2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』39話『探し求めていたのに』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
39話 探し求めていたのに
二人の仇
今回はラキアの弟であるコメルの仇に絡むお話が大きく進んだ回となりました。今回明かされたのは、コメルを殺したのがショウマの姉であるグロッタだったという事。
最近体調が悪そうなデンテに気を使いお見舞いに行くショウマと幸果の二人。しかし、そんなショウマ達が見たのは倒れたデンテ…ですが、あくまでそのタイミングでは疲れ切ったデンテがラキアに駄々をこねていただけだった様子。
そんなデンテに対して、応援の意味も込めてプリンアラモードを作ってあげることにしたショウマ達。しかし、ショウマ達がデンテの元を訪れた時には、ニエルブから居場所を知ったグロッタがデンテを殺した後となってしまっていました。直前のお菓子作りパートでは、ショウマ達の楽しげな様子、ラキアのクリーム作りの奮闘と何やら満足気に完成を眺めているところが挟まりその落差の大きさがなかなか衝撃的な話となりました。
デンテの傷跡からコメルを殺したのもグロッタであることに気付くラキア。その場を去ったグロッタを追いかけ戦いを挑むも葉もたたずにやられてしまう事に。
今回ラキアの仇がグロッタであると確定、更に前回ラストのグラニュート狩りの件で絆斗との因縁が深まったように思えます。次回はラキアのパワーアップ回となりそうですが、果たしてそこでそのまま決着がつくのか。今後のグロッタがどうなるのか気になるところです。
孤独を嫌うグロッタ
そして、そんなグロッタサイドの内心も今回は描かれることになる。デンテの居場所を知るきっかけとなったニエルブとの会話では、姉さんに相談してどうなるのかと冷たい言葉を投げかけられる。すぐに手が出て終わりじゃない、というニエルブの言葉がありましたが、その直後グロッタが掴みかかったというのがその言葉の正しさを証明している。ただ、表向きは明るい態度を維持するニエルブが表立ってグロッタにこういう言葉をかけるというのは、ニエルブ自身もリゼルやジャルダック家の無茶ぶりに振り回され、余裕がなくなっていることを表しているようにも見えました。
ニエルブから得た情報により、デンテがどこにいるのかを知ったグロッタは、デンテの元へ押し掛ける。自らに力を貸せとデンテを脅すグロッタでしたが、デンテからかけられた言葉は彼女の思いもよらないもの。
強がっている者の、家族と一緒にいたいだけ、本当は寂しいんだろうと言われたグロッタは、それを否定するものの、明らかに動揺した態度はその言葉の正しさを示していたように見えました。
これまでの話を見ていても、横暴な態度が見えつつも、最終的には家族を心配しているシーンも度々あり、グロッタの大手に出さない気持ちがよくわかる展開。今非常につらい立場に置かれた彼女ですが、ラキアと戦う間は、良い表情を浮かべているのも印象的。戦ってる間だけは、つらい現実を忘れられているのかもしれません。
また、今回ショウマとの接したらどうかとデンテに進められるもそれを否定。赤ガヴにすがるほど落ちぶれてはいないといった彼女ですが、これまでの話を見ているとショウマの事を一部認めている節もあり、今後のショウマとの戦いの中でどんな反応を見せるのか、気になるところです。
そういえば、次回予告を見るにデンテもビデオメッセージを残していたようですが、この時点ではグロッタが自らの元に来るとは知る由もないはず、つまるところ、グロッタがくる以前に既にデンテの体は限界を迎えつつあったという事なのかもしれません。
お菓子カフェの店長さんはショウマの親族?
以前から度々出番がある、お菓子カフェの店長さん。今回もショウマと長めに絡んでおり、何やら非常に意味深。彼の親族の墓参りに行っていたとのことですが、やはり何か彼にも役割があるように思えます。
そして、ちょうどそのタイミングで絆斗がショウマの親族探しをしているシーンが描かれたというのもなかなか意味深。やはり、ショウマの親族が駄菓子カフェの店長さんという可能性が高まったように思えます。
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