2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー23話『孤独な超新星、覚醒ウルフ!』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第23話『孤独な超新星、覚醒ウルフ!』感想
オルカ
ファイヤキャンドルにより奪われた指輪の奪還に、前回ラスト突如現れ力を貸したオルカ、更に陸王の裏切りと色々な展開が重なっていた今回の話。ファイヤキャンドルは暴走、陸王は過去の玲さんへの負い目故に彼に協力。オルカは単に力を求めた相手に力を貸しているという状況で、最終的に吠に力を貸すことに。
何やら訳ありのオルカに関しては、真白が参加したナンバーワンバトルの時から存在しており、今回のように使用したものを強化するも、怪人化させてしまい大きな被害を出したアイテムとのこと。そういえば、これまで真白は以前テガソードと共に世界を救ったという点だけ意識していたのであまり気にしてませんでしたが、彼もナンバーワンバトルを勝ち抜いていたことが、改めてはっきりとしました。結局オルカがなぜ生まれたのか?というあたりには触れられませんでしたが、まだ何か深堀され今後の話でも絡むのかはちょっと気にあんりますね。
オルカを使ったゴジュウウルフのパワーアップとしては、なかなか格好よく、テガソードアカツキもなかなか良い感じでした。ただ、オルカが吠に従うというくだりは、海の狼であるが故にというのはわかるのですが、あれだけ曰くつきのアイテムということで、吠であれば使いこなせるくだりにもう少し理由が欲しかった気もします。
とはいえ、吠もまだこの力を入手したばかりであることを考えると、今後の吠の状況によっては、今回のファイヤキャンドルのように力に流されてしまう展開が来るなんてこともあるのかもしれません。
陸王の裏切り
今回の事件は解決、仲間を裏切り攻撃してしまったことを気にする陸王に対して、以前同じように仲間たちを裏切った吠が陸王に言葉をかける流れはなかなか良い感じ。当時とはある意味逆のポジションになっており、あの時の吠からの成長を感じさせるようでした。
玲と陸王との関係の話については、真白がひとまずオルカを混乱させるための作戦だったと話をまとめることで仲間には伝えずにひと段落。とはいえ、この解決方法は、角野に対してはなかなか不誠実な物だったように思え、今後の不協和音の元になりそうな気もする流れでした。ここについては、玲と一河緒乙に絡むエピソードで掘られることになりそうです。
今回の真白の解決法を見ていると、テガソードが真白を警戒しているのも、こういった感じで本質的な解決を促さず表面的な終わらせ方を優先するからなのかなと思いましたが、自分で書いておいてちょっと無理筋な気がする。とはいえ、やはりあれだけのテガソードが警戒していた真白については、今後まだ何かありそうで気になります。
玲と一河緒乙
今回ひとまず玲さんの目的が明らかとなる。一河緒乙を手元に置いておきたい理由は、彼女がシンケンジャーのセンタイリングに触れている間のみ、その意識を保てているという点に期待したという事らしい。
前回からの陸王との会話で語られた通り、玲は過去に陸王を助けたことでその命を失っており、それが今陸王が玲に協力する理由となっている様子。そして、玲は一度死んだ自分の命をつなぐために一河緒乙とセンタイリングとの関係に興味を持ち攫ったとのこと。
気になるのは、一河緒乙がセンタイリングに触れたのはつい最近という事。一河緒乙が攫われたのはまだ彼女が幼い頃だったはずで、そもそも当時彼女を攫った理由になるのか?というのが大きな疑問点。
はっきりとした答えは当然まだわかりませんが、考えられるとするなら、当時から、一河緒乙はセンタイリングとの関係があった、という事。はたまた、玲に未来を見通す力でもあって、それ故に将来一河緒乙がセンタイリングと触れて意識を取り戻すことを知っていたなんて可能性もあるのか。まだまだ玲と陸王に絡む話は今後も続くようなので、まだまだこのあたりも一つの謎として残っていくのかもしれません。
ブランクのセンタイリング
玲と言えば、彼が持っていたブランクの指輪も気になる所。ぱっと見は通常のセンタイリングですが、その中にはレッドの姿はなく、その見た目から推測するに、これから先何らかの戦士がそこに描かれる形になるのは間違いなさそう。
そのリングを見つめながら彼が語っていたのは、無限をつかむという単語で、どうやらそれこそが玲がリングに宿らせたい力であるように思えます。無限の力とのことなので、既存の戦隊ではない新たな戦隊を作り…なんて可能性もあるのかも。
そういえば、以前きみが考える『スーパー戦隊』レッド という企画をやており、『オリガレッド 折リジナル戦隊オリガレンジャー』がナンバーワン賞に選ばれており、番組が借りて登場するとのことなので、こちらがそこに当てはまるなんてこともありそうです。
また、そもそもなぜ彼がブランクのセンタイリングを持っているのか?というあたりも謎。もしかすると、彼もかつては指輪の戦士として選ばれ何かの戦隊の力を持っていたが、何らかの理由でその力を失ったなんてこともあるのかもしれません。
玲に関しては、第三勢力であることがはっきりとしていますが、果たしてここからどのように絡んでくるのか気になるところです。
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