2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』24話『タナカーンの夏やすみ！』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
24話『タナカーンの夏やすみ！』
夏休み
いつもそこまで忙しそうな雰囲気を見せてはいなかったタナカーンでしたが、今回の話では裏でどんな役割を果たしてくれていたのかがしっかりと語られることになりました。
家の方はすっかりプリルン・メロロンが居つくことを認めたようで、ほぼ居住スペースも様変わり、それでも左程気にした様子はないのは彼の心の広さなのか、仕事第一な性格ゆえなのか。
しかし、そんな彼でもお休みを求める心はあるようで、温泉に浸かったり、渓流釣りに行きたいといった欲求は抱えている様子。プリキュア絡みの仕事が増えてからは忙しくて行けていないものの、それ以前人間界のパトロールだけをしていた時期は、それなりに余裕もありお休みにはそういったことをしていたのかもしれません。
そんなお休みのないタナカーンに対して、プリキュアの面々は仕事を変わることで夏休みを取らせてあげようとするのが今回のお話。皆のお願いという事もあり、久々のお休みにスーパー銭湯に向かうタナカーンですが、その中で皆が仕事をこなしてしまう事に寂しさを見出しているのが印象的。
結局のところ仕事に自分の居場所を見出しているからこそ、仕事がなくなることに対して寂しさも抱えてしまってる様子。その結果、新しい仕事を自ら用意してしまうというのがなかなか大変そうですが、それこそが彼の求めている物という面もあるようなので人がとやかく言えるものではなさそうです。
ともあれ、タナカーンの裏方で支えてくれていることがよくわかるお話でした。
ザックリーとキュアウインク
予告ではちらっと描かれていた、ななちゃんとザックリーの二人が並ぶシーン。思った以上に今回のお話は、この二人の関係に焦点を当てるものとなっていました。
最初の遭遇のタイミング位しか主な絡みはなく、その時以降はアイドルプリキュアに対しては冷たい反応を示していたザックリーですが、最近の過酷な労働環境の中でアイドルに癒しを求めだしているといった流れなのがちょっと生々しい。
そんな中、熱中症で倒れそうになってしまったところをななちゃんに助けられてしまい、二人で話す時間が生まれることになりました。仕事は仕事で割り切っているザックリーですが、やはりどこか揺れる気持ちはあるようで、戦いの中でも、こんなことはやめてというキュアウインクに、嫌いと言ってしまうもそれを後悔してしまうと、何やら心の動きが目立つお話となっていました。
今回渡されたななちゃんのハンカチをまだ返すことはできていないこと、次回もどうやらこの二人に話の焦点が当たる点などこの夏はこの二人に絡むお話が中心なるのかもしれません。
そういえば、カッティ―はキュアアイドル、ザックリーはキュアウインクとそれぞれ推しが生まれて気持ちの変化に繋がっていましたが、キュンキュン相手にもそういったキャラクターが登場するのかちょっと気になりますね。
キミとアイドルプリキュア♪デビューシングル
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