2024年10月より放送開始した、原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山 明、監督:八島善孝による、ドラゴンボールDAIMA18話『メザメ』の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方は注意してください。
第18話「メザメ」
超サイヤ人3
超サイヤ人3でのサードアイゴマーとの戦いがスタート。ここまでほぼダメージが入っていない様子だったサードアイゴマーに対して、ある程度競り合える様子の超サイヤ人3の悟空。何やらそれにインスピレーションを受けたのか、魔人ドゥもクゥからもらったクッキーと合わせて髪を伸ばしたような姿に変身し共に戦う。
しかし、サードアイゴマーはそれでも太刀打ちできる相手ではなかったようで、倒されてしまう事になる。そんな中で、悟空のそばにネバがやってくる。
超サイヤ人4ゴッド?
何やらネバより力を分け与えられたようで、悟空が新たな姿へと変身。ぱっと見は超サイヤ人4に近い姿ですが、何やら髪の毛の色が黒ではなく赤色ということで、DAIMAでのオリジナルの形態と言ってもよいのかもしれません。
この髪の毛の赤色、ベジータとの合体後のゴジータの髪の色ということなのか、はたまた、ドラゴンボール超での超サイヤ人ゴッドの赤色からのイメージなのか。ドラゴンボールのブウ編の後の新たな変身という事から考えると、超サイヤ人4にゴッドの赤色を足したイメージというのが近そうなので、超サイヤ人4ゴッドとでもいうべき姿なのかも。
ただ、このあたりは、相変わらずのネバの便利キャラっぷりも目立ってしまう展開。大長老様たちが潜在能力を解放できたように、悟空の中の大猿の力を覚醒させ、超サイヤ人4のような姿にしたのかなと解釈はできますが、やはりちょっと唐突感もある。以前の魔界の大穴をふさいでいたバリアの時もそうですが、どうにもネバの力が話の都合で何でもできてしまうように見えてしまうのはどうなのかなという気もします。
そんな悟空の様子に奮起されて再び戦いに向かう魔人やタマガミ、そしてピッコロと界王神様。正直、前の段階でもほぼ役に立たなかったのに今更何かできるのかなと少し思ってしまいましたが、時間稼ぎはできた様子。悟空がかめはめ波を貯める時間を稼ぎ、一度はゴマーに殴られ失敗かと思いきや、きちんとかめはめ波を放ち倒すことに成功しました。
しかし、本当に強い魔のサードアイ、あれだけの力を込めたかめはめ波でも倒しきれず。何やら暴走したかのような描写が描かれるも、単にゴマーが巨大化してさらに強化されることに。謎の光に包まれた悟空は、超サイヤ人4への変身すらも解除されてしまい、絶体絶命のピンチに。
赤いポルンガ
その裏で、アリンスがグロリオにドラゴンボールを持ってくるよう命令する。ボールを集めたアリンスは、ナメック語をグロリオに覚えさせておりポルンガを呼び出し、自分自身がサードアイゴマーを超える力を持つ最強の魔人になろうとする。ボールによって呼び出されたのは赤いポルンガ。この辺は、GTで登場した赤い究極神龍をオマージュした感じなのかもしれません。
次回のタイトル『ウラギリ』は、グロリオが悟空達を裏切りアリンスの願いをかなえる裏切りを意味している展開なのではと思わせようとしているのかも。ただ、今回ボールを持っていくグロリオがこれまでの旅を回想するような描写が挟まれてり、ポルンガへの願いの最後の言葉が、チルドップと子供を連想させるナメック語だったことを考えると、地球の人たちの子供化を解除してくれというのが、グロリオの願いで、ウラギリというのは、アリンスに対する裏切りを意味していそう。
グロリオにナメック語を覚えさせて、願いを叶えさせようとしたアリンスですが、最後の最後で自分でナメック語を覚えていなかったことが仇となりそうな展開。というか、そもそもグロリオに願いを叶えさせるとグロリオが自分自身を最強の存在にしてしまうなんてことも十分ありそうなのですが、そのあたりもアリンスはちょっと抜けていたなと思ってしまう。この辺は、グロリオとアリンスの間の関係がもう少ししっかり描かれていると、裏切り描写に対してもっと見ていて思う部分が出てきたのかなと思ってしまうお話でした。
今回、少し気になったのは、今回皆が戦いに向かう中で、一人飛び立つことができなかったベジータ。まだくっつき虫や、回復虫が残っていることを考えると、次回当たりで再び奮起して戦う事になりそうですが、こちらも超サイヤ人4のような新たな形態があるのか、どのように再び戦う意思を取り戻すのか、気にになるところです。
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