2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』43話『人間界はどんな味?』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
43話 人間界はどんな味?
ボッカ・ジャルダック
これまでグラニュート界で指示を出し続けていたボッカ・ジャルダックですが、人間界の支配に向けた計画が進む中、いよいよ本人が人間界の視察へ向かう展開となる。グラニュートの大統領目線で見た人間界は、いたるところに彼らの食べ物である石によってつくられた家が多いことに言及されるというのが、これまでのグラニュートとの違いを感じさせるものでした。言われてみると、グラニュートの目線で見ればお菓子の家とまでは言わないものの、食べ物の家が至る所にある世界といった感じなんですね。
そんなボッカ・ジャルダックですが、今回は話した通り視察をしに来ただけといった感じ。ショウマ・絆斗・ラキアの3人との接触しますが、あくまでその強さの確認といった程度でしたが、眷属を戦わせ倒しきったところを見せると、あっという間にショウマ・絆斗を撃破とグラニュート界の大統領としての強さを見せつける。
今回ラキア相手の際には、そもそも変身すらさせずに、変身前をぼこぼこにし気絶したラキアを放置して去っていきましたが、何やらラキアがその後すぐ目覚めたのにちょっと笑ってしまう。あくまで気絶したフリで様子を見ていただけといった感じなのでしょうか。
ショウマに関しては、まだマスターの力は使っていなかったとはいえ、やはりその力の差は感じさせる相手。何やら裏でニエルブが動いていたり、ランゴも何かを企んでいそうですが、ここからボッカ・ジャルダックとの戦いが大きな目標となりそうです。
優さんとの関係
ショウマの叔父さんが、ひだまりの店主である優さんであることが判明した前回。今回は、ショウマがその事実を優るさんに伝えるかどうか思い悩む様が描かれる。ショウマに対して背中を押す絆斗の言葉も、それまでの彼在り木の物であったというのがなかなか良かったです。
そして、これまでお客さんであるショウマに対しては常に優しい表情を向け続けていた優さんですが、実の妹の失踪の真実が怪物に食べられているというものは受け入れがたいものの様で、大きく感情を荒ぶらせる様子を見せてくる。なまじ、これまでのひたすらに優しい描写があったからこそ、この怒りっぷりは強く印象に残り、ショウマ側から言い出すのをやめておこうとするのもよくわかるシーンとなっていました。
結果的にショウマは真実を隠すことを選択。しかし、最後の優さんとの会話でもし事実がわかるとしたら?という意味深な問いかけだったり、お菓子を食べる時の妹にそっくりな様子だったり、話をしたいとして呼ばれた場にショウマがいたりと、優さん視点で見るとショウマに対して何らかの疑問を持っていてもおかしくなさそう。今回、ショウマ後の別れの際にも優さんにちょっと意味深な目線のカットが挟まれており、このあたりもショウマがミチルさんと関係していることを既に気付きかけているなんてことはありそうです。
ニエルブはジープを見切りショウマに協力を求めようとする中で、何やら次回は、映画に向けた話といった感じです。映画の予告を見ているとストマック家との関係に焦点が当たるような描写もあり、家族に絡んだお話が展開されそうです。映画では味方になってくれた家族、しかし現実のストマック家とは敵対するしかないという結論は変わらない。そんな時に、家族として認めてくれる人がいるなんて展開になる事もあるのかもしれません。
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