2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』30話『最凶の大統領令嬢』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
29話 ジープの電撃結婚
可愛そうなランゴ兄さん
リゼル・ジャルダックの大暴れや、ジープのショウマへの憎しみ、チームとして活動を始める仮面ライダーたち等々、色々なシーンがあった今回の話ですが、なぜか一番強く印象に残ったのは、ランゴ兄さん。
元からそう口数が多いキャラクターではないですが、今回はグラニュートの大統領ボッカ・ジャルダックに呼びつけられ、闇菓子関連を問い詰められることになる。警察ともつながりが深いという話を降られた際の「あっ…」と言葉を返せない様はあまりにも可哀そうすぎて少し笑ってしまう。
さらには、その件で詰められたのかストマック社自体もボッカ・ジャルダックに乗っ取られる形となり、社長はリゼルジャルダック、副社長はジープに成り代わられ、自身は仕入れ担当へと落とされてしまうも、何も言い返すことができない様子はかわいそうとしか言いようがない。
これまでやってきたこと的にかわいそうで、許される相手ではないのは分かりますが、わかりやすく言葉数も減り、意気消沈した様子は果たして本当に本作のラスボスとなる人物なのかということすら疑いたくなり、果たしてここからどのように会社を取り戻すのか、はたまた、このまま倒れてしまうのか、今後の行く末が気になるキャラクターとなってきました。
リゼル・ジャルダック
今回は大統領の娘であるリゼル・ジャルダックの紹介を兼ねたお話といった感じで、彼女とショウマ達の初遭遇が描かれる。初対面からジープをいじめた赤ガヴに対していきなり殺すつもりで攻撃を仕掛け、その威力はショウマ達を一発で変身解除に持ち込むほどと、圧倒的な強さを示す。
今日はあくまでお散歩の最中、偶然遭遇してしまったが故に見逃してもらえましたが、本気で戦うとなると力の差を感じる相手といった感じでした。
人間界で見つけたものを父親の元に持ち帰るも、何やらそれをすべて廃棄するよう指示する父親。娘を愛しているようですが、飽きっぽいその性格を理解しているようで、人間の事も、ジープの事すらもやがて飽きて捨てると思っているように見えました。
ただ、その考えは正しいようで、今のリゼルがジープを見ている様子は、旦那として認めるというよりも、どちらかというとペットにかまってあげているといった態度のように見える。
ジープはリゼルを利用するつもりでいるようですが、それと同時にリゼルもまたジープにいつ飽きるかわからない状況といった感じ。とはいえ、この二人の関係、ここから変化していくこと可能性もまだありますし、そのあたりが今後の展開に繋がっていくのかなという気もします。
謎の駄菓子屋のおじさん
今回の話を見ている中でショウマが聞き込みに当たった駄菓子屋のおじさんが、妙に印象に残るキャラクターをしていました。何か特別なことをしたというわけではないのですが、ショウマの行方不明という話に妙に聞き込んでいたり、ショウマが去った際には意味深な目線を向けていたりと、何やら怪しげな雰囲気も漂わせている。
さらには、次回予告でも姿を見せており、単に単発登場のキャラクターというわけではなく、何やらまだ出番がある様子。
このおじさん、今回のグラニュートに絡んだキャラクターというわけでもなく、前回の絆斗がショウマの母を調べていた件から考えると、実はショウマの母の兄か弟、人間側のショウマの叔父さんなんて可能性はあるのかも。母親の面影をショウマに感じ取ったなんて可能性はあるのかもしれません。
何やら意味深な追加の登場人物、果たしてここからどのような役割を担うのかちょっと気になってきます。
辛苦マリアージュ
チームでの行動が綺麗に決まり、ショウマも楽しそうにしていた今回でしたが、何やら元の性格的に水と油な感じもある絆斗とラキアの二人に絡んだお話が次回描かれる様子。何やら二人がくっついちゃったとのことで、離れられない二人がどのように互いを認めるのかといった感じのお話になるのかも。
しかし、今回色々なわだかまりが解消した後ということもあり、ハピパレ4人が力を合わせて立ち向かうといった感じが出ていてよかったです。いつもの決め台詞も、俺がではなく、俺たちがと言い直すのがなかなか良い感じでした。
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