聖地マリージョアが火の海の理由は？イム様が語る事件仕掛けたのは黒ひげ？革命軍？ワンピース 1149話『一秒』考察

聖地マリージョアが火の海の理由は？

聖地マリージョアが火の海の理由は？

週刊少年ジャンプ2025年26号
ワンピース 1149話『一秒』が掲載された週刊少年ジャンプ。

本記事にはワンピースのネタバレが含まれますのでご注意ください。

週刊少年ジャンプワンピース1149話のラストでは、軍子の体を乗っ取りイム様が登場。さらに「聖地が火の海」という発言を残し、現在マリージョアにて何か事件が起きていることが明かされました。エルバフに来ていた神の騎士団団長であるシャムロックが呼び戻されていたのも、この事件に関係しているのかもしれません。

マリージョアが火の海となると、何者かの襲撃を受けたと考えるのが筋ということで、この記事では現在マリージョアが誰に襲撃をうけたのか考察していきます。

マリージョアの現状

火の海の件に触れる前に、現在のマリージョアの現状をまとめてみます。

まず、107巻1083話『あの日の真実』では、コビーが聖地マリージョアで起きた本当の事を話す中で、食糧庫の破壊を行い、天竜人に対する兵糧攻めを開始したことが語られる。同時に8つの国にて革命を成功させ、食料の供給を拒否させ、更に輸送されている食料もマリージョアへの輸送を妨害。これにより、現在のマリージョアでは、食料の不足が起きており、これが最近よく描かれているおなかをすかせた天竜人達に繋がっています。

この食料供給を絶ったという話に絡み、その作戦を実行した革命軍、さらに食料難を聞きつけたうえで、更に何かを企んでいることが伺えるシーンがあった黒ひげ、このあたりが今回のマリージョアの火の海に絡んでいる可能性が高そうです。

そういえば、余談なのですが107巻のエピソードを見直していると、ネフェルタリ・コブラが殺されるシーンで、コブラへの攻撃が矢印の形状をしていることに気付く。あのシーンは、それぞれ変身した五老星の姿がシルエット絵描かれそちらに気を取られていましたが、あの場に軍子もいた可能性が高そうです。

革命軍が仕掛けた可能性

コビーたちの襲撃により食糧庫の破壊は成功させた革命軍は、マリージョアから撤退した後となっています。ただ、その後の111巻1125話『何をもって死とするか』では、カマバッカ王国にて空白の100年の真実を聞いたドラゴンが、「決着を急ぐ」と発言しています。この発言が、マリージョアへ襲撃をかけるという意味である可能性はありそうです。

ただ、この革命軍がこの話を聞いていたのが、カマバッカ王国だったというのが気になる所。エッグヘッドでの空白の100年の件から繋がる話という事を考えると、おそらくエッグヘッドでの事件の直後。ルフィサイドもマリージョアまでの距離がどの程度なのかはわかりませんが、果たしてそれほど早く襲撃をかけられるのかというのは少し疑問。

黒ひげ海賊団が仕掛けた可能性

それとは別に、黒ひげ海賊団もまたマリージョアに対して何かを仕掛けようとしている動きが見えています。

109巻の1107話では、黒ひげ海賊団のカタリナ・デボンと、ヴァン・オーガーの二人がエッグヘッドに姿を見せており何らかの作戦を遂行しており、その最中、サターン聖にタッチしているシーンが挟まれる。デボンはイヌイヌの実幻獣主モデル九尾の力により変身が可能、つまりこのタッチでサターン聖への変身を確保したようですが、まだその力が使われたことはありません。とはいえ、今は死んだとはいえ五老星の一人の姿へ変身する準備を整えたというのは、マリージョアに何かを仕掛けるためとしか思えません。

また、111巻の1126話『落とし前』では、革命軍による兵糧攻めがマリージョアに与えている影響をラフィットが語るシーンが挟まれており、現在のマリージョアを監視していることがわかる。更に、そんなラフィットに対して黒ひげは「準備を整えろ」といった話をしており、何やら企んでいることが伺えます。

なお、この話はルフィたちがエルバフに到着する一ヵ月以上前として語られた、シャンクスによるバルトロメオへの粛清に絡んだエピソードと同じエピソードとなっており、黒ひげサイドがマリージョアに襲撃をかけるとするなら十分時間があったことがわかります。タイミング的に考えても、黒ひげがマリージョアを襲撃したという可能性も十分ありそうです。