2025年5月21日配信開始、週刊少年サンデー2025年25号で連載された龍と苺240話「五角系の一角」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
五角系の一角
違和感が凄い山野辺
山野辺と姿がそっくりなAIである餓狼の相手をする苺ちゃんですが、やはしその話し方にはきっちり違和感を感じている。しかし、苺ちゃんのその喋り方何とかならないの?という問いかけに対しては、生前の山野辺先生の喋り方だけど?と返してくるのは気になる所。このAIの性格は生前の山野辺の記録をもとに作っているようですが、改めて山野辺と遭遇した3巻あたりを読み返してみると、苺ちゃんの相手ではない竜王として顔を世間に見せている時は、割と丁寧な喋り方をしている。そのため、竜王として記録に残っている山野辺を参考にすると苺ちゃんの印象とは違うものが完成してしまうというのも仕方ないのかもしれません。
逆転?
今回これまで対戦してきたAIとは、戦いのレベルが異なる餓狼。じりじりと苺ちゃんが追い詰められていく。そんな今回のラストでは、ついにAIによる判定が苺ちゃん36%と不利の状況へ揺れ動いたことを示す。
このAIによる勝率は、餓狼達、各社のAIを越えるリソースを好きに使えるAIによるものということもあり、まさに絶対的な勝率表記。これまでの話でも語っていた通り、対AIは一度不利に入ればもはや覆すことは不可能な力量さ。絶体絶命のピンチかと思われる状況ですが、何やら苺ちゃんはその場で逆転の手段があると語る。
もしこれが本当に全体を見通したうえでの発言であるならば、36%の勝率を示したAIすら苺ちゃんは越えていることになりますが、状況的に考えると単なるブラフという可能性もありそう。
果たして、この苺ちゃんの発言に餓狼がどのように答えるのか、次回が気になるラストとなりました。
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