第一章『仙境<螺回>』 其の一仙境
2025年5月7日に配信された週刊少年サンデー2025年23号より藤田和日郎による漫画『シルバーマウンテン』が連載開始。一章 仙境<螺回> 其の一仙境 感想記事です。ネタバレも含みますので注意してください。
序章 天狗に攫われた子
天狗に攫われ若返ってしまった拝郷さん、江戸時代を舞台に仙界にて何があったのかを語る形で話は続く。老人が電車に乗っていたら、天狗に攫われ若返り、魔法使いやケンタウロスが出現する世界に突如転移、あまりにも唐突すぎる話の流れに夢だろうと判断してしまうのも仕方ない展開。
小さくなってしまった拝郷さんですが、体が戦い方を覚えており、ケンタウロスであるダーナロスも相手にならない強さを見せている。また、前回気になっていた兵頭も小さくなった姿で登場となり、そちらも拝郷さんと喧嘩していただけの事はある実力を見せる。巨大なドラゴン相手に、今回の時点で頭になかなかの一撃を入れていましたが、この力でぼこぼこにしていくのか、更なる力に目覚めるのかはちょっと気になるところです。
そういえば、このシルバーマウンテンという作品、様々な歴史から強者のが呼び出されて…といった展開を想像しており、今回姿を見せたダーナロスやサイッダ達も同じ境遇なのかと思っていましたが、どうやらこの世界に元から住んでいた人々のように見える。ドラゴンに絡めとられたことで、3人で高く舞い上がってしまいましたが、果たしてどのような戦いとなるのか楽しみです。
そして、今回のエピソードでは拝郷さん達が攫われた仙境<螺回>の様子も描かれる。何やら螺旋のようにねじれた大地に木や水があふれているところが描かれており、それが複数浮かんでいる様子。経常的にも螺回というのは、この地を指しているようですが、それぞれの大地ごとに国が栄えているなんてこともあるのかもしれません。
今回の話は第一章 仙境<螺回> の第1話となっているようで、章ごとに違う仙境を舞台にするなんてこともあるのかも。そもそも、タイトルにもなっている『シルバーマウンテン』については一切触れられていなかったり、なぜ拝郷さんが江戸時代にいるのかといった謎も残っており、章ごとにどのように話が進んでいくのかも気になりますね。
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