2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』23話『これが私のサイン!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
23話『これが私のサイン!』
今回の話は予告を見ていると単にサインを作るだけのお話といった印象も受けていました。しかし、そこにアイドルにとってファンとの重要な交流の機会ともなる、というアイドルとしての一つの心構えを学ぶお話となっていたというのがなかなか良い感じ。
これまでのアイドルプリキュアの面々は、周りの機体の応えるままにアイドルとしての仕事をしながらも、それに取り組んでいる面々はあくまでアイドルとしては素人達ばかり。これまでのお話でも、アイドルらしい活動こそするものの、果たして本作はアイドルを題材にする必要があるのか?と思ってしまうところがありました。
今回のお話は、そんなうたちゃんに、レジェンドアイドル響カイトのアイドルとしての視点から厳しい言葉が向けられる展開となっており、なかなかアイドルであるが故のお話といった感じがしてよかったです。
響カイトの方も、これまではあくまでカフェにやってくる少し変わったお客さんといった範囲からあまり出ることはなく、正直そこまでいる必要があるのかなと思ってしまうキャラクターでした。しかし、今回の話では彼がアイドルに復帰。その過程で、うたちゃんではなくキュアアイドルと接近、人気が高まりつつある彼女相手だからこそ、ただの女の子相手とは違うアイドルとしてのファンへの向き合い方を伝える流れが見られ、本作で彼がいる意味が感じられるお話でよかったです。
息がぴったりなアイドルとズキューン
今回印象に残ったのは、マックランダーを相手するキュアアイドルとキュアズキューンの戦闘シーン。何やら敵の攻撃を避けるなかで、二人そろった腕を伸ばすポーズを決めているあたりのお揃い感が、普段のプリルンとうたちゃんの交流している流れを思い出させるようでよかったです。
既に記憶が戻ったプリルンですが、何となくキュアズキューンをやっている間もプリルンっぽさが見え始めているように思えます。これまでどことなく大人っぽいイメージのキャラだっただけに、本人とのギャップが見えてくるのが良い感じです。
ザックリーとななちゃん?
プリキュア5人の相手は無理という至極当然な要求をするも、全く受け入れられないザックリーがちょっとかわいそうに思えてくる最近の展開。一応言われて出動する物の、半ば本人も諦めている様子なのがなかなかに大変そうです。
そんなザックリーですが、次回のタナカーンの夏休みの予告では、どうにもナナちゃんと会話するらしきシーンが挟まれていました。カッティ―に関してはキュアアイドルとの絡みが続いていましたが、こちらもキュアウインクとここから何かあるのか、ちょっと気になってきます。
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