とのハーフとされていますが、そもそもバッカニア族自体がどの種族同士の混血なのかは不明。単に巨人族と人間のハーフであるなら、ギャバンとリプリーの息子であるコロンもまた、バッカニアとなってしまう事を考えると、すでに滅んでしまった何らかの種族の混血という可能性もあるのか?
そんな中で、ドスンダダなる混血の種族も存在していることがわかりましたが、こちらはこれまの話でも一切登場しておらず一切が不明。ドスンダダという音の響きは、どことなく小人族であるトンタッタに近いように思えることから考えると、そこに巨大さを感じさせるドスンダダとするなら、まさかの、小人族と巨人族のハーフなんて可能性もあるのかもしれません。
ここにきて、新たに紹介されたドスンダダと呼ばれる種族。もしかすると、今後の話で登場するのか、はたまたすでに滅んでしまっているのか、気になるところです。
そういえば、ワンピース世界の種族の話になると、ビッグマムの作ったトットランドでは、3つの種族以外の全ての種族がいるというのも、何やら気になる所。このあたり、万国の存在もここから重要な意味を持ってくるのかもしれません。
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