2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー10話『イケイケドンドン! 昭和が来た!』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第10話『イケイケドンドン! 昭和が来た!』感想
昭和と令和
今週のノーワン怪人は昭和を題材としたもの。ということで、見た目は高校生ながらも中身はお爺ちゃんな禽次郎が中心のお話というおは予想できていました。しかし、更にそこに角乃が加わる。令和という時代から見た昭和といった感じのテイストを追加したお話になっておりなかなか面白かったです。そういえば、今回昭和ノーワンは、昭和100年の今こそなんてことを言っていましたが、本当に今年は昭和100年らしく、毎年やれるネタではありますが、今年はある意味ちょっと特別な一年だったようですね。
そんな今回の主役の片翼を担った角乃ですが、ハイクラスラグジュアリー探偵を名乗りながらも、実は裏ではお弁当屋でバイトをしている等々、まだまだ探偵の仕事だけでは回せていないことが明かされる。更に今回、それを禽次郎に知られてしまったことで、この二人の関係を描くお話へと発展していきました。
昭和ノーワンとの昭和ナンバーワンバトルでは、令和の時代に慣れ親しみ、いつの間にか電話の操作もスマホが基準になってしまった禽次郎が一度は敗北。しかし、昭和のすばらしさを認めつつも、今の令和という時代にも異なる良さがあること。そして、昭和という時代の精神性こそが昭和の本質であるとの理屈で改めて勝利する流れに。
今回は昭和という題材だからか昭和ノーワンがまさかの『快傑ズバット』の大ファンという妙な状況で映像やグッズまで多数登場したのにはちょっと笑ってしまいました。
そもそも昭和バトルとは何ぞや?というあたりから疑問を持つべき内容ではありましたが、過去のすばらしさにすがるのではなく、前を向き続ける昭和の精神性こそが昭和の本質という勝負の付け方はなかなか良い展開でした。
吠と暴神
今回禽次郎と角乃という本作ではこれまで絡みの少なかった面子が昭和ノーワンと戦う裏で、こちらも珍しい吠と暴神という組み合わせでの行動がみられる。
これまでどちらかといえば吠も一ライバル、あくまで寝首を掻く前の共同戦線といったスタンスを崩さなかった暴神。吠に対するスタンスが少し変わったのは、前回の流れで吠の兄クオンを知ったことで、大変な家族を持つことに共感したが故の行動といった感じだったようです。
今のところあまりはっきりとは明かされていませんが、そもそも家族との関係が複雑らしい暴神だからこその展開といった感じで、ここから吠との距離も少しずつ詰めていくことになるのかもしれません。
そんな二人が行っていたのは、クオンに攫われた教授の捜索。丸い物がノーワンワールドに繋がっていることを知っている吠の元、調査を行っているとブーケが登場。戦う最中、ブーケの復讐の対象であるテガソードブルーが出現したことで、洗脳した教授とブラック大獣神を呼び出すことに。
昭和のバイタリティととニンタリティが高まったことで、前回手に入れていたニンニンジャーの力が高まり、テガソードを5対同時出現させるという事が可能になりました。今回だけ特別といった感じもありますが、今後も強敵との戦いにはこんな感じで並び立つこともあるのかも。
ちょっと余談ですが、吠の「もえてきたー!」は、どことなく原作であるニンニンジャーのタカにいの声の感じとよく似ていて少し笑ってしまいました。
今回、5体のテガソードが並んでのフィニッシュとなりながらも、その後は自由な4人に対して吠一人だけきめポーズを決めようとしていた当たり、どことなく吠の根の真面目さのようなものが感じられたのが面白かったです。
11話 解き放て野生!野獣遣いが笛を吹く
今回教授の救助を助け出し、次回からは新たなライバル戦士として、次はガオレッドに変身する野獣遣いが登場するようです。ライオン繋がりで、ゴジュウレオンが話の中心となりそうな感じ。
次回のサブタイトルは、解き放て野生!とのことなので、ガオレンジャーではなく、野性解放をイメージしたジュウオウジャーを題材としたものなのかも。予告でも、ゴジュウレオンがジュウオウイーグルに変身している姿がちらっと見られました。
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