2025年6月30日に配信、週刊少年ジャンプ2025年31号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1153話『ロキ誕生』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1153話 ロキ誕生 感想
ハラルドとイーダ
今回は、前回ラストから始まったハラルドの回想とロキの誕生を描いたお話。前回見せていた通り若さゆえの横暴さを見せていたハラルドでしたが、イーダとの出会いによりその態度が変わっていく。
前回の様子を見ていると、巨人族の方針を変えることになったハラルドにどうつながっていくのかは見えてきませんでしたが、今回のイーダとの交流による考えの変化がじっくりと描かれる。
自分を堂々と殴りつけ話しかけてくるイーダの方に気持ちが向いており、子供としてハイルディンを設けていたものの、王族は純潔でなければ認められないとの命令で結婚することはできず。ともあれ、結婚は許さないというだけで、ハイルディンの誕生自体は喜んでいたりと、そこまで悪い空気だったわけではないのが印象的。
また、一昔前の横暴なハラルドであったなら、自分のやりたいように通していただろうことを受け入れたというのも、ある意味イーダと出会っていたが故という感じもしますね。
エストリッダ
そして、実際にハラルドの結婚相手となったのは、エルバフの権力者の娘であるエストリッダ。こちらは、わかりやすい金持ちのお嬢様といった感じのあるキャラクターで、何やら地風術なる占いに凝っている様子。
彼女の話す、鏡の配置が五星殺というくだりは、どうにも五老星を連想させる、星を殺す配置が不吉ということは、地風術は世界政府との関連があるようにも見えます。また、金遣いの荒い様子なんかを見ているとどことなく天竜人のような気位の高さを感じさせ、もしかするとこの時点で世界政府と彼女が繋がっていたなんてこともあるのかなと思わせてきます。ハラルドが狂った事件には、裏で神の騎士団が絡んでいたとするなら、もしかすると彼らを手引きしたのがエストリッダや彼女に絡んでいた長老たちなんてこともあるのかもしれません。
世界政府と巨人族というを見ているとどうしても頭に浮かぶのは、マザーカルメルによる巨人族への接触。こちらも100年前の出来事とのことで、もしかするとハラルドがイーダとの関係により人間と関わろうとしたが故に、派遣せざる負えなかったなんてこともあるのかも。
そして、63年前にエストリッダはロキを出産。しかし、その姿を恐れた彼女は、ロキを突き落とす。そんなロキですが、自ら冥界より戻ってくるという生まれながらの力を見せつける。しかし、その後のハイルディンの家族のシーンでは、親に愛されるハイルディンと忌み子としてすてられたロキとの対比が描かれているようでした。
いよいよ話の中心はロキへと移っていくようですが、ここからはエルバフを多くの不幸が遅いそれをロキの呪いと呼ぶことになるとのこと。この時期の話というとビッグマム滝ひげのヨルルとの話なんかもこのあたりな気がしますが触れられるような気もします。また、ロキの過去と言えばローラへの求婚の話なんかもありますが、この辺にも触れられるのか気になるところです。
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