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魔法使い山田は三田愛子が入れ替りと考える理由 魔法少女山田(2) 第2回 感想・考察【TXQ FICTION】

TXQFICTION3 感想文
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2025年7月22日に放送されたTXQ FICTIONによる第3弾『魔法少女山田』第2回の感想と考察になります。放送でのネタバレも含まれますので注意してください。Tverなどでも視聴可能となっています。

※2025/07/23コメントでのご指摘により復活劇ではなく復活祭に修正

魔法少女山田(2)

魔法少女おじさん

前回、唄うと死ぬ歌を調べる中で、その出元とされた、三田愛子監督による『魔法少女おじさん』と呼ばれる映画が発見される。今回のお話は、その魔法少女おじさんの映画が明らかになりました。

2009年にネット配信で子供たちへの授業を行っていた山田正一郎なる人物の活動を収録したドキュメンタリーといった感じの作品。特徴的なのは山田誠一郎が魔法少女の格好をして授業を行っていたという点。最初は、普通の格好をしていたそうですが、受けを狙う中で魔法少女の格好をするようになっていったとのこと。

ドキュメンタリーでは、山田さんが教師を辞めた理由が語られ、離婚した妻と娘の無言での引っ越しというつらい展開を挟むも、そこから立ち上がり実際に生徒と触れ合う個人授業を新たに開始する。

しかし、勉強を教えたり一緒に遊ぶといった活動自体はともかく、どうにも彼の言葉は子供たちに届いていないようで、そこに限界を感じ再び教員を目指す。

試験に臨んだ山田さんですが、教員試験に受かることはできず、失意のドン族に落ち込むも、監督である三田さんが持って来てくれた手紙により再起、再びネットで授業を再開する、といった内容でした。

しかし、全ての映像が終わった後、貝塚が三田に接触し歌の件を聞いたところ、2011年に行われた魔法少女おじさんの上映会の映像が送られ、そこで山田さんが歌う「唄うと死ぬ歌」が流れました。重要なのは、この上映会は山田さんの追悼を行うため上映会とされており、2011年までに山田さんが死んでいることが明らかになりました。

鍵は監督:三田愛子

 山田監督の映画自体は、ひとまずオチがつく形で終わりを迎えていましたが、どうにも気持ちが沈んだ山田さんを応援する三田さんの話ぶりに、彼を想うというよりは、三田さんが映画を完成させたい気持ちのようなものが前に出ているように感じるところがちらちらと見えていました。そういった視点で見ていると、気になる所がちらちらと見えてきます。

魔法少女おじさんのDVDのチャプター一覧

冒頭1:00頃の映像では、魔法少女おじさんのDVDチャプターの一覧が表示されていますが、そこで表示されているチャプター番号が1・2・3・3・4・5となっており、なぜか3が重複。何か理由があるのか、はたまた単なるミスなのか。もしかすると、隠されている映像があるなんてこともあるのかもしれません。

山田さんへの子供たちの手紙は本物なのか?

映像の20:30頃、教員試験に落ち失意の山田さんに対して三田さんが持ち出した手紙が本物なのか?という点がまず見ている際に疑問が浮かんできました。

そもそも、子供たちは山田さんの授業自体は楽しんでいるようでしたが、彼の魔法のくだりはよくわかっていないような反応を示していました。山田さんもそういった点に限界を感じていたが故に、再び教育の現場に向かったはず。であるならば、授業が楽しかったといった内容はともかく、果たしてまほうのくだりをわざわざ手紙に書いてくれるのか?という点は疑問。

このあたりは、そういう子も一人はいたとも考えられますが、ではその手紙を山田先生に直接届けるのではなく、映像を取っていただけの三田監督が持っているという点もちょっと怪しい。すっかり諦めてしまった山田を、立ち直らせ映画を完成させるために、彼女が用意した手紙なのではないかと思える描写でした。

最後の魔法少女山田の復活配信は本当に山田さんなのか?

個人的にかなり怪しい要素が多いのが、映画の最後に行われた魔法少女山田の復活配信。

それまでの姿よりもかなり可愛くなった魔法少女山田として再び授業を再開するという内容。ここで登場した魔法少女山田は、山田さんとは別人という可能性が高そうに思えました。その根拠となるのは次の点。

のどぼとけや首筋の髪の毛

まず、22:18頃の魔法少女山田のアップ映像では、魔法少女山田の首元が映っています。その首元は、非常にきれいな首筋をしており、男性特有ののどぼとけなども目立たず女性の物のように思える。本編で他のシーンで映る山田さんの首元とは全くの別物に見える。また、11:50頃子どもたちとの授業に望む際の魔法少女である山田さんの衣装は、きちんと首元を隠すものとなっており、最後の映像でのみ首筋を見せたうえ別人のようになっているのは違和感が強い。

また、この最後の授業のアップのシーンは、首筋に魔法少女とのカツラとは異なる髪の毛が映っているように見える。山田さんは首元にかかるほど髪を伸ばしておらず、このあたりも別人であることを示唆しているように思える。

マスクや黒板の絵、デザインの変化

10:54頃の山田さんが書いた魔法少女の絵を見てみると、控えめに言っても非常に下手。実際の授業に臨んだ際につけているマスクもなかなか不気味な仕上がりとなっていますが、このマスク自体は自分が描いた絵を元にしたものとわかる出来栄えで、おそらくそのマスクは手作りであったと考えられる。

しかし、最後の配信では、非常にわかりやすく可愛いマスクに変わっており、黒板に書かれている絵もかわいらしいものとなっており、山田さんのセンスで用意されたもの思いにくく、別人が準備をしたものなのではないかと考えてしまいます。

魔法少女ヤマダから魔法使い山田へ

山田さんが行っていた授業配信は元々ヤマダの魔法教室というタイトルで行われていました。1:43の映像を見てみると、チャンネル名も魔法少女ヤマダというチャンネル名を使っています。

しかし、最後の配信では、「魔法使い山田」の復活祭というタイトルの配信となっている。

山田さんは、娘がかつて好きな物であった魔法少女であることに非常に強いこだわりを持っていたことは明らか。そんな山田さんが、”魔法使い”山田と名乗るなんてことはあるのかというのは、かなり怪しい部分。

また基本的に山田さんは、魔法少女である自分をカタカナのヤマダで名乗っています。このあたりも、魔法少女としての可愛さを表に出すための彼なりのこだわりのように思えます。しかし、最後の放送では、魔法使い山田と感じで描かれています。この点も、山田さんが最後の放送を行った本人ではないという理由に繋がるように思えます。

最後の放送は三田さんが入れ替わっている?

ここまでの話から考えてみると、やはり最後の放送は山田さんではなく、監督である三田さんが配信していたのではないかと考えられます。声はどうしたのか?という疑問はありますが、口元はマスクで隠れているが故に、過去の配信の音声を合わせれば何とかなりそうですし、そもそも、映画に使われているのはワンシーンのみなので、最悪そこさえどうにかしてしまえば問題はなさそうです。

なぜそんなことをしたのかという点で考えると、やはり監督である三田さんは、映像を完成させるためというのが一番ありそうです。

2011年までに山田さんは死んでしまったとのことですが、最後の配信が行われた2009年11月24日時点で、山田さんは死んでしまっていたが故に、映画を完成させるため最後のオチとなる映像を収録するために三田さんが行ったという可能性はありそうです。

山田さんの話は本当なのか?

ここまでは三田監督に関する話をあげていましたが、そもそも映画で語られた山田さんの話は本当なのか?という点も疑問が残る。

山田さんが語ったのは、いじめの件でいじめを行った子供の家に夜に向かって話をしていじめをなくした話、不登校の女の子の家に夜にいって勉強を教え、女の子には喜んでもらっていたという話。しかし、どちらの話も親から苦情が入り家庭訪問が禁止になったり、教師の辞職へと繋がってしまいました。

山田さん視点では、山田さん熱意が高すぎた故に回りに煙たがれてしまったという話になっていますが、それはあくまで山田さんの口から語られた話が情報源。果たして本当にこの話が正しいのか?という点に少し疑問が残ります。

これだけならいちゃもんといってもよい程度かもしれませんが、そこに加えて山田さんと妻と娘の関係についての話があるため山田さんが怪しく思えてしまう。

まずそもそもなぜ妻と娘と離婚したのか?という理由が不明。また、娘の誕生日を祝おうと向かったところ、山田さんに一言もなく引っ越した後だったというのが、どこか不穏。離婚相手にわざわざ伝える必要がないといえばそうなのですが、できるだけ距離を取りたかった理由があるのではないかと邪推してしまいます。

また、今回の映画自体は先ほど述べたように三田監督によるもので、そこに真実が全て描かれているのか?という点をそもそも疑問を持ってみる必要がありそう。三田監督も山田さんは子供の事になると周りが見えなくなるというコメントを残しており、山田さん視点では自分が頑張ったけれど周りに止められたとなっていますが、そもそも山田さん自体が問題だった可能性もあるのかもしれません。

飲み仲間の中西孝則さんの言っていた、山田さんは子供を怖がっているから、型にはめようとしている、という話もなかなか意味深で、3回目の放送に絡んでいる可能性は高そうです。

唄うと死ぬ歌の謎

色々と今回の話の怪しい部分をあげてみましたが、結局前回の話で謎だった部分はまだ謎のままとなっています。

特に大きな謎は、山田さんが作った『唄うと死ぬ歌』が、なぜ唄うと死ぬ歌と呼ばれるようになったのかという謎。ただ、これについては歌を作った山田さんが死んでしまったが故に、そういう歌として伝わったという可能性はあるのかもしれません。

しかし、今回のラストで監督から送られた山田さんの追悼映像では、山田さんの作った歌が完成したと話していましたが、そこで流れていたのは山田さんだけが歌ったもの。前回流れた子供の合唱が合わさったものとは異なるものでした。ただ、前回の歌にも子供の歌に隠れるように男性の声が入っていたので、今回流れた歌がベースになり子供の音声を上に乗せたものという可能性もあるのかも。

色々と考えられますが、この歌に関わる部分は一切謎。更に、貝塚さんや前回の萌花さんがこの歌を知っていた理由も謎のままとなっています。

前回の放送を見た段階では、今回の山田さんが教えた生徒に子供たちがいたのでは?と思っていましたが、歌が完成したのは2011年とのことで、それ以前という可能性はないとは言えませんがかなり低い。

そうなると、貝塚さん萌花さんが歌を知っている理由は、ネット上で上がっている映像に合唱パートが追加された理由に関係しているのかも。合唱パートは途中で子供の声が消えていたり、不自然な音が入っていたりと、何やら不穏な要素もあり、この合唱に関わった子供たちが歌を知っているなんてことはあるのかもしれません。また、2011年というと、萌花さんがまだ魔法少女を怖がっていなかった時期とも重なるので何かあった可能性は高いのかもしれません。

それ以外にも、1話冒頭の貝塚さんらしき映像では、腕に血がついていた理由も謎なまま。山田さんの死後の2011年以降に何かもう一つ事件が起きたように思えてきます。

また、1話、2話のサムネイルで使用されているマスクは、耳についたハートのイヤリングや眉毛の水色、顔の造形から考えると映画の最後で行われた魔法使い山田配信で利用された魔法少女の物となっています。もしかすると、本当の事件はこれから起きるのかもしれません。

今回の映像が時系列を入れ替えられ意味が変わっていた?

改めて2話を見ている中で映像の時系列が入れ替えられていたのでは?という疑惑も出てきましたので、そのあたりの内容について以下の記事でまとめています。

年代出来事
2009年魔法少女おじさんの収録時期?
2009年2月3日ふしぎな水の大変身ショー
魔法少女ヤマダによる授業配信
2009年3月31日きらめく魔法の授業(公民館での授業)
2009年9月20日山田さん教員試験失敗のメール
2009年11月24日?魔法使い山田の復活祭!知恵のステッキと共に!
(魔法使い山田復活の配信)
2010年アジア・セル・ドキュメンタリー映画祭2010(ACDF)
視点の扉 グランプリを受賞
2010年頃唄うと死ぬ歌がネット上でささやきはじめられる
2010~11年頃?萌花ちゃん4~5歳?
(作中でまだ魔法少女を怖がっていなかったとされた時期)
2011年4月30日山田正一郎さん追悼上映会
2023年以降SNSで徐々に注目を集める
なお、作中での3つの映像は
・時期不明:女性が歌う
・2022-7-2:少年の替え歌
・2025-3-30 演奏
となっていました。
2025年7月14日萌花ちゃん19歳?
番組放送

魔法少女山田 コミカライズ

本作のコミカライズがコミックゼノンにて行われることが告知されていました。コミカライズは2025年7月25日(金)12時いよいよ公開となるようです。

小説版:イシナガキクエを探しています

Tverにて配信

Tverでテレビでの放送終了後より配信開始しております。

この記事の画像は、Xで投稿された画像より引用しております。Copyright © TV TOKYO Corporation All rights reserved. Copyright © BS TV TOKYO Corporation All rights reserved.

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又三郎

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コメント

  1. 魔法少女大谷 より:

    一番最後のスタッフ紹介のところで拍手でよく聞き取れないですが男性の声で
    「やりたくもない○×◇やって・・・」
    って聞こえます。

    これが山田さんの声ならこのドキュメンタリーはほぼすべて三田監督が強制的にやらせていた偽ドキュメンタリーだったのでしょうか。
    30人程度の配信者に目をつけて自分が思い描いた頑張る変な中年という作り物のドキュメンタリーを作り無理と強要を重ねた挙句に何らかの形で亡くなってしまった山田さん
    それをごまかす形で作ったドキュメンタリー番組?

    1話でのバラエティは明らかに時間軸をを編集でいじっているのでこのドキュメンタリーも編集で時間軸をいじっているのは十分にあり得るのではないでしょうか。

    個人的に最後の聞き取りにくい声がなんて言ってるのかがとても気になります。

    • 又三郎 又三郎 より:

      山田さんの死をごまかすためのドキュメンタリーという可能性はありそうな気がします。
      また、山田さんの配信は最初の規模が小さいものだったので果たしてどのような経路で三田が山田さんを知ったのか?というのもちょっと気になりますね、
      次回は最期の続きが深堀されるのか、はたまた違うところか羅真相に迫るのか、何が語られるのか楽しみです。

  2. 田中太郎 より:

    こんにちは!

    ドキュメンタリーの最後に投稿された動画はおそらく山田さんではないんでしょうね。

    気になるのは貝塚さんと萌花さんと山田さんの関係性ですが、

    ①公民館で教えてもらった生徒
    ②別れた娘(これは萌花だけですが)
    ③山田さんが教師時代に勉強を教えていた引きこもりの生徒(これも萌花だけですが)
    ④山田さんが教師時代に話したいじめっ子

    のいずれかでしょうか。

    来週は最終回だと思いますが、衝撃の展開を楽しみにしています。

    • 又三郎 又三郎 より:

      山田さん教師時代の生徒周りの話は萌花さんの当時の年齢を考えると少し難しい気もしますね。年齢だけで考えると娘さん説はありそうな気もします。
      ナレーションでは娘一人と話したのがネックですが、あれも三田さんのナレなのでどこまで信用していいのかちょっと怪しい。
      萌花さんが催眠で魔法少女への恐怖を失った下りはまだ何かありそうですし、三田さんとは最終回で何かあるのかもしれません。
      今のところこれまでのシリーズのようなオカルト的な面が一切ないのもちょっと気になりますね。
      最後で何か仕掛けてくるのか、そういう話として落ち着くのか楽しみです。

  3. ななお より:

    「魔法使い山田の復活劇!知恵のステッキと共に!」というタイトルですが、復活劇ではなく復活祭と読めます。

    • 又三郎 又三郎 より:

      見返してみたところ、少し間違えて読んでいたようです。
      復活祭が正しそうですね。ご指摘ありがとうございました。

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