2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』3話『勇気を出して♪キュアウインクデビュー』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
3話『勇気を出して♪キュアウインクデビュー』
蒼風なな
前回話題に上がっていた新入生歓迎会に向けた練習から始まった今回のお話。冒頭からすごい勢いで話が展開し、今回のななが直面した問題まで一気に見せていくスピード感に少し驚く。OP始まる前、アバンの時点で、ななが直面したコンクールでの失敗まで描き、始まりも始まりながらなかなか何があるのかと思わせるスタートとなりました。
OP後の展開では、コンクールでの失敗を引きずるななの様子がおかしい事を、周りが気付かない中うた一人だけが気付く。このあたりも、うたが周囲の人の事をよく見ているからこそ、そのささやかな変化も察せられたのかも。幼い頃からお店に出て色々な人と触れ合ってきた、うたの根っこの部分がよく生きているお話に感じられました。しかし、今回の話を見ていても、うたは相変わらずころころ表情が変わったり、少しななから褒められると、ウインナーをもう一個渡していたりと、本当に細かい部分が可愛くてよいですね。
ななに対するプリキュアバレは、単なるうたとプリルン二人のドタバタからのうっかり発言と、こちらもなかなか衝撃展開。ななは、割とあっさりと受け入れていましたが、前回の戦いを近くで見ていたことからある程度推測していたのかもしれません。
色々あった今回の話でしたが、特にサプライズだったのは、ななとうたの二人が幼い頃に出会っていたというエピソード。かつてはピアノを始めようとしていたうたですが、ピアノよりも歌う方が好きといった感じでコンクールでも歌ってしまう。そのコンクールに一緒に参加していたのがななだったようで、コンクールに向かい緊張するななに対して、ウインクで緊張をほぐしてあげる。しかし、その時のウインクが、ななが変身するキュアウインクという名前やファンサのウインクに繋がっているのは、ななの中でのうたとの出会いの思い出をどれだけ大切にしていたかを感じさせるようで良かったです。
キュアウインク変身
これまで2回続けて出動していたカッティに変わり、今回はザックリーが出動。しかし、カッティ3話でも何度もキュアアイドルの映像を見ている様子で、すっかりファンになりつつある様子。今回キュアウインク登場回で、ザックリーガ出動となったのを見るに、ザックリーはキュアウインクのファンとなるのかなと思わせる展開。
今回、マックランダーの被害者となってしまったのはうたの妹であるはもり。ピアノの件でななとのつながりもあった彼女が犠牲となる中で、キュアアイドルが檻に捕まるピンチのなか、自ら前に進むことでキュアウインクへと変身する。ななのいざ進むと決めると迷いがない辺りは、どことなくうたの初変身と被る部分もあり、なながうたのようになろうとする意志が感じられる展開。
キュアウインクは、蹴り技を中心に戦ったりバリアを張ったりと動きが多彩。ただ、キュアアイドルのグータッチは、どう見てもパンチですが一応タッチという形にしてファンサにしていたのに対し、ウインクのウインクはもろにキックでもはやウインク要素が一切なくてちょっと笑ってしまいました。
知らない同級生同士からのスタートかと思われたこの二人のプリキュアでしたが、幼い頃に会っていた話が出てきた事で、予想外にななからの想いが強かったことが分かった今回。今のところキュアアイドル研究会を立ち上げただけの、紫雨こころがここに加入して、どんな関係になっていくのかも気になってきます。
次回 4話 レジェンドアイドル、響カイト
3話でキュアウインク加入とのことで、この流れでキュアキュンキュン加入まで進むのかなと思いきや、ここにてOPで姿を見せていた謎の人物メインのお話となる様子。
レジェンドアイドルとのことで、世間的にもアイドルと認知されているキャラクターが登場するようですが、プリキュアとどのように関わってくるのか。単にアイドルとしての先輩的なポジションとなるのか、はたまたチョッキリ団と関係があるのか、どのような立ち位置になるのか気になるキャラクターとなりそうです。
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