魔界の王様を決める戦いを描いた『金色のガッシュ』の正統派続編『金色のガッシュ2』7月14日に発売された最新話Page.32の感想文となります。32話のネタバレが含まれますので、未読の方は注意してください。
Page.32 感想
カフィーとエレビー
前回ラストで姿を見せていた新たな敵かと思われたカフィーとエレビー。ガッシュ達が次に復活させようとしているジルノーズと友達になりたくてやってきたとのことで、ルナの患者であるカミラを救うなど友好的な態度を見せる。
正直途中まではジルノーズの術を狙ってきていたという可能性もありそうに思えていました海で遊ぶエレビーを見つめるカフィーの視線を見ているとどうにもそういうわけではなさそうに思えてくる。
結局彼らの目的は、ジルノーズの使うミラコプス・ノヴァでエレビーに自由な肉体を与え、自由を与えたいというもの。ベリエルに縛られているという事はこれまで登場した敵の面々との話でも語られており、その理由もよくわかる。ガッシュを見て成功例といっていたのも、ガッシュ達のミイラから復活した術がまさにジルノーズの3000年前の先祖の術だったとのことで、用意されていた肉体で復活した成功例と言う事のようです。
しかし、このジルノーズの術、ある意味ではベリエルがやっていることと同等の力を持っているようで、これから本来戦いたくない敵と相対する際には、かなりの切り札となる可能性を持っているように思えます。また、この術があれば、ミイラが用意されていない他の魔物たちの復活の可能性まで生まれそうで、ここまで重要キャラとして取り扱われるのもよくわかる展開でした。
そういえば、ジルノーズが現在使える術は、ミラコプス・ノヴァと、ミラコプス・アルテレゴの2種類ですごく良い術があるのね、とのこと。ミラコプス・ノヴァについては、今回効果が明かされましたが、ミラコプス・アルテレゴの方は果たしてどのような効果を持っているのか気になるところです。
しかし、カフィーとエレビーの二人、このまま何事もなく仲間入りとなるとは思えないのが気になる所。彼らには敵意があるようには思えませんが、ベリエルが術を奪われ逃げられたうえで本当に何も知らないという可能性は低そうに思える。ここから、新たな敵の登場となるのか、はたまた、何か二人に仕込まれているのか、色々可能性はありそうです。そもそも、ジルノーズの術であればベリエルの術から解放できるかというのも、あくまでカフィーの考えがあるのみで、本当にできるのかは不明。ベリエルの術から逃れることはできないなんて展開もあるのかもしれません。ともあれ、次回は何か大きく話が動きそうですし、この後どうなるか気になるところです。
ジルノーズとルナ・オリヴィエ
ガッシュ2オリジナルのパートナーとして登場した、ジルノーズとルナ・オリヴィエの二人。前回、カフィーが持っていた資料に映っていた写真の二人がまさにこの二人だったようです。
成長後のジルノーズのビジュアルは、どことなくビッグボインを思い出してしまうもの。とはいえ、カフィー・エレビーの反応なんかを見るにかなりの美人の魔物といった感じの様です。
しかし、再開直後の二人の「空飛ぶトナカイは何の燃料で飛ぶの?」という問いかけに対する「梅干し」とか、という答えは、正直考えていてもよくわからない。空飛ぶトナカイというと、赤い鼻、そこから梅干しを連想?なんて可能性はちらっと頭に浮かびましたが、正直答えになるかと言われると無理がある。ただ、ルナも「梅干し」ではなく、「梅干し、とか」と答えているあたり、明確な答えはなく繰り出した曖昧な質問にインスピレーションだけで答える二人のお約束的なものなのかもしれません。その後の清磨の厳し気な表情も、よくわからない問いかけに対して頭を悩ませているようにも見えますし、細かく考えてはいけないものということなのかも。
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