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アニメ 小市民シリーズ 第2期 14話『うたがわしい夏(前編)』秋期限定栗きんとん事件 感想

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小市民シリーズ2期14話うたがわしい夏(前編)感想 アニメ
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2025年春より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 14話『うたがわしい夏(前編)』の原作未読での感想文となります。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

14話『うたがわしい夏(前編)』

雲行きが怪しい瓜野君

新たに新聞部部長となり、絶好調といった感じの瓜野君。新入生を前に以前の月報船戸を紙屑だったと言い切るあたりは、まさに天狗になっているといった感じ。新入生たちを伴い、火事を起こす犯人を捕まえるために動き始める彼ですが、この後その高く伸び切った鼻を折られることになりそうな予感を匂わせる。14話を見ていると、そんな予感を漂わせる要素が3つ頭に残りました。

小鳩君の調査

まず最初に瓜野君の先行きに暗雲を漂わせ始めたのは小鳩君の一つの調査。何やら瓜野君の推理の材料となっている消防分署の対応範囲の書類は、6年前に作られたものだったという事。翌年以降のものには既にそんな記録はなくなっており、更に7年前は小指分署自体がないとのことで、とても限定的な情報であることが明らかになる。

犯人も偶然6年前のものを持っており、それを元に犯行をしている…なんてことも可能性としてはなくはないですが、あまりにもできすぎた話。このことから考えると、むしろ瓜野君の家に6年前の防災範囲が記された書類があることを知っていた人物が、事件に利用したと考える方が自然なのではないかと思う。

そうなると、今回の放火事件の犯人は、そもそも瓜野君の家にこんなものがあるのを知っている可能性がある人物という方向から絞る方が確実に思える。その点から考えると瓜野君の兄が消防士だったことを知っていた上、さりげなく話の中でその話題を出してきた氷谷君が、瓜野君を誘導しているのではないかと、さらに怪しく見えてきます。

今回の氷谷君は、瓜野君たちの夜間警邏についても自分はついていかないとする。瓜野君に対して妙に協力的な氷谷君ですが、塾があるからついていけないとのこと。そこに加えて、氷谷君が捕まえてしまえば瓜野君たちの手柄を奪う事になるともっともらしい理由を付けていますが、どちらかといえば、その晩に何かほかの事をやらなければいけないからなのでは?と疑いたくなってしまう。

そして、調査に熱中するあまり現場に向かうというリスクを冒してしまった瓜野君。まさに健吾が危惧していた通りの事態になりつつあり、もし仮に今回犯人が現場から瓜野君たちが逃げる瞬間を抑えていれば、いよいよ瓜野君が犯人なんてことにされてもおかしくなくなりつつある。

6年前という限定的な分署の対応範囲の件はも、家にそれが偶然あったから推理に使ったと言われるよりも、家に偶然会ったそれに沿って火をつけて回ったと言われてしまえばどうしようもない。そもそも、最初の2件の事件を瓜野君に伝え、調査に関わらせ始めた氷谷君が瓜野君に罪を擦り付けるよう過激な行動に走らせているように思えてきてしまいます。

相変わらず謎な小佐内さん

二つ目は、瓜野君の彼女である小佐内さんの行動。彼女は前回の瓜野君へ今後の活動を取りやめるよう警告をし、それを拒否した瓜野君に対して何やら意味深な行動を見せていました。

今回の彼女は、ほとんど出番こそなかったものの、瓜野君たちが犯人を捕まえようと夜間に動く中、妙にタイミングよく瓜野君の元へ電話をかけてくる。小佐内さんからの電話は途中で電車の音が鳴り響き、小佐内さんの声が聞こえなくなってしまうというアクシデントが挟まる。このアクシデント、最初は小佐内さんがないか大事なことを伝えようとしたのが聞こえなかったのか?とも思えた。しかし、その夜の火災が電車の走る高架下で発生したことを考えると、むしろ火災のタイミングに自分がそこにいたことをわざと瓜野君に伝えようとしたようにも見える。瓜野君がいた公園の砂が栗きんとんの形をしていたのも、小佐内さんがここで何かを仕掛けたことを示唆しているかのようでした。その後公園に移ったシルエットも、小佐内さんの姿をしているようにも見え、何やら非常に意味深。

ただ、相変わらずわからないのは小佐内さんが何をしようとしているのかという事。氷谷君が何かを企んでいるとするならば、最初はそれを利用しながら瓜野君が新聞部でやりたいことをできるように手伝ってあげていた、しかし、氷谷君がそろそろ本格的に瓜野君をはめようとしているだろうことを予見し、そろそろ辞めるよう示唆したなんてことはありそうに思える。

ただ、仮にそうだとしても彼女の忠告を無視して動き続ける瓜野君に対して、今の彼女が何をしようとしているのかがわからない。1期で判明した彼女の性格から考えると、自分に舐めた態度をとってきた瓜野君にやりかえそうとしている、とも取れますが、そもそも小佐内さんが今の瓜野君に対して怒っているのかどうかすらわからず。毎度のことですが、彼女が何を目的に動いているのかが全く分からないのが怖いです。

また、川沿いで燃えた彼女が誘拐された車の件も単なる偶然なのか、はたまた、あれを燃やさせるべく犯人を誘導したのか、はたまた、本当に彼女が燃やした可能性も0ではないわけで、一向に謎が深まります。

五日市君の謎の行動

瓜野君がちゃんと仕事をしているのか?という小鳩君の問いかけによって何やら動きをみせた五日市君。今回のラストでは、何やら瓜野君の記事のデータを拡大している瞬間が描かれる。

このシーン、五日市君が印刷前に記事を差し替えでもしたのかと思ったのですが、翌日新聞を見た瓜野君は何やら満足そうな表情を浮かべており、記事を丸ごと差し替えたというわけではなさそう。

瓜野君がちゃんと仕事をしているのであれば気づけるような細かい部分を変えたのか、はたまた、何かを仕込んだのか。かなり怪しい行動でしたが、今のところはその目的はよくわからず。ただ、小鳩君のあの一言がこの行動のきっかけになった事は間違いなく、一連の事件を解決に向けて話を進めるうえでカギとなる行動であることは間違いなさそうです。

小鳩君と仲丸十希子さん

今回もまた、いまいちかみ合わない小鳩君と仲丸さん二人の関係が描かれる。今回二人が言ったのは、ファミレスのようなお店。そこで、トマトが嫌いだろうと推理する小鳩君ですが、仲丸さんは、特にそういうわけでもない。

前回、仲丸さんは自分が浮気している件を、先輩から聞いたのではないかと暗に問いかけているようでしたが、それを知っているはずの小鳩君は何も存ぜぬと涼しい顔。自分の何が好きなのか?と再び問いかける仲丸さんに対しても、小鳩君はなにやらそれっぽい言葉で話を逸らす。

仲丸さん、浮気でもすれば、流石に小鳩君も何か反応を示すのではないか、小鳩君が自分に興味を持っていると確信できるのではないか?といった気持ちから浮気をした、もしくは、そういう噂をあえて流したのではないかと、思ってしまうシーンでした。

今回のトマトの指摘の件も、9カ月も付き合っているなら彼女の好き嫌い位ある程度把握していもおかしくはないのでは?と思う所もあり。この二人の関係、小鳩君は綺麗に進められていると思っていそうですが、旗から見ると段々と無理が来ているようにしか見えてこない。

どうにも秋のお話は、総じて小市民となるべく普通の人と関係するという新しいアプローチに取り組もうとした二人が、それぞれどうにもうまくいかずに終わる感じに終わるのかなという気がしてくる。1期が全10話だったことを考えると、秋も5話にてひと段落と考えられ、そろそろこの一連の事件も終わりに向かってきそうですが果たしてどうなるのか気になるところです。

配信やVOD情報

秋期限定栗きんとん事件 上

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又三郎

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