2025年8月20日配信開始、週刊少年サンデー2025年38号で連載された龍と苺252話「伝説への憧れ」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
伝説への憧れ
プロ入り決定
プロ入り最後の一枠を決めるための対局が始まった今回のお話ですが、どうにも冒頭の奨励会三段リーグができて140年、だったり、278期の歴史だったり100年後故のスケールの大きい数字が並んでいてちょっと笑ってしまう。
そんな中、今回は山野辺ミクが勝てばそのままプロ入りが確定するという状況で、そのまま今回ミクが勝利をつかみ二人のプロ入りが決定するという展開になりました。
以前の復活した山野辺VS苺ちゃんの対局を見ていたが故に、改めて考えが引き締まったミク故の勝利といった感じのお話でしたが、今回のラストシーン森田の方は汗をかいてかなり必死だったのに対して、ミクの方はどこか冷静な態度を最後まで保ち続けていたというのがなかなか印象的。今回苺ちゃんの口からも語られていたように、彼女の今の実力の高さを感じさせるようなシーンでした。
個人的に今回、皆緊張して試合に臨む中、一人既に勝ったあとの棋士になったコメントを考えているアッコの彼女らしさがなかなか好み。今回のプロ入りは逃す形となってしまいましたが、この状況でここまで余裕を持てる彼女もまたいずれプロ入りするんだろうなと予感させる態度でした。ただ、今回のラスト表情が見えない後姿を描かれていたのは、何やら意味深、次回に何か繋がるのかもしれません。
さて、ひとまず今回で決着となった三段リーグプロ入りを決めるお話、ある意味苺ちゃん対AIの間のお話といった印象もある三段リーグ絡みの話、ここからの苺ちゃんに何か絡んでいくのかもちょっと気になるところです。
そういえば、龍と苺の最新刊22巻が9月18日発売とのことで、予約なども開始しているようです。
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