2025年2月24日に配信、週刊少年ジャンプ2025年13号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1140話『スコッパー・ギャバン』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1140話 スコッパー・ギャバン 感想
週刊少年ジャンプ2025年13号
ワンピース 11話『スコッパー・ギャバン』が掲載された週刊少年ジャンプ。
スコッパー・ギャバン
海賊王の左腕と呼ばれるスコッパー・ギャバンの登場で終わった前回から、ロキの鍵の奪い合いを賭けた今回の戦い。とはいえ、ギャバンはあくまでルフィの腕試しといった感じで攻撃を仕掛ける。ルフィやゾロにぞっとさせるほどの技と言い、本気を出していないながらも、その実力の高さをうかがわせるも、ルフィの白い姿を確認するとそのまま降参と、思ったよりもあっさりとギャバンとの戦いは終了。
ロードがその正体を語ろうとするも、それを止めてこの島を出るころにエルバフが無事だったらまた俺に会いに来いと、意味深な言葉を残して去っていくことになり、結局その正体はルフィたちは知らないまま。
ギャバンもシャンクスに対しては、俺がそんな簡単にそいつを信用すると思うか？との言葉を残していたようで、ルフィたちを試そうとしている様子もうかがえる。何やらこれからエルバフで起きる事件を予感しているのか、ロキを解放したら大変なことになるからかのかはわかりませんが、それをどうにかできる力を持っているかどうかこそ最後の試練といった感じなのかも。
そんなスコッパー・ギャバン、果たして何をルフィに伝えようとしているのか。もはやエルバフへ続く展開も近いだろうことを考えると、最後のロードポーネグリフに絡む情報とい可能性もありそうです。
ソマーズ聖とキリンガム聖
エルバフの巨人族の子供たちを誘拐しようとするシャムロックと軍子、軍子がアビスと呼ばれる五芒星を開くことで、新たな神の騎士団ソマーズ聖とキリンガム聖が登場。二人とも呼び出しの連絡中に、急に呼ばれたようで、準備の途中で突然エルバフへといった感じでなかなかの驚きっぷり。ソマーズ聖闘の下着丸出しの姿を見て、軍子は頬を赤らめていたりと、意外と普通の反応を返すのがちょっと新鮮。
五芒星(アビス)という名称が今回登場し、これまで五老星や、神の騎士団が行ってきたワープはおそらくこれだったことが明かされる。また、ソマーズ聖の言葉では、五芒星(アビス)を通るためには、体にマークが必要とのことで、ソマーズ聖の左腕には何やら模様が描かれており、これがそれなのかも。
しかし、ソマーズ聖は人の姿をしていますが、キリンガム聖の方が、何やらその名の通り、幻獣である麒麟のような姿をしているのが印象的。神の騎士団でこういった幻獣の姿を取っていると、五老星を思い出しますが、背中に浮かぶ覚醒の証のような雲はルフィと同じ白色というのがちょっと気になる所。背中のこの雲の色、どのような意味を持っているのか気になりますね。果たして、悪魔の実幻獣種の麒麟なのか、悪魔の実とは違う何らかの力なのか、どのような力を持っているのか気になります。
シャムロックの気になる点
どうやら、シャムロックは、マリージョアの食糧問題等様々な問題にあふれており、今回はこのまま下がるようですが、今回色々と気になるところを残していく。
一つ目は、ソマーズ聖の言ったハラルドの墓参りという言葉。シャムロックに対してエルバフ王であったハラルドの墓参りというのは、神の騎士団とハラルドに繋がりがあったことを意味しているように思えます。そうなると、ロキによるハラルド殺しも、やはり何か裏があるのかもしれません。
また、ハラルドの進めたエルバフの子供たちを文化的に教育するという流れは、神の騎士団の先兵として誘拐しやすくするためとも考えられますが、単に戦いから遠ざけようとしたとも考えられる。今のところハラルドが神の騎士団にエルバフを捧げようとしたなんて展開も思い浮かびますが、まだ何かあるような気もして今後の展開が楽しみです。
そして、もう一つ気になるのはシャムロックが最後に伝えた「ゲームにしろ…！」という言葉。神の騎士団に絡んでゲームというと、ゴッドバレーで行われた非加盟国の人間狩りを思い出しますが、今回のエルバフの子供の誘拐にもポイントをつけるなんてこともあるのか。
ただ、お前たちの能力なら…と前置きを置いていたのもちょっと気になる所。そもそも船で輸送するという話の流れから繋がっており、エルバフがどことなくゲーム的な要素を連想させてくるのも相まって、何が行われるのか気になってきます。
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