PR

想星のアクエリオンMOE 10話『変わり果てた世界の中で』感想・考察 モモヒメはなぜ死んだ?【myth of emotion】

スポンサーリンク
アニメ
アニメアニメ感想文感想文
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

2025年冬より放送開始の作品、原作:河森正治・サテライト、監督:糸曽賢志による想星のアクエリオン Myth of Emotions 10話『変わり果てた世界の中で』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

10話『変わり果てた世界の中で』感想

過去生の出来事

そろそろ終盤も近づいてきた想星のアクエリオンですが、今回の前半はこれまで断片的に明かされてきた過去生の出来事がまとまって語られることになりました。

これまでの回想を見ていると、ナヌークとセドナとの恋愛を絡め、セドナが女神に選ばれたタイミングが過去生に絡む事件の始まりかと思っていたのですが、それ以前に機械天使アクエリオンをスクナが開発したことこそが一連の事件の発端となっていることがわかる。

以前、登場した汚れた翼を抜き取っていた件もアクエリオンに連なる話として描かれており、翼を狩ることで生じたエネルギーがアクエリオンの力の源になっているようにも見える描写が挟まる。また、過去生の世界にも魔物なる存在が出現し人々を襲いだしたことで、なかなか大変な事態となっている様子。

今回の話では、元々感情を持たないとされた人間の双子に翼を与えることで、翼の穢れがなくなっていったというのも気になる所。そもそも、翼の穢れとは何を原因としているのかもはっきりとはしていませんが、翼に込められた強い過剰が汚れなら、感情を持たない人間に注ぎ込まれ受け皿となった事で翼の穢れが消えたなんてことはあるのかもしれません。また、この双子に絡んでは、元々感情を持たないとされていた人間である双子を過去生としているサヨとハナが、自己愛と憎しみという感情がなぜ欠けたのか?というのも疑問のまま残る。このあたりも、今後の過去パートでの双子の出番に絡む謎として残されているのかもしれません。

また、過去パートのラストでは、女神に呼びかけたことでセドナを新たな女神として受け入れることで救われるというくだりが最後に語られる。ただ、ナヌークの言った通りあれが本当に女神の言葉なのかというのもわからず、一番肝心となる、その後何があったのかはまだ秘密とされているようです。

色々と明かされる中、やはり気になるのは、過去生と本編キャラクターが失った感情との関係。特に、ナヌークとサッコの失われた感情の関係を見ていると、ナヌークはセドナを救うために自分の恐怖心を捨てた故に、サッコも恐怖心を失ったという流れが自然な気がしますが、そうなると、なぜスクナを過去生とするトシは好奇心を失っているのかというのが気になる所。もし過去生が自ら捨てた感情が本編キャラクターの失われた感情だとするのなら、今のところ自身の好奇心の赴くままに好き放題やっているスクナが、自身の好奇心を捨てたいと思うほど後悔する瞬間がこの後訪れるという事なのか。

とはいえ、このあたりについては、それぞれ持っていた一番強い感情が抜け落ちているだけとも解釈できる何とも言い難く、過去パートのこのあと何が起きたのかが気になるところです。

変わった世界

今回は冒頭から過去パートが大胆に語られていき、本作がそろそろ終盤という事もあり、過去何があったのかを1話使って語りきってしまうのかなとも思っていたのですが、後半は本編の時間軸へと戻って話が進められる。

サッコ達が神話世界に言っていた間に、元の世界では三ヵ月もの時が流れていたとのことで、世界の様相は大きく変わってしまったことが明かされる。

合体しつつある世界の様相を示すようにそもそもの世界の見た目も様変わり。また、学校の大きな変化としては、サンが生徒会長となり、トシが副会長としてサンを補佐。更に、アクエリオンの消失により失われた戦力を埋めるためか、サンの影響で生徒たちがエレメントととして世界中に戦いが広がっている。

皆が世界の合体により一つに戻った世界で優位を取り消滅を防ごうとする中で、神話世界の事情を知ったサッコ達は、そもそもの合体を辞めさせようとサンを説得しようと動き出す。

その中心としてトシが動いていたようで、彼自身も雰囲気が大きく変わってしまっている。ただ、見た目こそ悪役のような姿になってしまいましたが、ハナが言っていたように、皆がいなくなった穴を3ヵ月埋めるために必死に動き、世界の合体の際にはこちらの世界が優位になるようしているだけということで、その戦う理由を考えると無理こそしているものの、むしろ真っ当な物であるようにも思えます。今回のスクナのアクエリオンにまつわる狂気的な行動が前半で描かれた故に、それに引っ張られ印象が悪くなっていますが、トシ君自身は世界を守るために必死なだけなのかもしれません。

そして、元々サンを保護していた宇宙たまごの会については、完全に排除される団体となっているようで、それまでともに動いていた彼らから離れているサンの今の行動が本当に本心に沿ったものなのか?というのはちょっと疑問が浮かぶ。ただ、サン自身は別れた世界を一つにすることを目標として動いているようなうえ、そもそもの彼の心がどこを向いていたのかもわからないままという事で、今後の展開が気になるところです。

モモヒメの死

神話世界で失っていた恋愛感情を取り戻し、サッコに対する自分の感情を理解したモモヒメ。今回改めてサッコにその気持ちを伝えるも、ラストに訪れたのはまさかもモモヒメの死という情報。

調律プログラムを早々に突破し、再びアクエリオンに乗ると宣言した彼女に何が起きたのか、非常に気になるラストとなりました。

学校にて彼女の死のみが語られその原因は不明。ハナの殺したい欲が抑えきれなかったのか、はたまた調律プログラム中に何か問題が起きたのか、それともサンの説得という覚醒会議からしては邪魔となる行動をしようとした故に排除されたのか、色々と可能性は考えられますがこれに関しては次回明かされることになりそうです。

そういえば、この終盤にかけてのヒロインの死という展開は、本作の最初に起きたイチキサヨの突然の死を思い出させるものでもある。そうなると、サヨの死の時のと同じように、モモヒメの死の確定に絡む世界の揺らぎがまた起き、ここからの展開に絡んでくるなんてこともあるのかもしれません。

漫画・アニメランキング ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
スポンサーリンク
又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
最近はゲーム実況関連情報とかが主体です。
ブログアップ前に見つけた情報は速報的にXで更新しています。

又三郎をフォローする
シェアはこちらから
又三郎をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました