2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』31話『辛苦マリアージュ』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
31話 辛苦マリアージュ
ギャグなノリが強いお話
メタリフェルホソアカクワガタの飼育が云々となかなか妙なノリから始まった今回のお話、ラキアと絆斗の腕がくっついてしまうという予告の通り、かなりギャグのノリを前面に押し出したエピソードとなっていました。
これまで色々とごたごたしていた関係もあり、あまり関われるタイミングのなかった絆斗とラキア二人の相性の悪さがひしひしと感じられるお話が展開。いずれは喧嘩するほど仲がいいといった関係になりそうな二人ですが、今回の範囲ではまだまだ本気で仲が悪い様子が描かれる。
個人的にツボだったのは、グラニュートだから嫌いなんじゃないという絆斗の発言。ショウマやショウマの大叔父であるデンテとの関係を通じて、既にグラニュートも悪い奴だけではないという認識が頭の中にあることがよくわかる発言でした。
しかし、ラキアと絆斗がくっついてしまってからのドタバタの流れもなかなか面白く、根本的な力の差があるグラニュートと人間であるが故に、絆斗がかなり振り回され時折敬語になっているのにちょっと笑ってしまう。ラキアからこれまでの絆斗の行動を的確にツッコミを入れられて言い返せない絆斗だったりと、どちらかといとラキア優勢な様子な腕がくっついちゃった事件でした。
ショウマの母の親族はまだ謎
前回の流れに続いて、今回ショウマの親族に関する調査を続けていた絆斗。井上みちるという名前を元にショウマの家族を探すも見つかったのは、ショウマの母とは関係ない井上みちるという男性の家族。行方不明になったのもまだ最近ということで、単なるグラニュートによる事件の被害者というだけだったようです。
ちょっと気になるのは、今回の母の親族探しが不発に終わったのは、同姓同名の人物にたまたま当たってしまっただけというだけで、まだ他にも候補がいるのか、そもそも行方不明者の一覧にショウマの母の名前がないのかというところ。
リストに名前が載っていないとするなら、ショウマの母親と家族の関係はなかなか複雑なもので、母方の家族はショウマが恐れているように彼を受け入れてくれるような存在ではないなんてこともあるのかも。
ともあれ、このあたりに関しては、今回のグラニュート騒動が終わってから再び触れられることになるのかもしれません。
まさかのコメルの仇?
全体的にギャグっぽいノリで進んだ今回の話でしたが、その最後でまさかのラキアの弟コメルの仇が今回登場したグラニュートなのではないかという疑惑が浮かび上がる。ハナカマキリのような姿をしたグラニュートでしたが、その攻撃による傷口がコメルの背中の傷口と重なったことからラキアがその関連性を疑う事になりました。
ミスリードの可能性もありそうですが、結構終盤が近づいていることを考えると、このグラニュートが仇というのをずらしてくるのも考えにくいかも。
普段は冷静なラキアですが、コメルが絡んだ際は冷静な判断ができなくなることも多い。この頭に血が上り冷静な判断ができなくなるという展開は、どことなく以前の絆斗を思い起こさせる部分もあり、今回敢えてラキアと絆斗二人を絡めた話にしたのも、今度は絆斗がラキアをたしなめる展開のためなのかも。
今回、まさに暴走気味だった時の絆斗をラキアが馬鹿と称していましたが、一連のエピソードが終わった後打ち解けた二人は、逆に今回の件をからかわれるなんてこともあるのかもしれません。
謎の駄菓子屋さん
前回、グラニュートの調査の最中に遭遇した駄菓子屋のお兄さん、何か意味ありげなポジションについているようにも思えてくる。今回の話を見た感じ、グラニュートの関係者という可能性も否定こそできないものの、どうにもそういうわけではなさそう。
今回はショウマにキャラメルを食べさせたことで新たなゴチゾウを生むきっかけとなっており、今後の新たなゴチゾウを作る際に絡む人物となるなんてこともあるのかも。
駄菓子屋というポジションは、お菓子屋さんそのものということもあり、今後のショウマが目指す道に絡んでくるキャラクターなんてこともあるのかなと思いました。
そういえば、今回のCMではガヴの最終フォームとなりそうなDXゴチポッドの映像も流れていましたし、最終フォームのゴチゾウを生むエピソードに絡んでくるなんてこともあるのかもしれません。
次回 本音をカップオン!
次回はラキアの復讐に絡んだエピソードが中心となりそうながらも、リゼルとショウマの接近やニエルブがデンテを発見するなど、同時に大きく話が動きそうなエピソードとなっています。
特にリゼルからショウマに対する用事というのは、なかなか気になる所で、どうにもジープが願う復讐を果たそうとしているというわけではなさそう。彼女の自由さを見ていると、人間とグラニュートのハーフという存在に興味を持って話を聞きたいなんてこともありそうですが、もしかしたら、ショウマとの接近をきっかけにリゼルに何か変化が起きるなんてこともあるのかもしれません。
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