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山田の自殺と貝塚が園長に見せた怒りの理由はなぜ? 魔法少女山田(3) 第3回感想・考察 TXQ FICTION】

TXQFICTION3 感想文
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2025年7月22日に放送されたTXQ FICTIONによる第3弾『魔法少女山田』第3回の感想と考察になります。放送でのネタバレも含まれますので注意してください。

魔法少女山田(3)

魔法少女山田の真実

今回の魔法少女山田では、そもそもテレビで放送された魔法少女山田とは、何だったのか?という点について語られることになりました。ここまでの話は、魔法少女おじさんや、唄うと死ぬ歌とは何なのか?という事について、話が進められていましたが、それを語る貝塚さんや、貝塚さんと話をしている人物については謎のまま、しかし、貝塚さんは三田と連絡を取っていたことが明らかになり、最後に三田は、貝塚さんの調べた内容をドキュメンタリー映画にしてもよいかという確認を取る。つまるところ、これまで見せられていた魔法少女山田は、三田によるドキュメンタリー映画、魔法少女山田の第2弾であることが明らかになりました。

しかし、どうにも最後の三田の問いかけが非常に不気味な終わりとなっており、映画魔法少女山田の時点から、うっすらと感じさせていた山田さんに対して何を思っているのかわからない、三田の怖さというのが一つのテーマとしてあったのかなと思わせる展開でした。

山田正一郎は自殺した?

貝塚さんは、唄うと死ぬ歌を探るうちに山田さんの存在と彼が死んだことを知り、世間的には山田さんの死因が心不全とされる中で、彼がなぜ死んだのかというのを突き詰めるために行動していたようです。

前回の教員免許の試験から落ちた後、山田さんは幼稚園の事務員として働いていたことが語られる。更に今回、1話で登場した萌花さん、貝塚さんは山田さんが勤めていた幼稚園の生徒であったことが明かされ、二人が持つ魔法少女へのトラウマは、幼稚園時代に根差していたことが明かされる。そして、ネットに広がった唄うと死ぬ歌の音源となっただろう映像が最後に登場し、そこで山田さんの最後が示唆される展開となっていました。

貝塚さんが撮影していた映像では、梁にカメラを向けていたり、三輪車の映像だったりと、このあたりが山田さんの死に関係していたことが示唆されているようにも見える。最後の監視カメラの映像で、魔法少女の姿で部屋に入る山田さんは左手に何かを持っているようにも見え、どうもそれはロープのように見える。

さらに、今回途中で語られた魔法少女の小説での空を飛ぶ描写、廃園となった幼稚園に残されていた子供たちが書いたであろう空を飛ぶ魔法少女のイラスト、そして、貝塚さんが語った自ら…という言葉から考えると、山田正一郎さんはあの場で魔法少女の恰好をして自殺を行ったという風に解釈するのが良いのかもしれません。また、その姿を見ていた28人の幼稚園児たちは魔法少女に対して強いトラウマを持ち、萌花さんのように魔法少女自体に恐怖するものの、貝塚さんに単に忘れてしまっただけ、とそれぞれ度合いは異なりながらも強いトラウマを持ってしまったということのようです。

山田さんが自殺した理由は?

今回の話で大筋は匂わされましたが、果たしてなぜ山田さんが自殺したのか?という点は明確にされずに終わりました。三田さんの話では、幼稚園での仕事は楽しく行っていたようですし、

1話の1:19頃、貝塚さんが三田に送った資料の最後にIMG_3412.mov というファイルがあります。かなり小さな文字で潰れてしまっているのですが、拡大してみてみると暴力・暴言・土下座といった感じの単語が書かれているようにも見えます。もしかすると、幼稚園内で山田さんに対してパワハラのようなことが行われており、それ故に山田さんは死を選んだという可能性もあるのかも。

そして、山田さんの死因がパワハラであったとするなら、貝塚さんはそれを知ったが故に、山田さんの死因を心不全として誤魔化そうとした園長の態度に怒ったという可能性もありそうです。今回最後に流された監視カメラの映像での幼稚園児たちから山田さんへの態度は、山田さんや魔法少女山田に対して好印象をもっていたように見えます。貝塚さんもあの幼稚園児の中の一人だとしたら、山田さんに対して好意を持っており、山田さん自殺の記憶を思い出すと同時に山田さんへの好意も思いだし、山田さんの事を思ってあれほど延長に対して怒りを向けたなんて事もありそうです。

ただ、仮にそうだとしても、山田さんがなぜ子供たちの前で死ぬことを選んだのか?という点は謎。彼はかねてから子供たちに魔法をかけようとしていたことを考えるに、現実に絶望した山田さんは、最後に自らの命をかけて子供たちに魔法をかけようとした、なんてことも考えられそうですが、もはや推測することしかできず、ある意味この時の山田さんの心境もまた、本作における一つの恐怖の対象という事なのかもと思わせてきました。

唄うと死ぬ歌はどこからネットに流れたのか?

唄うと死ぬ歌としてネットに流れていた音源は、最後に流された監視カメラの映像の音声のようでしたが、果たしてあの映像はどこから流出した物だったのか、というのは残された謎となっていそうです。貝塚さんの話では、あの映像は誰かは言えないが、とある人物からもらったとのこと。

園長の家に向かった際に園長に激昂する流れで入手し、それゆえに入手経路を人に話すことはできないのか?とも思いました。しかし、貝塚さんは気持ちに任せあの場で暴れてしまいそのまま手に怪我をして逃げ出しただけ、そうなると偶然その映像を入手できたとは思いにくいです。

またあの映像の様子を見るに、監視カメラの映像をモニタに写したものをさらに他の媒体で録画したものであることが推測できます。つまるところ、録画した映像をそのままコピーすることはできなかったという事。このあたりから考えると、幼稚園内にあの自殺を隠蔽したことを後ろめたく思っている人がいたが故に、自殺の証拠を残しておく、ネットに公開するといった形で、世間に広めようとした人がいたなんてこともあるのかも。ただ、そうであるならあの歌を広める必要はなく、映像自体を広めるべきですし、唄うと死ぬ歌として広める必要はなさそうで、この考えは無理があるように思える。

そうなってくると、山田さんが働いていた幼稚園や、幼稚園の元園長さんの連絡先を知っていた三田さん、映画の為ならば妙な行動力のある彼女が、どうにかあの映像を用意し、自らの映画の話題作りのために意味深なタイトルと共にネットに流したのかも。2010年にはネットで噂になっていたという『唄うと死ぬ歌』、それが巡り巡って2025年に貝塚さんに届き、魔法少女山田第2弾制作のきっかけとなったなんてこともあるのかもしれません。

時系列と漫画版で気になる点

漫画版の主人公である佐藤さんは魔法少女に対する恐怖心を持っており、唄うと死ぬ歌を知っている人物で、シンパイ刑事を、7/15の深夜0:25頃からついていたテレビ放送で見たことが描かれています。

この7/15というのが、魔法少女山田の第1回放送の時間帯とほぼ一致していたという点が、漫画を読んだ時から気になっている点でした。

魔法少女山田の3回目の放送では、これまで放送されていた番組やラジオの日時が公開されており、改めて1話で放送されたシンパイ刑事が2024年6月3日に放送されたということがが明かされました。つまり、彼が見ていたものは、少なくともシンパイ刑事の初めてのテレビ放送ではないことが判明しました。

佐藤さんは20歳とされており、貝塚さんの年齢と一致。つまるところ、佐藤さんの時系列は貝塚さんが三田さんに接触していた時期と同じ年。であるならば、佐藤さんが見たのは、私たちが見たテレビで放送された魔法少女山田の中のシンパイ刑事だったという可能性が高まったように思えます。

これがどのような意味を持つのかはわかりませんが、魔法少女山田の漫画版の話は、ある意味リアルタイムに近い時系列進んでいる裏話となっているようで、まだ何かが明かされることもありそうに思えてきました。

年代出来事
2009年魔法少女おじさんの収録時期?
2009年2月3日ふしぎな水の大変身ショー
魔法少女ヤマダによる授業配信
2009年3月31日きらめく魔法の授業(公民館での授業)
2009年9月20日山田さん教員試験失敗のメール
2009年11月24日?魔法使い山田の復活祭!知恵のステッキと共に!
(魔法使い山田復活の配信)
2010年アジア・セル・ドキュメンタリー映画祭2010(ACDF)
視点の扉 グランプリを受賞
2010年9月17日監視カメラの映像(山田さん自殺)
2010年頃唄うと死ぬ歌がネット上でささやきはじめられる
2010~11年頃?萌花ちゃん4~5歳?
(作中でまだ魔法少女を怖がっていなかったとされた時期)
2011年4月30日山田正一郎さん追悼上映会
2023年以降SNSで徐々に注目を集める
なお、作中での3つの映像は
・時期不明:女性が歌う
・2022-7-2:少年の替え歌
・2025-3-30 演奏
となっていました。
2024年6月3日シンパイ刑事(萌花ちゃん19歳)
2024年8月8日サタデーナイトリッスン
貝塚さんが唄うと死ぬ歌を聞いたラジオ
2025年7月14日番組放送

魔法少女山田感想

前回の山田の復活配信に関する部分などは、山田さんが行ったものとされており、色々と考えた考察なんかはすべて間違っていたことがわかりました。とはいえ、今回の放送された映像まで含めて、そのすべては三田が編集した映像であること、貝塚さんの話を聞いた際に即座にドキュメンタリー映画を作っていいか?と問いかけた三田の異常さを考えると、三田が都合の良い話として世間に公開されている可能性もないとは言い切れません。

こういった点を考えると、TXQFICTION第一弾のイシナガキクエを探しています、で最後のテレビ放送後にネット限定の追加エピソードがあったように、こちらも実は4話が存在するのでは?と思ってしまいます。とはいえ、ひとまず山田の死について自殺という事が示唆され、貝塚さん達が唄うと死ぬ歌を知っていた理由、魔法少女を恐れていた理由についても明かされひと段落したのも事実。漫画版はまだ連載が続いている事もあり、こちらで何か新展開があるしれず、ひとまずそこに目を向けておきたいところです。

漫画では、単に山田の死の真相が明かされることになるのか、はたまた、まだわからない部分が明かされるのか、わかりませんが、ひとまず2話の更新を気にかけておきたいですね。

小説版:イシナガキクエを探しています

Tverにて配信

Tverでテレビでの放送終了後より配信開始しております。

この記事の画像は、Xで投稿された画像より引用しております。Copyright © TV TOKYO Corporation All rights reserved. Copyright © BS TV TOKYO Corporation All rights reserved.

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又三郎

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