2025年4月16日配信開始、週刊少年サンデー2025年20号に連載された名探偵コナン、シリーズの最終話FILE1143『煙のように』の感想・考察記事です。ネタバレもあるので注意してください。
FILE1142「ウソつきは…」
答え合わせ
今回は事件の解決編という事で、今回の大金の詰まった袋にまつわるエピソードの謎が解かれることになりました。
ここまでの自分の推理との答え合わせをしてみると、漫画家に関してはほぼ正解。弁護士に成りすました強盗のあたりは、弁護士バッジ周りの嘘に絡むや、タンス預金のあたりは概ね当てられており良い感じ。
ただ、最後のADに関しては、荷物が小物というあたりまでは予想できていましたが、仕事までは当てきれずちょっと残念。このあたりは、正直自分でもよくわからず…というところもありましたが、水に浸すと赤くなる紙なんかは、色々調べて推理のネタにしているようで流石と言いたくなってしまいます。
そういえば、弁護士バッジの件も、タイタック式が標準へ変更されたのは2023年の12月とのことで、かなり最近の話。そういう部分もきっちり推理に取り入れているのもすごいですね。
マロン
今回表紙でも家族そろって笑顔満点な毛利一家ですが、今回の事件は、おっちゃんが誰にプレゼントの相談をしていたのか?というあたりが、ある意味事件よりも重要なエピソードとなっていました。
相談しておいて、本人が全然来ないということで、お相手からは大量の連絡。ここぞとばかりに良い連携を見せた蘭姉ちゃんと、英理さんにより暴かれたのはマロンなる人物。
名前からも連想で来てしまいましたが、その正体は風邪で仕事を休んでいたはずのパラリーガルの栗山さん。頼み込んできてもらっていたのもそういう理由だった上に、何やら今回以外にも英理さんへのプレゼントの相談やら、その反応やらこれまでも話を聞いていたとのことで、すっかりこの夫婦に振り回される一人だったようです。
いざ、こういう話が表に出ると嬉しそうな英理さんに、照れ隠しに遁走してしまうおっちゃん等々、なかなか微笑ましいエピソードとなりました。
フラッシュバックの謎
そんなこんなで微笑ましく終わった今回のエピソードですが、本筋的には一連のエピソードの最初のお話でコナン君がフラッシュバックした謎が残る形となりました。
猫の鳴き声と赤ん坊の泣き声に絡み板垣の記憶が繋がったような演出となっていましたが、今回はそちらは一切触れずに終了。次回は26号で連載とのことで、5月末ぐらいから続きのお話と、結構近めなことを考えると次のエピソードで拾われるなんてこともあるのかも。
映画後の連載という事を考えると、何やらそこにも絡んだ要素もあるかもで、次のお話が黒の組織に絡むものなのか、なかなか楽しみです。
コメント