2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』32話『本音をカップオン!』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
32話 本音をカップオン!
ラキアと絆斗
今回はラキアと絆斗、二人の関係が一歩進むためのお話。前回ラストに明かされたコメルを殺したのが今回の事件のグラニュートではないかと暴走しそうになるラキアを、絆斗が冷静にさせる。自分をないがしろにするようなグラニュートへの攻撃の仕方に、直前まで怒っていた絆斗でしたが、暴走しかけるラキアを収める際にはいつものような冷静さを見せていたのが印象的でした。
今回の絆斗の対応は、ここまでのショウマと絆斗の母との複雑な関係を乗り越えた絆斗だからできたお話といった感じもありなかなか良い感じ。また、今回コメルが闇菓子の魅力に立ち向かう事が出来たことを絆斗が褒めていましたが、これに関してもこれまでの闇菓子の魅力に抗えず最後まで戦う事を選んだグラニュート達への問いかけがあったからこそといった部分もあるようで、なかなかこれまでの積み重ねが効いたお話だったように思えます。
そんな今回のグラニュート、途中からコメル殺しの件を妙にはぐらかすような感じもあり、おそらく別人なんだろうなという予感はしていましたが、そのあたりは的中。まだまだ、コメルに絡む因縁は続くようです。ただ、今回改めてあの傷跡の描写を見ていて思ったのは、忘れているだけでやったのはグロッタなのかなという気がしてくる。グロッタ絡みは今のところ一度見逃された絆斗程度しか絡みもなく、そろそろ大きく本筋でも関わりだすのかもしれません。
そんな二人ですが、互いの過去を話し合い、共にグラニュートを倒したことで互いをより深く認め合う事になった様子。今回ラストでは、ラキアからの軽口を一度は受け流す絆斗の姿も見られる。ただ、社長に関する謝罪の下りでは相変わらずな感じになっており、まだまだこの糊での二人のやりとりは続くようですが、そんな二人を見ているショウマが楽しそうで良かったです
そういえば、ちょっと余談ですが初期はかなり苦戦していたランゴのエージェント相手であっても、既に余裕で立ち回れるショウマに今更ながら成長を感じてしまいました。
ショウマとリゼル
前回ラスト、ショウマとお話が死体と誘ったリゼル。果たして何を話すのかと気になっていましたが、今のリゼルの立ち位置をショウマに伝え、本格的な宣戦布告といった感じの会話となりました。
リゼルが言うに、ショウマに対して感謝をしているとのこと。それは、可哀そうなジープと自分が出会うきっかけをくれたから。そして、これから闇菓子を作り自分たちとショウマが戦う事になれば、よりジープが可愛そうになると喜んでいることがわかる。
可哀そうなジープが可愛いという、なかなかゆがんだ価値観を持ったリゼル。そんな彼女の庇護下で動くジープの今後はどうにも悲惨な目に合うようにしか見えない。しかし、そうであってなおジープはショウマへの復讐を主軸に置いて動くでしょうし、果たして彼がどうなるのか、今後の展開が気になるお話となりました。
ニエルブとデンテ
今回ニエルブは、大叔父であるデンテの居場所をつかみ接触をかけるという行動に出る。彼の目的は、デンテにストマック社に戻り研究に着手してほしいというもの。しかし、ショウマを気に掛けるデンテは、その誘いを拒否。
この時のニエルブの発言は、どことなく、弟子である自分より赤ガヴの方が大事なのか?といったニュアンスが含まれていたようにも聞こえたのはちょっと気になる所。師匠であるデンテに対して、ニエルブなりに複雑な思いを抱えているのかもしれません。
また、今回ニエルブに見つかったことで、デンテは地震もまた粛清対象となるのではないかという危惧を頭に浮かべることになる。どうもそれが、次回の新たなガヴの変身アイテムの開発へと繋がっているようですが、デンテの退場なんてこともありそうでなかなか不安な展開でした。
そういえば、粛清というと今回も話の軸に会ったコメルの粛清と重なる部分もある。もしかすると、今後デンテを狙うストマック社からの刺客がコメル殺しともつながっていくなんてこともあるのかもしれません。
一撃必殺!!オーバーガヴ!
次回は、闇菓子の魅力に取りつかれたグラニュート界の大物自ら人間界襲撃へと動く様子。何やら、ニエルブからの指示があったことを考えると、デンテへの刺客として放たれるなんてこともあるのかもしれません。
更に、新たなアイテムゴチポッドを使いガヴがオーバーガヴへの変身もある様子。とはいえ、この手のパワーアップ何か間にイベントが挟まる印象もあるため、まだまだその力を使いこなせないなんてことはありそうです。
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