2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー14話『神聖従者と、テガソード伝説！』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第14話『神聖従者と、テガソード伝説！』感想
暴神の過去
今回の冒頭は、前回の振り返り映像にて禽次郎が前回も言っていた赤ちゃん言葉への不満を爆発させている様子に思わず笑ってしまう中でスタート。しかし、前回ラストでのレッドレーサーの妙な姿への変身から続く今回の話は、暴神の過去にも関わるものとなっていました。
暴走したレッドレーサーは釘バットを持ったまま町で大暴れし、それをテレビで見る中でほぼノーワンじゃねーかという言葉をかけられる。お母さんの姿を借りたテガソードの話では、カーレンジャーリングの力が暴走して我を失っているとのことで、テガソードからしても初めての事で困惑している様子。そんな暴走するレッドレーサーに向き合う中で、暴れ神の過去が語られることになりました。
昔の暴神は、医者になるべく勉強を仕込まれる中で、自身を家族の操り人形のように何も自分で決めることができない存在だった様子。しかし、そんな中で倉庫で見つけたテガソードの伝説が書かれた本を見たことで、テガソードに対する信仰心を目覚めさせ、しがらみのない世界を目指すためテガソード様にすべてを捧げることを決意したようです。
暴神が呼んだ本には、この世界は嘘偽りで歪められたものとなっており、それを正すのがテガソードといった記述もあり、このあたりに何か意味がありそうにも思える。また。このテガソードの伝説が暴神の家にあったというのも少し気になる所で、まだ姿を見せていない彼の父あたりが何かを知っているなんてこともあるのかもしれません。
召子さんとの決着
暴走してしまった召子さんですが、その根底にあるのは幼い頃の家政婦としてのつらい境遇の中で、暴神に救われた自分の気持ち。暴神に助けてもらった時にもらった花が、彼女の心の支えとなっており、それを今も大事に栞にして手元に置いていたようです。
彼女が願うのは暴神の安全ですが、もはや暴神はテガソードを信じるという自分の道を見つけており、人に守ってもらう必要はなくなっている。それゆえに相いれない二人の戦いといった感じでした。
召子さんも暴神の安全を求めながらも、その安全を願う相手を戦って止めることしかできない矛盾、相手から願い自体を否定されるどうしようもなさが、その暴走を招いてしまったという事なのかもしれません。
今回はひとまず暴神の父については話を付けてくれるとのことですが、果たして一筋縄ではいかなそうな暴神の父がそれで納得してくれるのかというのは気になる所。今回は、あくまで暴神の話の始まりの部分に過ぎず、いずれ父親とも対面して決着をつける時が来るのかなという気もします。
しかし、てっきり暴走族的なキャラ付けは、彼女の過去に何か関係しているのかなとちらっと思っていたのですが、彼女は根っからの家政婦の様で特に関係があるわけでもなさそうでした。
テガソード様
これまでも度々姿を見せて語り掛けてくれていたテガソード様ですが、今回はいつにもまして多めに出番がありました。暴走したレッドレーサーの情報を皆に伝えてくれたり、巨大化した相手に潰されそうな暴神に声をかけ、彼の更なる力を引き出したりと、これまでのように皆を助ける動きを見せる。しかし、さらに今回は底に加えてテンションが上がった暴神が過剰な装飾を施した祭壇を作った際に、わざわざ姿を見せてちょっとヒキながらも気持ちを組んで褒めてくるというギャグ的な登場も果たしている。
何やら次回予告では、テガジューンとテガソードが結婚してしまえば、世界が滅びるといった話が展開されており、次回からテガソードとテガジューンの秘密についても触れる内容となっていきそうで、今回多めにテガソードの出番が描かれていたのも、いよいよテガソードに話の焦点が当たっていくからという事なのかも。
ともあれ、今回で五人の戦士のバックボーンの始まりの部分は一通り触れ終え、次回は何やら大きく話が動き出しそうな気配もあり楽しみです。
DXテガソード
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